この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン6:冬の狂風
- エピソード6:血盟の血
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン6:冬の狂風
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すぐにわかる「血盟の血」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン6、エピソード5:「扉」)
- アリアは、劇の女優を殺すように命じられる
- シオンとヤーラは、船団を奪ってアイアン・アイランドから逃げ出す
- ジョラーはグレースケールの治療法を探すためにデナーリスの元を去る
- ウィンターフェル奪回を目指すジョンとサンサは、同盟を求めてキャッスル・ブラックから出発する
- ホーダーは“扉”をおさえて、死の軍団の襲撃からブランを守る
今回のあらすじ
- ブランとミーラは、行方不明だったベンジェンに救われる
- シタデルに向かうサムは、故郷のホーン・ヒルに立ち寄る
- アリアは暗殺の命令に背き、ニードルを取り戻す
- ハイ・スパローはトメン王と組み、王家と信仰の協定を宣言する
- デナーリスはドスラクの兵を率いてミーリーンへと戻る
よくわかる「血盟の血」の解説
ブランが見る様々なビジョン、中にはまだ起きていないことも
エピソード冒頭では、シーズン4・エピソード2「獅子と薔薇」と同じように、ブランは過去・現在・未来の様々なビジョンを見る。
以下、まだストーリーに登場していないシーンだけをまとめてみた。
「まだストーリーに登場していない=未来」とは限らない
大量のワイルドファイア
シーズン2・エピソード9「ブラックウォーターの戦い」でお馴染みのワイルドファイア(鬼火)。どこかの建物の中で、大量に貯蔵されている。そして一気に爆発。
思い返すと、かつてジェイミーは「大量のワイルドファイアがキングズ・ランディングにある」と言っていた。(シーズン3・エピソード5「炎の口づけ」にて、ジェイミーが「マッド・キングを殺した理由」をブライエニーに説明するシーン)
王都じゅうにワイルドファイアの貯蔵所を作らせた
ベイラー大聖堂の地下や蚤の溜まり場
厩舎や旅籠の地下にも
レッド・キープにまで
byジェイミー(シーズン3・エピソード5「炎の口づけ」にて)
マッド・キングを刺し殺すジェイミー
キングズガードの誓いを破り、自らの王であるマッド・キングを刺し殺すジェイミー。
マッド・キングを殺した後、“鉄の玉座”に座るジェイミー。
血だらけの胴体と誰かの手
血だらけ体を触る者、触られる者。
キングズ・ランディングの上空を飛ぶドラゴン
キングズ・ランディングの上空を飛ぶドラゴン。これはデナーリスのドラゴンでしょうか?それとも…
サムの故郷、ホーン・ヒルとターリー家
オールドタウン(Oldtown)にある“シタデル”(知識の城=Citadel)を目指すサムは、故郷のホーン・ヒル(Horn Hill)に立ち寄る。
ホーン・ヒルはリーチ(河野平野=Reach)の南西に位置するターリー家のお城。忘れがちだけど、サムは名家出身のお坊ちゃんなのです。
ココがポイント
ホーン・ヒルのターリー家は、ハイガーデンのタイレル家に忠誠を誓う。(タイレル家はリーチの領主)
ターリー家の当主は、サムの父親のランディル・ターリー。
ターリー家の家宝は、ヴァリリア鋼の剣“ハーツベイン”(Heartsbane)。
ランディル・ターリー(演:ジェームズ・フォークナー)
- ホーンヒルの当主
- リーチ(河野平野)を治めるタイレル家の旗主
- ロバートの反乱で、ロバート軍を唯一負かせた強力な軍を率いる(タイレル家はターガリエン側だった)
- デブで臆病者の長男サムを、ターリー家の後継者にさせないためにナイツ・ウォッチに送った
ターリー家伝統のヴァリリア鋼の剣“ハーツベイン”
ターリー家はヴァリリア鋼で出来た剣“ハーツベイン”(Heartsbane)を持つ。
ヴァリリア鋼は、来たる戦における大事な武器。ホワイト・ウォーカーを殺せることはシーズン5・エピソード8「堅牢な家」で判明している。
ただし、数は限られていて、ハーツベインを含めてまだ5本しか登場していない。
- ヴァリリア鋼の短剣(名無し)
- ロングクロウ
- ウィドウズ・ウェイル
- オウスキーパー
- ハーツベイン ← NEW
※スターク家の大剣アイスがウィドウズ・ウェイルとオウスキーパー分割された
ココがポイント
ヴァリリア鋼の製造方法は“破壊”(The Doom)で失われているため新たに作れない(“破壊”の簡単な歴史はシーズン5・エピソード5「“壁”の決断」を参照ください)
リヴァーラン城はブラックフィッシュに奪われる
シーズン3以来の登場となるウォルダー・フレイが
- 「リヴァーランを奪い返せ」
- 「ブラックフィッシュを降参させろ」
- 「エドミュア、故郷に帰れるぞ」
と言っている経緯を簡単に説明しよう。
- フレイ家は、通称“レッド・ウェディング”(シーズン3・エピソード9:キャスタミアの雨)で、タリー家の長のエドミュア・タリーを監禁する
- エドミュア監禁後、フレイ家はタリー家のリヴァーラン城を奪う
- “ブラックフィッシュ”ことブリンデン・タリーが、リヴァーランを奪い返す(ブラックフィッシュは“レッド・ウェディング”中、たまたまトイレに行ってて殺戮を逃げれた)
- フレイ家は、エドミュアを引き出して、ブラックフィッシュ降伏を誘おうとする
この状況に加え、ジェイミーとブライエニーもリヴァーランに向かうことになる。
- ジェイミー率いるラニスター軍(トメン王はジェイミーをキングズガードの総帥から外し、リヴァーラン奪回に向かわせる)
- ブライエニーとポドリック(前エピソード:「扉」で、サンサはブライエニーをリヴァーランに派遣する)
ドラゴングラスは人間を救える?
死の軍団に追いつかれてしまったブランとミーラは、とっくに死んだと思われていたベンジェン叔父によって救われる。(ベンジェンはなんと、シーズン1・エピソード3:冥夜の守人以来の登場)
ベンジェンは一度ホワイト・ウォーカーに殺されたものの、“森の子ら”の魔法によって蘇ったと言う。それも、ドラゴングラスで。
ベンジェン:
俺は氷の剣で 魔物の1人に刺され
魔物に変わるところだった
だが“森の子ら”が 奴らの魔術を止めてくれた
ブラン:
どうやって?
ベンジェン:
奴らの作ったのと同じ物でだ
見ただろう?
ブラン:
ドラゴングラスか
それを胸に刺した?
ベンジェン:
三つ目の鴉になったか
ドラゴングラスはとても不思議なもの。
- ホワイト・ウォーカーを殺せる
- ホワイト・ウォーカーを作れる
- 魔物に変わる前の人間を救える?
「血盟の血」の感想
トメン、くそゴミだな。
ジョフリーよりトメンの方がクソだな。
ジョフリーがいたら、スパローたちなんて存在していなかったんだろうな。
だいたいこの顔なんだよ。
これでハイ・スパローは事実上、七王国の最高権力者。
ああぁぁジョフリーがいれば…
全然話変わるけど、マッド・キング見れて良かった。ほんの一瞬だったけど。
「血盟の血」の名言
He can bloody well try.
来ればいいさ
byサムウェル・ターリー
しばらく? 0回です。
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