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出典:hbo.com
この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン4:戦乱の嵐-後編-
- エピソード1:二本の剣
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン4:戦乱の嵐-後編-
- エピソード1:二本の剣(Two Swords)←今回はコレ
- エピソード2:獅子と薔薇(The Lion and the Rose)
- エピソード3:奴隷解放者(Breaker of Chains)
- エピソード4:誓約を果たすもの(Oathkeeper)
- エピソード5:新王誕生(First of His Name)
- エピソード6:裁判(The Laws of Gods and Men)
- エピソード7:月の扉(Mockingbird)
- エピソード8:山と毒蛇(The Mountain and the Viper)
- エピソード9:黒の城の死闘(The Watchers on the Wall)
- エピソード10:世継ぎたち(The Children)
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すぐにわかる「二本の剣」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン3、エピソード10:「次なる戦いへ」)
- ヤーラは弟のシオンを助けると決意し、アイアン・アイランドを出発する
- ダヴォスは捕虜となってたジェンドリーを逃がす
- サムとジョンはキャッスル・ブラックに帰還する
- ジェイミーはキングズ・ランディングに帰還する
- デナーリスはユンカイで解放された元奴隷たちから“ミサ”(母=Mhysa)と崇められる
今回のあらすじ
- ラニスター家はヴァリリア鋼の剣を手に入れる
- オベリン・マーテルが王都入りする
- アリアは“ニードル”を奪い返す
よくわかる「二本の剣」の解説
ラニスター家はヴァリリア鋼の剣をゲット
スターク家のテーマソングが流れながら二本の剣が作られるオープニング。なぜスターク家のテーマソングかというと、溶かしている剣が“アイス”だから。
ココがポイント
“アイス”はヴァリリア鋼で出来たスターク家伝統の大剣。シーズン1・エピソード1「冬来たる」やシーズン1・エピソード9「ベイラー大聖堂」の処刑シーンで使われている。
製造方法が失われた“ヴァリリア鋼”(Valyrian steel)の剣はものすごく貴重なもの。全世界でヴァリリア鋼の剣は数本しかないと言われており、あの裕福なラニスター家ですら持っていなかった。
スターク家を滅ぼした(まあ、まだブランらは生きているけど)ことにより念願だったヴァリリア鋼を手に入れたタイウィンは鍛冶師に二本の剣を作らせる。そのうち一本はキングズガードの総師ジェイミーに与える。
タイウィンはジェイミーにキングズガードを辞めさせたい、けどジェイミーは続けたい
タイウィンは、ジェイミーにキングズガードを辞めさせたい。キャスタリーロックの城主(ラニスター家の跡取り)になって欲しいからだ。
ココがポイント
ジェイミーがキングズガードのままだと、キャスタリーロックの城主(ラニスター家の跡取り)になることは出来ない。
なぜなら、キングズガードは領土や家族も持てない(結婚できない、子どもをつくれない)から。
だが、ジェイミーは父の命令に背いてキングズガードを続けることにする。理由は2つ。
1つ目は、名誉のため。騎士のエリート中のエリートであるキングズガードを務めることは、大変な名誉。
2つ目は、サーセイと一緒になれるため。摂政女王のサーセイはずっとキングズ・ランディングにいるから、キングズガードを続ければいつも彼女のそばにいれる。
「ドーン」の「マーテル家」が新たに登場
ジョフリーの婚儀に出席するため、ドーン半島を治めるマーテル家が王都入りする。
ドーンはミアセラ(サーセイの娘)がマーテル家の息子に嫁ぐために行った場所。(シーズン2・エピソード6「古今の神々」参照)
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ここでは、新キャラ2名と「ラニスター家との因縁の関係」について簡単にふれておこう。
オベリン・マーテル(演:ペドロ・パスカル)
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- ドーン領主ドーラン・マーテルの弟
- 故エリア・マーテルの弟
- 通称“レッド・ヴァイパー”(赤い毒蛇=Red Viper)として知られる恐るべき戦士
- 男も女もいける
ココがポイント
本来であればジョフリーの婚儀にはドーラン・マーテル(大公)が参加するべきだが、健康状態が良くないため欠席。その代理として、弟のオベリンが王都入りする。
エラリア・サンド(演:インディラ・ヴァルマ)
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- オベリンの愛人
- ウラー家の落とし子
- 男も女もいける
ココがポイント
「サンド」はドーンで生まれた落とし子につけられる姓。(詳しいことはシーズン3・エピソード10「次なる戦いへ」を参照)
マーテル家はラニスター家のことが大っ嫌い
親父に来たと伝えろ
借りを返すのはラニスターだけじゃない
byオベリン・マーテル
ティリオンに向かって「復讐しにきた」とはっきり言うオベリン。
マーテル家は、なぜラニスター家に「借りを返し」にきたのか?それはロバートの反乱までにさかのぼる…
- オベリンの姉のエリア・マーテルが王子レイガー・ターガリエンと結婚する(レイガーはマッドキングの息子、デナーリスの兄)
- レイガーがリアナ・スターク(ネッドの妹、ロバートの婚約者)を誘拐する
- ロバートの反乱が起きる
- マウンテンが<エリア⇔レイガー>の子供たちを殺す
- マウンテンがエリアを強姦し、その後殺す
オベリンの姉とその子供たちはマウンテンに殺された。
つまり、タイウィンに殺された。
マウンテンに指示を出しているのは、今も昔もタイウィン・ラニスター。
ダーリオ・ナハーリスの俳優チェンジ
混乱しないために一応書いときますが、ダーリオ・ナハーリスの俳優は変わりました。(役は同じ)
シーズン3の旧ダーリオ(演:エド・スクレイン)
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シーズン4からの新ダーリオ(演:マイケル・ユイスマン)
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野人のゼン族と新キャラのスター(演:ユーリー・コロコリニコフ)
ゼン族は、マンス・レイダーが束ねる野人たちの部族の一つ。人肉を食べることで知られている。
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リーダーの名前は、スター。ちなみに英語は「Star」ではく「Styr」
久しぶりの登場、道化師のドントス・ホラード
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サンサにネックレスを渡したのは道化師のドントス・ホラード。彼はシーズン2・エピソード1「王の乱立」のジョフリーの命名日を祝う闘いの儀式に登場していいる。
ドントス・ホラードは命名日で助けてくれたお礼に、サンサに大事なネックレスを渡す。
アリアは“ニードル”を奪い返す
アリアがジョンからもらった大事な剣“ニードル”は、シーズン2・エピソード3「鉄の決意」でラニスターの家臣ポリヴァーに奪われてしまっていたが…
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ライサ(キャトリンの妹)の元へ向かうアリアとハウンドは、たまたまマウンテンの兵士たちに遭遇する。
アリアは友達のロミーが殺されたときと同じように(↓ 今回の名言)ポリヴァーを刺して“ニードル”を奪い返す。
「二本の剣」の感想
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印象に残ったシーンは、叔父(本当は父親)のジェイミーを馬鹿にするジョフリー。
キングズガードの偉業が記されている“兄弟の書”(The Book of Brothers または The White Book)をペラペラとめくり、
「あれ? ジェイミーのおっさん? あれ、なんにも書いてないよ?」
いや~本当にムカつくわ。
でも、たしかに。
ジェイミーはもう40歳。利き腕の右手は失っている。
こんな状態から、名誉挽回できるのかな?
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シーズン2・エピソード3「鉄の決意」のポリヴァーと同じセリフ
↓
「二本の剣」の名言
Maybe I'll pick my teeth with it.
楊枝代わりにしようかな
byアリア
>>つぎは「エピソード2:獅子と薔薇(The Lion and the Rose)」
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