この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン2:王国の激突
- エピソード6:古今の神々
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン2:王国の激突
- エピソード1:王の乱立(The North Remembers)
- エピソード2:粛清(The Night Lands)
- エピソード3:鉄の決意(What Is Dead May Never Die)
- エピソード4:光と影(Garden of Bones)
- エピソード5:ハレンの巨城(The Ghost of Harrenhal)
- エピソード6:古今の神々(The Old Gods and the New)←今回はこれ
- エピソード7:義なき男(A Man Without Honor)
- エピソード8:決戦前夜(The Prince of Winterfell)
- エピソード9:ブラックウォーターの戦い(Blackwater)
- エピソード10:勝者(Valar Morghulis)
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すぐにわかる「古今の神々」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン2、エピソード5:「ハレンの巨城」)
- メリサンドルから生まれた“スタニスの顔をした影”がレンリーを殺す
- シオンは北部奪略のためにアイアン・アイランドを去る
- ラニスター軍の守兵のふりをしているジャクェン・フ=ガーは、アリアに3つの命を約束する
- ナイツ・ウォッチは“最初の人々の拳”と呼ばれる場所でクォリンと合流する
- ティリオンは火術師を訪ね、膨大の数のワイルドファイアが貯蔵されていることを知る
今回のあらすじ
- シオン・グレイジョイ率いるアイアンボーン(鉄人)がウィンターフェルを奪取する
- 女性野人イグリットを殺すことに躊躇してしまったジョンは仲間とはぐれてしまう
- 王の一行は庶民の暴動に巻き込まれてしまう
- デナーリスのドラゴンが何者かによって盗まれる
よくわかる「古今の神々」の解説
だいたいの流れ
- シオン・グレイジョイ率いるアイアンボーン(鉄人)がウィンターフェルを奪取する
- シオンに歯向かったロドリック・カッセルが処刑される
- ハレンホールに到着したリトルフィンガーは、タイウィンにタイレル家との同盟を提案する
- ジョンらは女性野人のイグリットを捕まえる
- イグリットを殺すことに躊躇してしまったジョンは仲間とはぐれてしまう
- マーテル家の息子と嫁ぐことになったミアセラはドーンに旅立つ
- 王の一行は庶民の暴動に巻き込まれてしまう
- ハウンドはレイプされそうになったサンサを助ける
- “香辛料の王”から船を提供してもらえないデナーリスは失望する
- アリアはロブ(北軍)に関する機密手紙を盗むが、ラニスターの家臣のエイモリー・ローチにバレてしまう
- アリアより、エイモリー・ローチを殺すように依頼されたジャクェンはすぐに実行する
- ロブは治療者のタリサに惚れ始める
- ロブの基地に到着したキャトリンは、ロブに結婚相手が決まっていることを思い出させる
- ジョンとイグリットは一緒に寝る
- 裏切ったシオンがウィンターフェルを奪取したことがロブらの耳に入る
- ルース・ボルトンは落とし子のラムジーをウィンターフェルに送らせて、シオンを捕まえることを提案する
- オシャはシオンに仕えているふりをして、その隙にブラン、リコン、ホーダーを逃がす
- ザロの豪邸に帰ったデナーリスは、部族が殺されドラゴンが何者かによって盗まれたことを知る
メイスター・ルーウィンの立ち位置
シオンと一等航海士のダグマーが練りたてたプランは見事に成功。兵士が手薄になった状況をうまく利用し、ウィンターフェルを奪取する。
そしてウィンターフェルの新しい城主となった“太子シオン”は「勝利を伝えるレイヴンを送れ」とメイスター・ルーウィンに命じる。
ところでこのシーン、「メイスター・ルーウィンってスターク家に仕えているのでは? シオンの命令に従う必要あるの?」と思いませんでしたか?
メイスターは特定の名家ではなく城主に仕えるようになっています。
だからメイスター・ルーウィンのボスは、スターク家ではなくウィンターフェルの城主になります。メイスターは仕える人を選べないのです。
アリアの正体はリトルフィンガーにバレていない(と思う)
ハレンホールに到着したリトルフィンガーは、タイウィンにタイレル家との同盟を提案する。(レンリー亡きあと、タイレル家は本拠地のハイガーデンに一旦戻った)
ここのシーン、タイレル家の同盟うんちゃらかんちゃらより、アリアの正体がバレないかヒヤヒヤしますよね。というかリトルフィンガーの目線とアリアが動揺してワインをこぼすバカ(可愛い)な行動に気が取られて会話の内容が全然頭に入ってこない…
ところで、リトルフィンガーは酌取りがアリアだとわかったのでしょうか?
(二人は面識がある。キングズ・ランディングで会っているし、喋っている。シーズン1・エピソード4「壊れたものたち」の馬上槍試合にて)
私は、アリアの正体はバレていないと思っています。(あくまでも私の考察です)
理由を語ると少しネタバレになってしまうので、ここではあえて伏せておきます。(シーズン後編で説明します)
イグリット(演:ローズ・レスリー)がいう“自由人”とは?
ジョンらは見張りを行っていた野人のイグリットを捕まえる。
イグリットは自分たちのことを“自由人”(フリー・フォーク=Free Folk)と呼んでいますが、これは“野人”(ワイルドリング=Wildlings)と同じです。単にどっちの目線かによって“自由”なのか“野生”なのかの違いです。
英語の勉強
- folk = 人々 (free folk = 自由な人々)
- wilding = 野生の
ミアセラはドーンへと旅立つ
“王の手”代理を務めるティリオンは、サーセイの娘(自分の姪)をドーンという南の地方へと送らせる。(経緯はシーズン2・エピソード3「鉄の決意」参照)そこでミアセラは名家のマーテル家の息子に嫁ぐことになります。
ティリオンはミアセラのことを愛しており、本当はそばに置きたいと思っています。
しかし、なぜこのように一見冷酷な行動をとっているかは、下記2点のため。
- マーテル家及びドーンとの軍事同盟
- ミアセラ自身の安全の確保
スタニス率いるバラシオン軍と、ロブ率いる北軍が王都に迫ってきている。王都の兵士の数では劣勢なので、マーテル家との同盟を結ぶ必要があるのです。(ラニスター軍のほとんどは、リヴァーランドのハレンホールに拠点を置いているので遠い)
また、もし王都が落ちるならば、子どもであろうと、女性であろうとラニスター家の人間は全員処刑される可能性がある。だから戦が始まる前に、ミアセラを安全なところに避難させようとしているのです。
そういう理由でティリオンは、愛する姪を仕方なくドーンのマーテル家に嫁がせることにする。
ロブはタリサに惚れていますね
ロブは治療者のタリサに完全に惚れてしまいました。男は分かりやすい生き物ですね。
それを見抜いたキャトリンは、ロブに念を押してリマインダーします。
あなたには責任が
それには犠牲が伴う
あなたは他の女性と結婚する
借りを返さなければ
byキャトリン
ロブはシーズン1・エピソード9「ベイラー大聖堂」でフレイ家が統治するツインズの橋を渡るために約束を交わしていた。そのなかで、戦が終わったらロブとフレイ家の娘のひとりが結婚することが、橋を渡るための絶対条件。
ロブ、恋している場合じゃないぜ…
「古今の神々」の感想
プリンス・シオン…
許せん…
公平に育ててくれたロドリック・カッセルをいとも簡単に処刑するとは。なんなの?
一振りでロドリックの首を切り落とせないのは、シオンの心境を語っていますね。心のブレ。
自分がスタークの人間なのか、グレイジョイの人間なのか分からなくなっているのでは?
「古今の神々」の名言
I should have put a sword in your belly instead of in your hand!
剣を握らせず腹に突き刺すべきだった
byロドリック・カッセル
>>つぎは「エピソード7:義なき男(A Man Without Honor)」
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