この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン5:竜との舞踏
- エピソード10:慈母の慈悲
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン5:竜との舞踏
- エピソード1:新たな戦いの幕開け(The Wars to Come)
- エピソード2:黒と白の館(The House of Black and White)
- エピソード3:雀聖下(High Sparrow)
- エピソード4:ハーピーの息子たち(Sons of the Harpy)
- エピソード5:“壁”の決断(Kill the Boy)
- エピソード6:父の仇(Unbowed, Unbent, Unbroken)
- エピソード7:贈り物(The Gift)
- エピソード8:堅牢な家(Hardhome)
- エピソード9:竜の舞踏(The Dance of Dragons)
- エピソード10:慈母の慈悲(Mother's Mercy)←今回はこれ
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すぐにわかる「慈母の慈悲」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン5、エピソード9:「竜の舞踏」)
- ジョンと野人たちはキャッスル・ブラックに帰還する
- ジェイミーとブロンは自由の身となり、ミアセラを王都に連れ戻す許可を得る
- アリアはブレーヴォスの港でマーリン・トラントを目撃する
- メリサンドルの助言に従い、スタニスは娘のシリーンを生贄にする
- デナーリスらはハーピーの息子たちの襲われるが、ドロゴンが助けに来る
今回のあらすじ
- サムはメイスターになるためにキャッスル・ブラックを去り、シタデルを目指すことになる
- スタニスはブライエニーによって殺される
- サンサとシオンはウィンターフェルの城壁から飛び降りる
- アリアはマーリン・トラントを殺すが、誤った命を奪った代償として視力を奪われる
- デナーリスはドスラク人に拘束されてしまう
- サーセイは“慈母のお慈悲”をうけてレッド・キープに戻る
- ジョンはナイツ・ウォッチの仲間に裏切られて殺される
よくわかる「慈母の慈悲」の解説
メイスターを目指すサムはシタデルへと出発
サムはメイスターになるため、“シタデル”(知識の城=Citadel)を構えるオールドタウン(Oldtown)へと旅立つ。
僕とジリと赤ん坊を オールドタウンに行かせて
メイスターになるために
メイスターの方が役に立てる
メイスター・エイモンは もういない
シタデルにある世界最大の図書室で
歴史や戦略 治療法を学ぶ
他にもたくさん
奴らが現れた時 役立つはず
byサム
メイスターの資格を得るには、シタデルで学位を取らなけばならない。
また、シタデルには世界最大の図書室があり、来たる戦において役立つ知識を見つけ出すことができるかもしれない。本が大好きなサムを、シタデルに派遣する案は得策だろう。
ちなみにシタデルはウェスタロスの南西に位置し、その近くにはサムの故郷であるホーン・ヒル(Horn Hill)がある。
誤った命を奪った代償としてアリアの視力は奪われてしまう
アリアが目指す“誰でもない者”は自己を捨てなければならない。個人的な感情によって「殺す対象」を決めてはならない。
それを知っていながらも、アリアは自身の“殺しリスト”入りしていたマーリン・トラントを暗殺する。
アリアは、誤った命を奪った代償として視力を奪われてしまう。
ミアセラは“長い別れ”によって毒殺される
キングズ・ランディングへと発ったミアセラは、船の中で突然鼻血を出し倒れる。
ミアセラは、未だに復讐を誓うエラリア・サンドによって毒殺されてしまったのだ。
使用された毒は“長い別れ”(Long farewell)と呼ばれるもので、エピソード7「贈り物」でサンドスネークたちが使っていたものと同じ。ジェイミーらは解毒剤を持ってないことを考えると、ミアセラは残念ながら…
デナーリスはドスラク人に拘束されてしまう
ドロゴンの背中に乗り、ミーリーンの闘技場から飛び出ったデナーリス。気がつくと遠く離れた草原にたどり着いていた。
デナーリスが草原でドロゴンのエサを探そうとしているとき、ドスラク人の群れに囲まれ、拘束されてしまう。
ドスラクの寡妃(王妃で配偶者を失った人)は“ヴァエス・ドスラク”で暮らさないといけない決まりがある。
次のシーズン6からは、デナーリスは囚人として他の族長の寡妃が集められた“ヴァエス・ドスラク”へと向かうことになる。
ココがポイント
ドスラク人唯一の都市“ヴァエス・ドスラク”はシーズン1・エピソード4「壊れたものたち」の舞台のひとつ。
サーセイ釈放はあくまでも一時的、裁判はこれから行われる
“慈母のお慈悲”をうけ、サーセイはレッド・キープ(赤の王城)に戻ることになる。
ただ、この釈放はあくまでも一時的。これから行われる裁判によってサーセイの再逮捕あるいは処刑が決まる。
ハイ・スパロー:
告白なさりたいと?
サーセイ:
それで解放されますか?
ハイ・スパロー:
罪の重さで処遇が決まります
サーセイ:
慈母のお慈悲を
夫以外の男と 関係を持ちました
ハイ・スパロー:
男の名は?
サーセイ:
ランセル・ラニスター
ハイ・スパロー:
従弟で 王の従者ですね
サーセイ:
寂しかったのです
ハイ・スパロー:
夫がいた
サーセイ:
夫は娼婦と寝て…
ハイ・スパロー:
赦免の理由にはならない
サーセイ:
神々のお赦しを
ハイ・スパロー:
他の男は?
サーセイ:
いません
ハイ・スパロー:
いたのでは?
サーセイ:
いいえ
ハイ・スパロー:
神々の前での虚偽の告白は重罪
ご存知ですね?
サーセイ:
はい
ハイ・スパロー:
お子さまたちは ロバート王との子ではなく
近親相姦による 不義の子だとの告発も
サーセイ:
嘘です
玉座を狙うスタニスが 兄の子供を排除しようと
そのような主張を
汚らわしい
真実のかけらもありません
否定します
ハイ・スパロー:
結構
ですが深刻な告発です
真偽を明らかにせねば
告発が真実なら 裁判で無実が証明されます
サーセイ:
裁判?
罪は告白したわ
ハイ・スパロー:
1つの罪だけです
否定した告発については 裁判で真実を明らかに
サーセイは1つの罪(夫がいたにも関わらず、従弟のランセルと体の関係をもったこと)を告白しただけ。ジェイミーとの近親相姦、ロバート王の殺害に関する裁判はこれから行われる。
この中でもっとも軽い罪で"恥辱の道"(Walk of Atonement)の罰が下されたと考えると、近親相姦で有罪になれば処刑の可能性は十分にあり得る。
英語の勉強
atonement = 償い、贖罪
蘇ったマウンテンは、サーセイの運命を握る?
"恥辱の道"を終え、レッド・キープに戻ったサーセイは、クァイバーンがマウンテンを蘇らせたことを知る。
これはサーセイにとって大変うれしいこと。裁判では、容疑者から決闘裁判を要求する権利があり、最強のマウンテンをチャンピオン(代理闘士)として送り出すこともできる…
「慈母の慈悲」の感想
サーセイ、、、
あなたは決して良い人とは言えません。
過去に悪いことをたくさんしてきました。
だから「くたばれ!」と思ってきましたが、
さすがに、いくらなんでも、"恥辱の道"を歩くサーセイの姿は見てて辛い...
ランセルと肉体関係を持ったのも、ロバート王を殺したのも、すべてサーセイが悪い。
と言い切れるかな?
ロバートは娼婦と遊びまくり、子供の面倒をみない、サーセイに暴力をふるった。って考えると、サーセイの気持ちもわからないでもない。
ジェイミーを愛することはそんなにダメなこと?たまたま兄弟だった、って考えは通用しないのかな?
ターガリエン家なんてずっと兄弟同士で結婚しているし。
と、まぁサーセイを援護するわけじゃないけど、"恥辱の道"はちょっとやりすぎでしょ。
ジョン、、
あの、え、死んだ??
嘘だよね?
スターク家のテーマソングを気軽に流さないでくれ。泣いちゃうから、、、
最後に、
FUCK YOU オリー!!
「慈母の慈悲」の名言
We always want the wrong woman.
男は常に愛する女を間違える
byティリオン・ラニスター
シーズン5からしばらくおやすみです
↓
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