この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン5:竜との舞踏
- エピソード6:父の仇
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン5:竜との舞踏
- エピソード1:新たな戦いの幕開け(The Wars to Come)
- エピソード2:黒と白の館(The House of Black and White)
- エピソード3:雀聖下(High Sparrow)
- エピソード4:ハーピーの息子たち(Sons of the Harpy)
- エピソード5:“壁”の決断(Kill the Boy)
- エピソード6:父の仇(Unbowed, Unbent, Unbroken)←今回はコレ
- エピソード7:贈り物(The Gift)
- エピソード8:堅牢な家(Hardhome)
- エピソード9:竜の舞踏(The Dance of Dragons)
- エピソード10:慈母の慈悲(Mother's Mercy)
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すぐにわかる「父の仇」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン5、エピソード5:「“壁”の決断」)
- ジョンはトアマンドに野人の援軍を要請する
- サンサはリーク(シオン)と再会する
- スタニスらはキャッスル・ブラックを出発してウィンターフェルに向かう
- デナーリスは闘技場の再開と、ヒズダール・ゾ・ロラクとの結婚を約束する
- ジョラーは“ストーンメン”に触れられてしまい、“グレースケール”に感染する
今回のあらすじ
- 奴隷商人に捕らえられたティリオンとジョラーは、ミーリーンの闘技場に行くように説得する
- ジェイミーとブロンはミアセラを連れ帰ろうとするが、ドーンの護衛たちに捕まる
- ロラスに加え、マージェリーも偽証の罪で投獄される
- サンサはラムジーと結婚し、リーク(シオン)に見られながらレイプされてしまう
よくわかる「父の仇」の解説
アリアはハウンドを憎んでいないパート①
“顔のない男たち”(Faceless Men)の元で修行するアリアは、“顔のゲーム”(Game of Faces)に挑戦する。このゲームに合格するためには、ウソを上手につかなければならない。“顔のない男たち”はバレずにウソをつく技術が求められる。
ジェクェンは“顔のゲーム”をアリアにテストし、すぐにウソを見抜く。以下、赤字のところが見抜かれてしまったアリアのウソ。
ジェクェン:
お前は誰だ?
アリア:
アリア
ジェクェン:
どこから来た?
アリア:
ウェスタロス
故郷はウィンターフェル
偉大なる城主 エダード・スタークの末娘
父は戦死した
ジェクェン:
嘘だ
アリア:
父が処刑され 私は王都を出た
厩番(うまやばん)の少年の 背中を刺して殺した
ジェクェン:
嘘だ
アリア:
彼の腹を刺した
母と兄を探したけど 殺された
ウォルダー・フレイに
それから私はポリヴァーに…
アリア:
ハウンドにさらわれた
でも彼は負傷し
殺せと頼まれたけど 置き去りに
苦しませるためだ
憎んでた
嘘じゃない!
ジェクェン:
娘は私にウソをついてる
“数多の顔の神”にも娘自身にも
ウソ⇒本当
父は戦死した⇒父は処刑された厩番(うまやばん)の少年の背中を刺して殺した⇒厩番の少年の腹を刺して殺したポリヴァーにさらわれた⇒ハウンドにさらわれた苦しませるために負傷したハウンドを置き去りにした⇒ハウンドを置き去りにしたのは苦しませるためではないハウンドを憎んでた⇒ハウンドを憎んでいない
アリアはシーズン4・エピソード10「世継ぎたち」で負傷したハウンドを殺さずに置き去りにした。
なぜ殺さなかったのかは色んな見解があるけれど、一つ言えるのは「苦しませるためではない」ということ。アリアはハウンドのことを憎んでいないし、苦しませるためにそのまま見捨てた訳ではない。
ジェクェンが言うように、アリア自身が気づいていないだけで、「ハウンドが憎い」はウソなのでしょう。
ココがポイント
「アリアはハウンドを憎んでいないパート②」はシーズン6・エピソード3「背任者」を参照ください)
“顔のない男”は死んだ人の顔を使える
アリアは上手いことウソをつき、不治の病の女の子に毒水を飲ませて安楽死させる。
それを見ていたジェクェンは、アリアを地下室まで連れて行き、死人の顔が埋め込まれた柱をみせる。
“顔のない男”(Faceless Men)は、ここに保管されている死人の顔を使うことができる。
ジェクェンは既に亡くなった人の顔を使い、顔を変えてきた。
ロラスに加えてマージェリーまで逮捕、タイレル家は大ピンチ!
男色の疑いで捕らえらていたロラス・タイレルはハイ・スパロー(雀聖下)に尋問される。ロラスは罪を否定するが、体の関係をもった(もっている)オリヴァーの証言により投獄、のちに裁判にかかることになる。
また、弟はゲイではないと偽証したマージェリーも投獄されてしまう。
マージェリーはシーズン5・エピソード1「新たな戦いの幕開け」でロラスとオリヴァーがベッドを共にしているところを目撃していた。
タイレル家は、後継者の2人が逮捕され大ピンチに直面する。
そして戦いを避けようとする、優しぎるトメン王はマージェリーを助けることができない…
「父の仇」の感想
当ブログではシーズン5に対する不満をあげているけど、この際ハッキリ言っちゃおう。
今回の「父の仇」はおそらくシリーズ・ワーストですね。
このエピソード、テンションが上がることは皆無。ゼロ。
いつもと違い、説明口調のセリフが多い。
不要なシーンも多く、長ったらしく感じてしまった。
最後のシーン、サンサがレイプされる描写はいらないでしょ。ラムジーはヒドイ人間だっていうことは分かっているし、これからもそういう描写はたくさん出るんでしょ?
レイプシーンの見せ方も中途半端だったので丸々カットしても別に問題ないはず。キモイだけ。
しまいには、サンドスネーク。これ強そうにみえる?
女性だから、って言っている訳じゃないですよ。
実際デナーリスもブライエニーもアリアも女性でありながら“強さ”が光るキャラクターではあるし。
このエピソードは色々変えれたんじゃないかな。
シーズン5は後半に期待…
「父の仇」の名言
You can smell the shit from 5 miles away.
5マイル先からクソの匂いが漂う
byレディ・オレナ
シーズン5からしばらくおやすみです
↓
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