この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン7:氷と炎の歌
- エピソード2:嵐の申し子
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン7:氷と炎の歌
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すぐにわかる「嵐の申し子」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン7、エピソード1:「ドラゴンストーン」)
- ブランとミーラは“壁”の南側へ戻る
- サーセイは同盟を求めて、ユーロン・グレイジョイと面会する
- サムは大量のドラゴングラスがドラゴンストーンに埋蔵されていることを知る
- デナーリスは故郷のドラゴンストーンに帰還す
今回のあらすじ
- サムはジョラーのグレースケールを治療する
- アリアは故郷ウィンターフェルに戻る途中、ナイメリアに遭遇する
- ジョンはドラゴングラスを求めてドラゴンストーンへと旅立つ
- ユーロンの艦隊は奇襲に成功し、ヤーラ、エラリア、タイエニーを捕虜にする
よくわかる「嵐の申し子」の解説
デナーリスは“紅の祭司”を大歓迎
ミーリーンの平和は紅の祭司たちのおかげ
歓迎するわ
byデナーリス
ココがポイント
“紅の祭司”(Red Priest)は“光の王”(ロード・オブ・ライト=Lord of Light)に仕えている者。
- メリサンドル
- ミアのソロス
- キンヴァラ
は“紅の祭司”たちである。
デナーリスが“紅の祭司”であるメリサンドルを歓迎する理由は、シーズン6・エピソード5「扉」までにさかのぼる。ティリオンは「奴隷商人湾での平和の維持はデナーリスのおかげ」という話をキンヴァラを通して“紅の祭司”たちに広めてもらうようにお願いしていた。
“紅の祭司”のリーダー格のキンヴァラはティリオンの使命を受け入れた。それから“紅の祭司”たちは「デナーリスは平和をもたらす」と民衆に説教をするようになった。(下記写真はシーズン6・エピソード8「誰でもない者」より)
ジョンはティリオンの名言を忘れていない
メリサンドルからの助言を受け入れ、ジョンをドラゴンストーンに招待することにしたデナーリスは、ティリオンに手紙を送るように命じる。
ウィンターフェルに届いた手紙をみて、「ティリオンのふりをした誰かの罠」とサンサは疑う。
しかし、ジョンは最後の文を読み、ティリオン本人からの手紙だと確信する。
サンサ:
本当にティリオン?
罠かもしれないわ
ジョン:
最後の文は?
サンサ:
“小人はみんな 父親の目から見れば落とし子なのさ”
(All dwarfs are bastards in their father's eyes.)
最後の文はシーズン1・エピソード1「冬来たる」のジョン⇔ティリオンの会話から生まれた名言。
ジョン:
おまえなんかに落とし子の気持ちが分からないだろうな
(What the hell do you know about being a bastard?)
ティリオン:
小人はみんな 父親の目から見れば落とし子なのさ
(All dwarfs are bastards in their father's eyes.)
ドラゴンを倒せる? 秘密兵器“スコーピオン”に気をつけろ!
クァイバーンはドラゴンを倒せる(?)バリスタの“スコーピオン”をサーセイに見せる。
一見最強に思えるドラゴンだが...
人間も、ドラゴンを殺せることは過去の歴史で証明されてきた。たとえば、エイゴン征服王の妹レイニスのドラゴン“メラクセス”はドーンでの戦いで殺された。ドーン人が放った槍が“メラクセス”の目に突き刺さり、即死につながったと言われている。
サーセイが射貫く、“恐怖のバレリオン”(Balerion, the Black Dread)はエイゴン征服王のドラゴン。彼と“恐怖のバレリオン”は七王国を征服した。
【エンディング予想】「ゲーム・オブ・スローンズ」のラスタシーンはサムが『氷と炎の歌』を書き終えたところでTHE END
ここは「解説」というより「予想」となります。
「ゲーム・オブ・スローンズ」のエンディングを予想させてください…
サムは「ロバート1世紀死後の戦記」をもっと詩的にしたタイトル『氷と炎の歌(A Song Of Ice And Fire)』を書き終えたところでエンディングを迎える。(※『氷と炎の歌』は「ゲーム・オブ・スローンズ」の原作の名前)
アーチメイスター・エブローズ:
歴史を記すなら
調査を重ねると共に
書き方を身につけろ
「ロバート1世紀死後の戦記」を
私は書いている
人々に読ませたい
・・・
題が気に入らんのか?
何という題にする?
サム:
もっと詩的な題とか?
フロドが『ロード・オブ・ザ・リング』を書いて終わるよう、サムは『氷と炎の歌』を記して物語に幕が閉じる...
アリアは旧友と再会! ホット・パイ&ナイメリア!
このエピソードは、アリアの旧友たち
- ホット・パイ
- ナイメリア
が数シーズン越しに復活登場する。
ホット・パイの情報を聞き、アリアはウィンターフェルを目指すことにする
アリアが立ち寄った宿屋は、シーズン3・エピソード3「処罰の道」からホット・パイが働くことになったところと同じ。2人は、同エピソード以来となる再会。
ここでアリアは「ジョンがウィンターフェルをボルトン家から奪回した」事実を初めて耳にし、路線を変更して故郷ウィンターフェルを目指すことにする。
もともとアリアは、サーセイを殺すためにキングズ・ランディングへと向かっていた。それは「ウィンターフェルはボルトン家に支配している」と思い込んでいたため。
故郷に戻れると知ったアリアは、「復讐」より「家族」を優先する。
ナイメリアに向かって言う「あなたらしくないよね」は自分自身への言葉でもある
シーズン1・エピソード2「王の道」以来の登場となったナイメリア。狼の群れのリーダーとなり、元気に生きていたことが判明する。
アリアとナイメリアのお別れの経緯
- ウィンターフェル⇒キングズ・ランディングに向かう途中、アリアと友達のマイカーが木剣で稽古をする
- サンサと散歩するジョフリーは、偶然2人を見かける
- 調子に乗ったジョフリーはマイカーを脅す
- アリアはジョフリーを叩き、その隙にマイカーが逃げる
- ジョフリーはブチキレてアリアを斬ろうとする
- ナイメリアはアリアを守るため、ジョフリーの手首を噛む
- ジョフリーを噛んだ罰としてナイメリアが殺されることを分かってたアリアは、泣く泣くナイメリアを追い払う
ここでアリアがナイメリアに向かって言う、「あなたらしくないよね」は自分自身への言葉でもある。
ナイメリア?
ナイメリア 私だよ
アリアだ
北へ向かってるんだ
とうとう故郷に帰るよ
一緒に来て
行こう
あなたらしくないよね(That's not you.)
「(その生き方は)あなたらしくないよね」は、「私のペットとしてではなく、自由に生きたいよね」という意味を持つ。
この言葉は、シーズン1・エピソード4「壊れたものたち」でアリアが父ネッドに向かって言うことと似ている。
アリア:
私も砦の主人になれる?
ネッド:
(苦笑い)
・・・
お前は王と結婚し その人の城を治める
息子たちは騎士やプリンスや領主になる
アリア:
違う
私は違う(That's not me.)
アリアも、ナイメリア同様に自由奔放に生きたい。
誰かの所有物としてではなく、我が道を行きたい。
そういう思いからきた言葉が、「あなたらくしくないよね」だ。
「嵐の申し子」の感想
復活だ!!
ホット・パイの復活だ!!
ではなく、
ナイメリア、きたぁぁぁあぁぁぁあぁぁ!!
そして
去ったぁぁぁあぁ~
ま~、気持ちは分かるな。もう誰かのペットじゃないからな。
でも、いつかまた帰ってくるんだよね??(チラリ)
ユーロンはもう完全にロックスターだね。
シーズン6のユーロンは、微妙すぎる新キャラと思ったけど、今となっては最高に好き。
グレイ・ワームとミッサンデイ。
「ゲーム・オブ・スローンズ」におけるベストシーン。(半分ウソで半分ホント)
グレイ・ワーム、必ず帰って来いよ!
「嵐の申し子」の名言
You are my weakness.
お前は 俺の弱み
byグレイ・ワーム
しばらく? 0回です。
↓
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