ついに、だね。
Winter Is Comingではなく、
Winter Is Here
以下、海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン8・第1話「ウィンターフェル」の感想です。
ネタバレありなのでご注意!
シーズン8:最終章
>>「ゲーム・オブ・スローンズ/シーズン8」をリアルタイムでみる最適な視聴方法
すぐにわかる「ウィンターフェル」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン7、エピソード7:「竜と狼」)
- デナーリス側とサーセイ側で休戦を目的とした会合が開かれ、サーセイは休戦を承諾する
- 休戦承諾がウソだと分かったジェイミーは、サーセイと決別して単身北へと向かう
- リトルフィンガーは反逆の罪で有罪となり、アリアに処刑される
- ブランはグリーン・サイトの能力で、ジョンが“鉄の玉座”の正当な後継者だと知る
- ナイト・キングのドラゴンが“壁”を破壊し、“死の軍団”が南へと進軍する
今回のあらすじ
- チーム・デナーリス&ジョンがウィンターフェルに到着する
- キングズ・ランディングに傭兵軍団ゴールデン・カンパニー(黄金兵団)が到着する
- シオンは捕虜となってた姉ヤーラを救出する
- ジョンは初めてのドラゴン・ライディングを楽しむ
- ジョンは自身の出生の秘密、本名を知る
- “死の軍団”はアンバー家の本拠地ラストハースを突破する
シーズン8・第1話「ウィンターフェル」の感想
結論から言うと、グレートなエピソード。オープニングにしては最高。
過去シーズンの振り返り⇒これからの方向性を
- コンパクト(無駄なセリフや長引くシーンが無い)
- 分かりやすく(複雑な人間関係、たとえば誰が誰を敵視しているかの確認)
- エモーショナル(久しぶりの再会、家族の死を知る、ドラゴン・ライディングなど)
にまとめ、次回から「よし、行くぞ!!」と軌道に乗せられたエピソード。
ということで、なるべき時系列順に感想を述べま~す
オープニングクレジット
まず、オープニングクレジット。いつも以上に磨きがかかりましたね。
シーズン8・第1話「ウィンターフェル」のオープニングクレジット
シーズン1・第1話「冬来たる」のオープニングクレジット
今回から明らかに「冬」バージョン。
イーストウォッチの壊れた壁から始まり、アンバー家の本拠地ラストハースへと続く。地面が薄い青色に変わっていくのは、“死の軍団”が通ってる道ですね。
それからウィンターフェルの地下墓地!
キングズ・ランディングの地下! バレリオンの頭蓋骨! そして“鉄の玉座”まで! 玉座の「チャチーン」みたいな音も最高。
>>関連記事 「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン8のオープニングクレジット考察
-
「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン8のオープニングクレジット考察
待ちに待った「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章となるシーズン8の放送が始まりました。 ファンならではの楽しみのひとつ、オープニング・クレジットがシーズン8からガラリと変わり、 と思った方も多いのではな ...
続きを見る
ウィンタータウンからウィンターフェル
オープニングクレジット後は、北部からスタート。チーム・デナーリスとジョンは、ウィンタータウンを通りウィンターフェルに到着する。
記念すべきシーズン1・エピソード1「冬来たる」をオマージュした仕様で、ロバート王がウィンターフェルに到着したときに使われた音楽「The King's Arrival」が使われている。
ウィンタータウンでチーム・デナーリスを見つめる少年(名前不明)は、昔のアリアやブランみたいだね。大軍を率いる女王に、熱いまなざしを向ける。
同じくウィンタータウンにいたアリアは、ものすごーく複雑な感情で女王一行を眺める。
- 「ジョン! の隣に変な金髪の外国人いるんだけど…」
- 「ハウンド、生きてんの?」
- 「ジェンドリー、あんたも生きてんの? てか二度と会わないとと思ってた…」
- 「ドラゴン、ヤバすぎワロタ 乗りたすぎワロタ」
再会祭りパート①
今回のエピソードは再会祭りじゃ!
まず、ジョン&ブラン。シーズン1・エピソード2「王の道」以来となる。その時のお別れで、ジョンが昏睡状態のブランのおでこにキスしたように、今回も軽くチュッ。いいね。
このシーンはを長引かせることなく「いやいや、こんなことやってる場合じゃねーから、ナイト・キングが亡者ドラゴンでこっち向かってきてるから!」の切り返しもいいね。
次はティリオンとサンサの再会。シーズン4・エピソード2「獅子と薔薇」でサンサがキングズ・ランディングから逃げだして以来。かつてこの2人が婚約していたことは、多くの人が忘れてそう。
サンサの「ティリオン、あんたは世界で一番頭いいと思ってたけど、サーセイの言葉を信じるなんて落ちぶれたね」って感じの上から目線がステキ。もう少女じゃなくなったレディ・オブ・ウィンターフェル。
そしてジョン&アリア。おそらく、「ゲーム・オブ・スローンズ」ファンが最も待ちわびてた再会。こちらもシーズン1・エピソード2「王の道」以来。
スターク家のテーマソング流れなかったけど、まー泣くよね~
マッド・クイーン・サーセイ、残念がる
クァイバーン:「陛下、悪いお知らせがあります 死者が“壁”を突破したようです」
サーセイ:「それは良かった」
さすがマッド・クイーン・サーセイ。素晴らしいシーズン8デビュー。
キングズ・ランディングのシーンは短い時間で色々とあったな。
- サーセイがユーロンを受け入れちゃう
- サーセイが妊娠しているのにワインを飲む
- ブロンが
性病をうつされそうになるジェイミーとティリオンを殺すよう、サーセイ(クァイバーン)に命じられる
などがあげられるけど、そんなことより、
ゾウはどこ?
I wanted those elephants!!!!!!
これって伏線?(だといいな)
それともサーセイは我われ視聴者を代弁しれくれてんのかな?
サーセイ(我われ視聴者):
ゾウ欲しいんだけど。ゴールデン・カンパニーにゾウがいるって、シーズン7に言ってたよね?
ハリー・ストリックランド(HBO):
いや~出すつもりだったんだけど、ドラゴンとかダイアウルフのCGで予算を使いきっちゃったから、ゾウは無理だわ~
A Cersei never forgets 🐘 #GameofThrones pic.twitter.com/7gv1G49JDn
— Sky Atlantic (@skyatlantic) 2019年4月16日
グレイジョイ兄弟のストーリーラインは完璧
シオンはキングズ・ランディングに停泊中のユーロンの艦隊“サイレンス”から姉ヤーラを助ける
↓
ヤーラは何も言わずにシオンに一発頭突きをかます。グレイジョイ家のテーマソングがかかると同時に手を差し伸べる。
↓
ヤーラ「私はアイアン・アイランド一旦帰るわ。 あんたは言わなくてもわかるよ。 ウィンターフェル行きたいんでしょ」
↓
シオン「うん」
救出劇、グレイジョイ兄弟の方向性はコンパクトに描かれる。素晴らしい。救出に2、3エピソード使わなくて本当に良かった。
シオン、行くぞ!!
Fuckin' ドラゴン・ライディング
ジョン、ついにドラゴンに乗っちゃう。
遅かれ早かれ乗ることは分かってたけど、このシーンを見ながら自然と笑みがこぼれ、気づいたら泣いてる自分がいた。「ゲーム・オブ・スローンズ」に出会えてよかった~
シーズン8放送の約2か月前、「30秒以内で知ってるドラゴンの名前をすべて言う」ゲームに挑戦したジョン役のキット・ハリントン。“レイガル”をあげてなかったのは、わざとでしたね…(ジョンが乗ったドラゴンは“レイガル”)
ドラゴン・ライディングの描写はファンタスティック。
CGと実写を融合したビジュアル、スピード感(まるで急降下するジェットコースターのよう)、ジョンとデナーリスの表情。すべてが美しい。
あーもう1回も見よう~
予想
ところで、直観的な予想だけど、ドラゴン・ライディングを終えた後にキスする場所。後ろに滝と洞窟が見えるけど、あそこってウィンターフェルの秘密の抜け道と繋がってないかな?
で「ウィンターフェルには秘密の抜け道がある」と伏線を張っておきながらまだ出てきないし。この抜け道がホワイト・ウォーカー戦の重要なポイントだったりして?
再会祭りパート②
アリアとハウンドはシーズン4・エピソード10「世継ぎたち」以来の再会。アリアはハウンドを憎んでいないことは過去エピソードで証明されてるけど、ハグとか甘い言葉を交わさず、いつも通り汚い言葉のやりとりは“らしさ”が出てよかった。
アリアとジェンドリーはシーズン3・エピソード6「登壁」以来の再会。
恋仲? いや、それはないか。そんなことより、アリアがジェンドリーにお願いした武器はなんでしょうか?
とりあえず、「dragonglass」っていう文字が見えますね。予告編に出てた、これかな?
家族の死を知るサム、めっちゃ泣いた
意外(?)にも、「家族の死を知ったサム」が本エピソードで一番泣いたシーン。ジョンとアリアの再会、ジョン初めてのドラゴン・ライディングよりも、サムの悲しむ姿の方が泣けた。
あんなクソ親父だったとしても、親父は親父。家族は家族。
サムはこのエピソードのMVPだね。次のシーンでも。
再会祭りパート③からのジョンの出生の秘密
シーズン5・エピソード10「慈母の慈悲」以来の再会となるサムとジョン。ウィンターフェルの地下墓地にて、サムはジョンに出生の真実を伝える。
- ジョンの本名はエイゴン・ターガリエン6世
- 本当の父親はレイガー・ターガリエン
- 本当の母親はリアナ・スターク
※詳しい説明はシーズン7・エピソード7「竜と狼」を参照ください
まさかサムの口から伝えるとは…
でも言い方がキレイ。ブランよりサムから伝えた方が結果的に良かったのかもね。
生まれつき青い目だから!
アンバー家の本拠地ラストハースにて。
Tormund must get that all the time 🤣 #GameofThrones pic.twitter.com/mMR4pnaXv8
— Sky Atlantic (@skyatlantic) 2019年4月15日
エッド: 気をつけろ 奴は青い目をしてる
トアマンド: 生まれつき 青い目だから!
ガチ場面のなかで、こういうギャグをちょいちょい盛り込んでくるところも「ゲーム・オブ・スローンズ」の魅力。
めちゃくちゃワロタ。
再会祭りパート④
ブラン、一晩中あそこにいたの? 寒くない?てか皆の邪魔じゃない?
「旧友を待ってる」っていうのはサムではなくジェイミーのことだったんだね。
ジェイミー…
顔…
完璧すぎるエンディング。
1000点。
シーズン8・第1話「ウィンターフェル」の名言 & シーズン8予想
ちなみに、誰も求めてないかもしれないけど、ぼくの生/死予想はこちらです。
上は絵文字つきの人たちだけです。
ちなみにラストシーンは、
歳をとったサムが「氷と炎の歌(A Song Of Ice And Fire)」を書き終えてエンディングを迎える。
年寄りサムを演じるのは、ジョージ・R・R・マーティン— 健theカナイ (@ken_the_kanai) 2019年4月15日
「ウィンターフェル」の名言
I've always had blue eyes!
生まれつき 青い目だから!
byトアマンド
しばらく? 0回です。
↓
-
「ゲーム・オブ・スローンズ」解説ガイドブック!全73エピソードを攻略
世界各国で社会現象となった『ゲーム・オブ・スローンズ』を日本でも流行らせたい! そんな思いで、『ゲーム・オブ・スローンズ』のすべてのエピソードを解説することにしました。 当 ...
続きを見る