この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン2:王国の激突
- エピソード10:勝者
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン2:王国の激突
- エピソード1:王の乱立(The North Remembers)
- エピソード2:粛清(The Night Lands)
- エピソード3:鉄の決意(What Is Dead May Never Die)
- エピソード4:光と影(Garden of Bones)
- エピソード5:ハレンの巨城(The Ghost of Harrenhal)
- エピソード6:古今の神々(The Old Gods and the New)
- エピソード7:義なき男(A Man Without Honor)
- エピソード8:決戦前夜(The Prince of Winterfell)
- エピソード9:ブラックウォーターの戦い(Blackwater)
- エピソード10:勝者(Valar Morghulis)←今回はこれ
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すぐにわかる「勝者」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン2、エピソード9:「ブラックウォーターの戦い」)
- キングズ・ランディングに到着したスタニス軍と王家軍(ラニスター軍)の決戦がはじまる
- 火を恐れるハウンドは戦場を放棄して逃走する
- ティリオンは味方のサー・マンドンに殺されそうになるが、従者ポドリックに助けられる
- タイウィン率いるラニスター軍とタイレル軍が王都入りし、スタニス軍を退却させる
今回のあらすじ
- ブラックウォーターの戦いで負傷したティリオンは目覚めるが、タイウィンが“王の手”に復帰していることを知らされる
- ジョフリーはサンサとの婚約を解消し、マージェリー・タイレルを王妃にすると誓う
- 北部の人間に包囲されたシオンは、戦おうとするが仲間に裏切られる
- ロブとタリサは結婚する
- ハレンホールから逃亡したアリアはジャクェンに再会し、秘密の言葉"ヴァラー・モルグリス"と価値あるコインとを渡される
- ジョンは野人たちの仲間になる
- デナーリスはドラゴンを取り返し、クァースを出る
- サムは、ホワイト・ウォーカー率いる死者の軍団と遭遇する
よくわかる「勝者」の解説
だいたいの流れ
- 戦場で負傷したティリオンは目覚めるが、“王の手”から外されていることを知る
- 代わりにタイウィン・ラニスターが“王の手”に任命される
- ラニスター家とタイレル家の同盟をもたらしたリトルフィンガーには、褒美としてハレンホールが与えられる
- ロラス・タイレルは、妹マージェリーがジョフリーと結婚できるよう願い望む
- ジョフリーはサンサとの婚約を解消し、マージェリーを王妃にすると誓う
- リトルフィンガーに一歩抜かれたヴァリスは、娼婦のロスを味方につける
- ブライエニーとジェイミーはスターク家の兵士に見つかるが、殺して口封じをする
- ブラックウォーターの戦いで敗北したスタニスは、炎の中にうかぶ“光の王”のビジョンをみて自信を取り戻す
- 北部の人間に包囲されたシオンは、戦おうとするが仲間に裏切られる
- ブロンはシティ・ウォッチから外され、ティリオンに会えなくなる
- シェイはティリオンに、王都を離れて一緒に暮らすように説得する
- ティリオンは自分のやりたい仕事をやっと見つけたと言い拒絶する
- ロブはキャトリンの忠告を無視してタリサと結婚する
- デナーリスはドラゴンを取り戻すために“不死者の館”に入る
- ハレンホールから逃亡したアリアはジャクェンに再会し、秘密の言葉"ヴァラー・モルグリス"と価値あるコインとを渡される
- メイスター・ルーウィンは息を引き取るまえ、ブランらが北に向かうべきだとアドバイスをする
- “不死者の館”に入ったデナーリスは、魔法によって幻想をみる
- 捕虜となっているクォリン・ハーフハンドはジョンを挑発し、自分を殺すように仕向ける
- ハーフハンドを殺したジョンは、マンス・レイダーの巨大な軍を見せられ、野人の仲間となる
- デナーリスのドラゴンはパイアット・プリーを殺す
- デナーリスは裏切り者のザロと侍女ドリアを金庫に閉じ込める
- サムは、ホワイト・ウォーカー率いる死者の軍団と遭遇する
“光の王”は何を見せてる?
ブラックウォーターの戦いで敗北したスタニスは、本拠地のドラゴンストーンに一旦退却する。
帰還してひどく落ち込むスタニスに、“紅の女”ことメリサンドルが炎を見せて励ます。
メリサンドル:
「見せましょう」
「炎のなかを見てください」
「ほら」
スタニス:
「ただの火だ」
メリサンドル:
「みつめて」
「見える?」
「見えますか 陛下?」
スタニス:
「見える」
メリサンドルが崇拝する“光の王”(ロード・オブ・ライト=Lord of Light)は炎のなかで未来を映す。
ただし、この予言は当たることもあれば、外れることも...
ウィンターフェルの秘密の抜け道?
北部の人間にウィンターフェルを包囲されてしまったシオン。メイスター・ルーウィンは、秘密の抜け道から逃げてナイツ・ウォッチになるべきだと助言する。
道はあります
城主が逃げれるよう 隠された道が
危険な道ですが
少しの運があれば
結局シオンは戦おうとして、この秘密の抜け道を使いませんでした。(しかも仲間に裏切られるハメに)
そもそも、隠された道は、本当にあるのでしょうか…?
まだわかりませんね。
ロブとタリサの結婚の言葉は“七神正教”からきている
フレイ家との約束を破ったロブは、タリサと結婚することに。
その誓いの言葉は、“七神正教”(フェイス・オブ・ザ・セブン=Faith of the Seven)からきている。
Father, Smith, Warrior, Mother, Maiden, Crone, Stranger. I am hers and she is mine from this day until the end of my days.
「厳父」、「鍛冶」、「戦士」、「慈母」、「乙女」、「老嫗(ろろう)」、「異客(まれびと)」 私たちはお互いの物 この日より私の最期まで
“七神正教”は北部と鉄諸島以外で崇拝されているウェスタロスの主要宗教。「七神正教」の「七」は
- 厳父
- 鍛冶
- 戦士
- 慈母
- 乙女
- 老嫗(ろろう)
- 異客(まれびと)
の7つの神性を意味する。
秘密の呪文"ヴァラー・モルグリス"
ハレンホールから脱出したアリアらはジャクェンと再会し、ブレーヴォス(エッソス大陸の都市)に誘われる。
しかし、家族との再会を望むアリアはウェスタロスに残ることを決意する。
別れる際、アリアは“価値のあるコイン”を受け取り、秘密の言葉"ヴァラー・モルグリス"を教わる。
「もしも必要なとき」に使えと…
しかも、ジャクェン、別れ際に顔変わったよね?
なんか意味ありげ…
デナーリスが幻想で見たものとは?
“不死者の館”に入ったデナーリスは、魔法によって幻想をみる。その内容を整理すると、
- 廃墟となったキングズ・ランディングのグレートホールに雪が降る
- 誰もいない“鉄の玉座”に向かうが、座らない
- “鉄の玉座”を触ろうとするが、ドラゴンの声を聞いて手を引っ込める
- キャッスル・ブラックの門をくぐり抜け、“壁”の向こう側へといく
- ドスラクのテントに入り、死んだはずのカール・ドロゴと息子のレイゴに会う
- ドラゴンの声を聞き、再び“不死者の館”に戻る
廃墟となったキングズ・ランディング?
“鉄の玉座”をスルー?
これは伏線ですよね…??
「ドラカリス」は高地ヴァリリア語で「ドラゴンファイヤー」
デナーリスがドラゴンに命じる「ドラカリス」とは、高地ヴァリリア語で「ドラゴンファイヤー」の意味をもつ。
ヴァリリアは、エッソス大陸のターガリエン家の故郷。(大昔だけど、デナーリスの先祖はヴァリリアに住んでいた)
ちなみにアリアがジャクェンから教わった"ヴァラー・モルグリス"もヴァリリア語。
ココがポイント
“ヴァリリア鋼”(Valyrian steel)で造られた
- スターク家の家宝“アイス”
- モーモント家の家宝“ロングクロウ”(今はジョンが持っている)
はヴァリリア地方で造られた剣。
「勝者」の感想
前エピソード「ブラックウォーターの戦い」の舞台はキングズ・ランディングのみだったが、今回からまた複数の舞台をぴょんぴょん飛ぶようになった。
- キングズ・ランディング
- ジェイミーがいる西部地方
- ロブがいる西部地方
- ドラゴンストーン
- ウィンターフェル
- キングズ・ランディング
- ロブがいる西部地方
- クァース
- ハレンホール付近
- ウィンターフェル
- クァース
- デナーリスのビジョン
- “壁”の向こう側
- クァース
- “壁”の向こう側
むずっ!!
(でも大丈夫、慣れるから…)
シーズン2は、色んな意味でシオンが大活躍しましたね。今後の活躍も期待したいところです 😛
「勝者」の名言
I am yours and you are mine.
私たちはお互いのもの
byシェイ
>>つぎは「シーズン3・エピソード1:新たな時代(Valar Dohaeris)」
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