この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン4:戦乱の嵐-後編-
- エピソード7:月の扉
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン4:戦乱の嵐-後編-
- エピソード1:二本の剣(Two Swords)
- エピソード2:獅子と薔薇(The Lion and the Rose)
- エピソード3:奴隷解放者(Breaker of Chains)
- エピソード4:誓約を果たすもの(Oathkeeper)
- エピソード5:新王誕生(First of His Name)
- エピソード6:裁判(The Laws of Gods and Men)
- エピソード7:月の扉(Mockingbird)←今回はコレ
- エピソード8:山と毒蛇(The Mountain and the Viper)
- エピソード9:黒の城の死闘(The Watchers on the Wall)
- エピソード10:世継ぎたち(The Children)
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すぐにわかる「月の扉」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン4、エピソード6:「裁判」)
- スタニスとダヴォスは“アイアン・バンク”から融資を得る
- ヤーラはシオンを救出しようとするが失敗に終わる
- デナーリスは統治の難しさに直面する
- 裁判で侮辱的な発言をされたティリオンは憤慨し、決闘裁判を要求する
今回のあらすじ
- ジョンはクラスターの砦からキャッスル・ブラックに帰還する
- ブライエニーとポドリックは「アリアが生きている」ことを初めて知る
- オベリンがティリオンのチャンピオン(代理闘士)になると申しでる
- リトルフィンガーはライサを“月の扉”から突き落とす
よくわかる「月の扉」の解説
決闘裁判とは? チャンピオンとは?
前エピソード「裁判」では、ジェイミーからのアドバイスを断り、ティリオンは決闘裁判を要求した。
この儀はシーズン1・エピソード6「黄金の冠」以来ですね。そのときもティリオン絡み。
ここでは、決闘裁判のルールをおさらいしておこう。
- 法廷では容疑者から決闘裁判を要求する権利がある
- 決闘裁判を選択したら、告発人と容疑者は自分もしくはチャンピオン(代理闘士)をたてて決闘を行う
- もし容疑者側が決闘に勝利すれば“無罪”となり自由の身となる
- もし容疑者側が決闘に敗北すれば“有罪”となる
サーセイ(告発人)は、ウェスタロス最強(いや、この物語で最強?)と言われているマウンテンをチャンピオンとする。
ちなみにマウンテンの役者はコロコロ変わっており、今回で3人目。シーズン4からハフソー・ユリウス・ビョルンソンが演じる。
マウンテンの役者
- コナン・スティーヴンス(シーズン1)
- イアン・ホワイト(シーズン2)
- ハフソー・ユリウス・ビョルンソン(シーズン4~)
- ※シーズン3にマウンテンは登場していない
ティリオン(容疑者)のチャンピオンはオベリン・マーテル。
オベリンは以前からラニスター家とその家臣のマウンテンを敵視しており、シーズン4・エピソード1「二本の剣」でもはっきり「復讐しにきた」と言っている。オベリンがマウンテンに復讐したい理由は、
- オベリンの姉のエリア・マーテルが王子レイガー・ターガリエンと結婚する(レイガーはマッドキングの息子、デナーリスの兄)
- レイガーがリアナ・スターク(ネッドの妹、ロバートの婚約者)を誘拐する
- ロバートの反乱が起きる
- マウンテンが<エリア⇔レイガー>の子供たちを殺す
- マウンテンがエリアを強姦し、その後殺す
そういうわけで、マウンテン vs オベリンの決闘裁判が行われることになる。
英語の勉強
Trial by combat = 決闘裁判
champion = 代理闘士
デナーリスはエッソスで何してんの?
ここら辺からデナーリス側は大きな移動をすることなく、喋る場面が多くなり、何が起きているのか少し分かりづらいと感じてしまうかも。
とりあえず、このエピソードで何が起きたのか(何をしようとしているのか)を簡単に説明すると
- 奴隷を解放したはずのアスタポア、ユンカイでは親方たちが再び奴隷を所有しはじめた(シーズン4・エピソード5「新王誕生」でジョラーが報告している)
- デナーリスは、ダーリオと“セカンドサンズ”(次子=Second Sons)をユンカイに戻らせて親方たちを全員殺すように命じる
- ジョラーは「全員殺すのはやりすぎです」とデナーリスに忠告する
- デナーリスはアドバイスを聞き入れ、ユンカイの親方たちに「デナーリスに従って生きる」か「従わずに死ぬ」かの選択肢を与えることにする
- ユンカイの親方たちと話し合いをするため、ヒズダール・ゾ・ロラクをダーリオに同行させる
ヒズダール・ゾ・ロラクはミーリーンの貴族。(前エピソード「裁判」で初登場)
ブライエニーとポドリックは「アリアが生きている」情報を入手する
サンサを探す旅に出たブライエニーとポドリックは、宿屋で思わぬ情報を手に入れる。ふたりは、初めてアリアが生きていることを知る。
この情報を伝えたのは宿屋で働いてたホット・パイ。(シーズン3・エピソード3:処罰の道(Walk of Punishment)以来の登場)
よく考えたら、アリア生存を知っている人はほんの一握り。
アリア生存を知っている人
- ハウンド
- “ブラザーフッド”(旗印なき兄弟団=Brotherhood Without Banners)のうち何人か
- ジェンドリー(もはや生きているかも不明)
- ホット・パイ
貴重な情報を聞けたブライエニーとポドリックは、ライサがいるアイリー城に向かうことになる。(※ライサは唯一“自由”なスターク家の親戚)
この読みは当たってますね。サンサはすでにいるし、アリアとハウンドは向かっている。
もう間もなく再会でき、、
あ、ライサ死にましたね。
「月の扉」の感想
ティリオンのチャンピオンはジェイミーになると思ってたのは私だけ?
ティリオンがジェイミーをチャンピオンに選ぶ
↓
右手を失ったジェイミーは戦えないし、死んだら困るからタイウィンとサーセイは決闘裁判を中止にせざるを得ない
↓
ティリオンは戦わずして勝つ
この展開だったら面白くない?
でもバトルを見たいから予想が外れてよかったかな?
前エピソード「裁判」ではティリオン役のピーター・ディンクレイジの演技をべた褒めしたけど、オベリン役のペドロ・パスカルもヤバイね。
「I will be your champion」 カッコイイ~~
ちなみにペドロ・パスカルは普段喋るときはアメリカ英語の発音だけど、「ゲーム・オブ・スローンズ」はドーン人っぽくわざとアクセントを変えています。
ハウンドとアリアの2人旅好きやわ~
このなんとも言えない奇妙な関係。今回はじめてハウンドは自分の「弱さ」をみせちゃいましたね。自分の弱い部分をさらけ出すのに慣れてないんだろうな。
「月の扉」の名言
They can live in my new world or they can die in their old one.
私の新たな世界で生きるか 昔の世界で死ぬか
byデナーリス
>>つぎは「エピソード8:山と毒蛇(The Mountain and the Viper)」
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