この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン5:竜との舞踏
- エピソード3:雀聖下
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン5:竜との舞踏
- エピソード1:新たな戦いの幕開け(The Wars to Come)
- エピソード2:黒と白の館(The House of Black and White)
- エピソード3:雀聖下(High Sparrow)←今回はコレ
- エピソード4:ハーピーの息子たち(Sons of the Harpy)
- エピソード5:“壁”の決断(Kill the Boy)
- エピソード6:父の仇(Unbowed, Unbent, Unbroken)
- エピソード7:贈り物(The Gift)
- エピソード8:堅牢な家(Hardhome)
- エピソード9:竜の舞踏(The Dance of Dragons)
- エピソード10:慈母の慈悲(Mother's Mercy)
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すぐにわかる「雀聖下」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン5、エピソード2:「黒と白の館」)
- アリアはジャクェンがいる“黒と白の館”に着く
- ジェイミーとブロンは、ミアセラを救出するためにドーンへと向かう
- サンサと遭遇したブライエニーは警戒され、追い払われてしまう
- ジョンはナイツ・ウォッチの新総帥(ロード・コマンダー)に選ばれる
- ミーリーンでは親方たちと元奴隷たちの間で争いが起きる
今回のあらすじ
- トメンとマージェリーは結婚する
- サンサはラムジー・ボルトンに嫁ぐため故郷ウィンターフェルに戻る
- 新たな総司祭に、ハイ・スパロー(雀聖下)が選ばれる
- ヴォランティスに到着したティリオンはジョラーに誘拐されてしまう
よくわかる「雀聖下」の解説
アリアが目指す“顔のない男”とは?
弟子になりたい
“顔のない男”になりたい
byアリア
アリアはジェクェンに弟子入りし、“顔のない男”(Faceless Men)になることを願うが…
ヴァラー・ドヘリス(※すべての者は仕えねばならぬ)
娘が仕えたいのは自分
我々が仕えるのは“数多の顔の神”だ
まず自分を捨てろ
byジェクェン
そのためには自分を捨て、“数多の顔の神”(Many-Faced God)に仕えるようになれと告げられる。“数多の顔の神”は暗殺集団の“顔のない男”が信仰する神。
“顔のない男”になるためには“誰でもない者”(No one)にならなければならない。つまり自分を捨てる(アリア・スタークを捨てる)なければならない。
アリア:
その神はどれ?
“異客”も“溺伸”もウィアウッドの顔もある
ジェクェン:
神は1柱だけだ 知っているはず
その名も贈り物も
“顔のない男”が信じる唯一の神は「死神」である。
“顔のない男”いわく、世界中の宗教には「死神」が存在し、他のすべての神は単なる「顔」でしかない。つまり「死神」は“数多の顔の神”だと信じられている。
“顔のない男”は「死神」に仕える者として「死」を贈り物とする。
英語の勉強
- Many-Faced God = “数多の顔の神”
- Faceless Men = “顔のない男”
- No One = “誰でもない者”
総司祭はハイ・スパロー(雀聖下)にチェンジ
総司祭は身も心も腐り 堕落してる
彼に任せては 信仰が蝕(むしば)まれる
だから牢に閉じ込めた
byサーセイ
サーセイは売春宿に通ってた総司祭(High Septon)を投獄。その後任として七神正教”の狂信的一派の“スパローズ”(雀=Sparrows)のリーダーである“ハイ・スパロー”(雀聖下=High Sparrow)を新たな総司祭とする。
ココがポイント
“スパローズ”(雀=Sparrows)は五王の戦いが行われているなかで出来た新興宗教。シーズン5・エピソード1「新たな戦いの幕開け」では、ランセル・ラニスターも“スパローズ”の一員になっていたことが分かった。
ハイ・スパロー(演:ジョナサン・プライス)
- 七神正教”の狂信的一派の“スパローズ”(雀=Sparrows)のリーダー
- サーセイによって新たな総司祭(High Septon)に任命される
エッソス大陸の自由都市ヴォランティス
デナーリスがいるミーリーンに向かうべく、ペントスを出発したティリオンとヴァリス。
このエピソードでは、自由都市のヴォランティスに到着する。
ヴォランティスは
- タリサ(ロブの妻)の出身地
- 奴隷制度が布かれている(エッソス大陸はブレーヴォス以外の多くの都市で奴隷制度が普及している)
- デナーリスが救世主であることを、“紅の祭司”(Red Priest)たちが奴隷たちに説いている
エッソス大陸南西の都市。
ミーリーンからかなり距離があるが、奴隷解放者としてのデナーリスの評価がグングン上がっている。
ちなみにこのエピソードで登場した“紅の祭司”(Red Priest)役の方は日本人女優の福島リラさん。
ココがポイント
“紅の祭司”(Red Priest)は“光の王”(Lord of Light)に仕えている者。
<例>ミアのソロス、メリサンドル
「雀聖下」の感想
- ジャノス・スリントを斬首刑で処刑するジョン
- 自分のアイデンティティを捨てるも、“ニードル”だけは手放せないアリア
このシーンは良かった。
良かったけど、前エピソード「黒と白の館」に引き続き意味不明なストーリーラインが目立った。
なんでサンサはボルトン家のところに行くの?
兄ロブと母キャトリンが殺された、絶対に信用しちゃいけないボルトン家だよ?
しかも「嫌なら引き返そう」ってリトルフィンガーから律儀に言われているのに?
ずっと逃げ続けるのが嫌だったら、アイリーに戻れば良かったんじゃないのかな。意味不明すぎる。
「嫌なら他のところへ行く」という選択肢が残されているサンサにとって、ボルトン家のところへ自分から行くメリットは無い気がするんだけどな。
誰か説明してくれ~
「雀聖下」の名言
Nothing's more hateful than failing to protect the one you love.
愛する人を守れないのは 忌まわしい
byブライエニー
シーズン5からしばらくおやすみです
↓
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