この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン3:戦乱の嵐-前編-
- エピソード6:登壁
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン3:戦乱の嵐-前編-
- エピソード1:新たな時代(Valar Dohaeris)
- エピソード2:三つ目の鴉(Dark Wings, Dark Words)
- エピソード3:処罰の道(Walk of Punishment)
- エピソード4:穢れなき軍団(And Now His Watch Is Ended)
- エピソード5:炎の口づけ(Kissed by Fire)
- エピソード6:登壁(The Climb)←今回はコレ
- エピソード7:女剣士と熊(The Bear and the Maiden Fair)
- エピソード8:次子-セカンドサンズ-(Second Sons)
- エピソード9:キャスタミアの雨(The Rains of Castamere)
- エピソード10:次なる戦いへ(Mhysa)
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すぐにわかる「登壁」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン3、エピソード5:「炎の口づけ」)
- ハウンドはべリックとの戦いに勝ち、“ブラザーフッド”のもとから去る
- ジョンは“ナイツ・ウォッチ”の誓いを破ってイグリットと関係を持つ
- カースタークの兵士を失ったロブは、フレイ家との同盟を思いつく
- タイウィンは、サンサと結婚をするようにティリオンに命じる
今回のあらすじ
- メリサンドルはジェンドリーをドラゴンストーンに連れて帰る
- ロラスではなくティリオンと結婚することを告げられたサンサは途方に暮れる
- ジョンやイグリットらは、ついに“壁”を乗り越える
よくわかる「登壁」の解説
いろんなビジョンが見える“グリーンサイト”(縁視力)
ジョジェンは寝ている間に発作を起こしてしまい、ミーラは“グリーンサイト”(縁視力=Greensight)の反動だと説明する。
“グリーンサイト”とは、シーズン3・エピソード2「三つ目の鴉」でジョジェンがブランに説明していた不思議なビジョンのこと。
ブラン:
起こってないことを見るの?
ジョジェン:
または 生前に起こったことや
遠くで 今起こっていることだ
“グリーンサイト”の能力をもつジョジェンは、遠く離れたジョンの姿をみることができた。
なお、“グリーンサイト”(縁視力=Greensight)と“ウォーグ”(狼潜り=Warg)は別の能力。
メリサンドルの目的は“王の血”
シーズン3・エピソード3「処罰の道」で突如ドラゴストーンを去ったメリサンドル。そのときは、“光の王”のための生贄(いけにえ)が必要だと言っていた。
メリサンドルは、“光の王”に“王の血”を捧げると、ものごとが好転すると信じている。“王の血”が流れている者は
- スタニス・バラシオン
- シリーン・バラシオン(娘)
- ジェンドリー(ロバート・バラシオンの落とし子)
の3人。(メリサンドルにとってジョフリー、ロブ、ベイロン・グレイジョイは王ではない)
メリサンドルが“ブラザーフッド”を求めてきた理由は、ジェンドリーをドラゴンストーンに連れて帰り“光の王”の生贄にするため。
英語の勉強
sacrifice = 生贄(いけにえ)
キングズガードは家族や領地を持てない
タイウィンはレディ・オレナと話し合い、サーセイ⇔ロラスの結婚を申し込む。
なかなか受け入れないオレナに対し、タイウィンは奥の手を使って、無理やり承諾させる。その方法とは「ロラスをキングズガードにさせる」という脅し。
キングズガードは一生を王族に捧げ、家族や領地を持つことは出来ない。
実はこの戦法、タイウィンは過去に「やられた側」だった。タイウィンのことを嫌ってたマッド・キングは、嫌がらせとしてジェイミーをキングズガードに任命した。
ジェイミーがキングズガードになると、キャスタリーロックの跡取りになることは出来ない。また家族も持てない。(結婚できない、子どもをつくれない)
となると、自慢の息子ではなく出来損ないのドワーフがキャスタリーロックの跡取りとなる…
あのタイウィンが、どれほど激怒したかは容易に想像できるでしょう…
サーセイはジョフリーをコントロールできない
糸を引いてるのはサーセイだと思ってたら実はジョフリーだった事件パート②
パート①はシーズン2・エピソード2「粛清」で判明した、ロバートの落とし子暗殺事件。落とし子の殺害(しかも赤ん坊まで)は元夫への復讐とする、サーセイによる指示だと思われていたが、実はジョフリーだった。
今回判明したパート②はシーズン2・エピソード9「ブラックウォーターの戦い」でどさくさに紛れてティリオンを殺そうとした件。キングズガードのサー・マンドンにティリオン殺すように指示したのはサーセイでなくジョフリー。
いまさら言うことでもないけど、ジョフリーはスーパー愚かなサイコパス。
そしてサーセイは自分の息子をコントロールできなくなってしまっている…
「登壁」の感想
今回はセリフのやり取り&名言が目立ったエピソード。
あのティリオンをタジタジにできるレディ・オレナ vs 泣く子も黙るタイウィン。
まるでラップバトル。
謎の少年の名セリフ。
If you think this has a happy ending, you haven't been paying attention.
ハッピーエンドで終わると思う? だったら大間違いだ
(シオン、大丈夫??)
でもやっぱり今回はこいつでしょう。『ゲーム・オブ・スローンズ』における伝説の名言。
「登壁」の名言
Chaos isn't a pit. Chaos is a ladder.
混乱は穴ではない 混乱はハシゴだ
byリトルフィンガー
>>つぎは「エピソード7:女剣士と熊(The Bear and the Maiden Fair)」
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