この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン2:王国の激突
- エピソード4:光と影
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン2:王国の激突
- エピソード1:王の乱立(The North Remembers)
- エピソード2:粛清(The Night Lands)
- エピソード3:鉄の決意(What Is Dead May Never Die)
- エピソード4:光と影(Garden of Bones)←今回はこれ
- エピソード5:ハレンの巨城(The Ghost of Harrenhal)
- エピソード6:古今の神々(The Old Gods and the New)
- エピソード7:義なき男(A Man Without Honor)
- エピソード8:決戦前夜(The Prince of Winterfell)
- エピソード9:ブラックウォーターの戦い(Blackwater)
- エピソード10:勝者(Valar Morghulis)
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すぐにわかる「光と影」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン2、エピソード3:「鉄の決意」)
- キャトリンはレンリーの基地に着き、同盟の交渉をする
- ティリオンは誰を信用していいか確かめるため、とある“仕掛け”をする
- シオンは父ベイロンの意向に同意し、ロブを裏切ることを決意する
- ジェンドリーの引き渡しを要求するラニスターの家臣は、“壁”に向かう一同を襲う
今回のあらすじ
- ロブは負傷者の手当てをするタリサという女性に出会う
- “壁”に向かう一同は捕虜となり、ハレンホールで拷問される
- デナーリスは港都市クァースにたどり着く
- スタニスとレンリーは互いに宣戦布告をする
- メリサンドルはヤバイものを出産する
よくわかる「光と影」の解説
だいたいの流れ
- ロブと北軍はラニスター軍の基地を襲撃する
- 戦が終わった後、ロブはルース・ボルトンと捕虜の扱い方について話し合う
- ロブは負傷者の手当てをするタリサという女性に出会う
- ロブの軍に惨敗した腹いせに、ジョフリーはサンサを痛めつける
- ジョフリーは娼婦の扱い方を間違える
- “壁”に向かう一同は捕虜となり、ハレンホールで拷問される
- アリアは殺したい人の“リスト”を作る
- リトルフィンガーとキャトリンはストームランドで再会する
- リトルフィンガーは人質交換の提案を持ち掛ける
- スタニスとレンリーは互いに宣戦布告をする
- デナーリスは港都市クァースにたどり着く
- ハレンホールでジェンドリーが拷問される直前、タイウィン・ラニスターが入城する
- 拷問をやめさせ、女の子だと見抜かれたアリアはタイウィンの酌取りとなる
- ランセル・ラニスターはサーセイ⇒ティリオンのスパイへと転身する
- ダヴォスはレンリー軍の近くの岸までメリサンドルを“密輸”する
- メリサンドルはヤバイものを出産する
西部(ラニスター軍の基地)にて
新キャラ① ルース・ボルトン(演:マイケル・マケルハットン)
連戦連勝を重ねる北軍。またしてもラニスター軍への奇襲に成功する。
戦が終わると、ロブは新キャラのルース・ボルトンと捕虜の扱い方について語る。
- 北部の名家、ボルトン家の長
- ドレッドフォート城(ウィンターフェルの東)の領主
ボルトン家の紋章は「皮剥ぎされた男」で、昔は拷問手段として「皮剥ぎ」を行っていた。(しかしスターク家は北部での皮剥ぎを禁止にする)
ルース・ボルトンは、見せしめとしてラニスター軍の捕虜を「皮剥ぎ」すべきだとロブに提案する。
新キャラ② タリサ・マイギア(演:ウーナ・チャップリン)
- 戦場の治療者
- 敵・味方関係なく負傷者の治療を行う
- ヴォランティス出身(エッソス大陸)
タリサは、戦場の負傷者はロブに責任があると主張する。“北の王”ロブに対して、強い口の利き方をできる数少ない人。
ちなみに、ストーリーに全然関係ないけど、
女優のウーナ・チャップリンさんは「喜劇王」ことチャーリー・チャップリンの孫です。
ハレンホールにて
“壁”に向かう一同はハレンホール(ハレンの巨城=Harrenhal)に連行される。ここはウェスタロス最大のお城だが、今となってはボロボロ。
物語が始まる約300年前、征服王エイゴン・ターガリエン1世のドラゴンに焼かれてしまい、それ以降「呪われた城」と呼ばれるようになった。
リヴァーランドに構えるハレンホールはキングズ・ランディングの北西に位置する。
ここのシーンのポイントは3つ。
- ラニスター軍は“兄弟団”の情報を求めて拷問を行っていること
- タイウィン・ラニスターはアリアを酌取りにさせること
- アリアは“殺しのリスト”を作ること
1つ目のポイント「拷問理由」について。
ラニスター軍は“ブラザーフッド”(旗印なき兄弟団=Brotherhood Without Banners)に関する情報を吐かせるために捕虜を拷問している。“ブラザーフッド”は今後ストーリーに登場することになる。(まだ登場していない)
2つ目のポイント「アリアの酌取り」について。
ハレンホールに到着したタイウィン・ラニスターは拷問をやめさせる。(タイウィンはシーズン1・エピソード10「炎と血」でハレンホールに移動すると言っていた)若い労働力が足りないから、囚人を働かせることにする。
そんな中、女の子だと見抜かれたアリアはタイウィンの酌取りとなる。もちろん、アリアの本当の正体(スターク家)はバレていない。
英語の勉強
cupbearer = 酌取り
3つ目のポイント「アリアのリスト」について。
アリアは殺したい人の“リスト”を作る。
ジョフリー、サーセイ、イリーン・ペイン、ハウンド
(※イリーン・ペインはネッドを処刑した首切り役人)
これは、ナイツ・ウォッチのヨーレンから教わった独特の“お祈り”からきている。(前エピソード「鉄の決意」参照)
リストにあがったこの4人は父ネッドの殺しに関わった人。(アリアは、リトルフィンガーが裏切ったことを知らないので、リストに入れていない)
このリストは後に2名追加される。
ジョフリー、サーセイ、イリーン・ペイン、ハウンド、ポリヴァー、マウンテン
この2人は拷問を行っている理由からリスト入りすることになるが、ポリヴァーにはもっと大きな要因がある。
ポリヴァーは前エピソード「鉄の決意」でアリアの“ニードル”(針=Needle)を奪った者。アリアにとって“ニードル”は、大好きなジョンからもらった宝物。
ストームランドにて
リトルフィンガーとキャトリンの再会
ティリオンは前エピソード「鉄の決意」でリトルフィンガーをストームランドに派遣させていた。理由は、キャトリンに「スターク家の娘たちとジェイミーの交換」の提案を持ち掛けるため。
ネッドがリトルフィンガーに裏切られたことを知っているキャトリンは、再会して激怒するが、、
「これが最後のチャンスかも」というリトルフィンガーの言葉を聞いて心が揺らぐ…
なお、リトルフィンガーはアリアのことを「相変わらず元気がいい」と言うが、これはウソ情報。
リトルフィンガー、ヴァリス、サーセイのスパイたちはアリアの行方を把握できていない。
スタニス(バラシオン家)の紋章
スタニスとレンリーは互いに宣戦布告をするシーン。ここでのスタニスの紋章に注目です。
スタニスの紋章はバラシオン家の紋章を改造したもの。(下が元のバラシオン家の紋章)
“光の王”(ロード・オブ・ライト=Lord of Light)を崇拝するようになったスタニスは、その印となる炎をつけて紋章を変える。
メリサンドルのお腹からヤバイものが出る
レンリーは降参しないだろうと勘ぐったスタニスは、メリサンドルの“密輸”をダヴォスに命じる。
そしてレンリー軍の岸に着いたメリサンドルは、“ヤバイもの”を出産する。それは人間ではい…
クァースにて
デナーリスと残り少ない部族は、クァースという港都市にたどり着く。(クァースの説明は次エピソード以降にします)
このシーンでは、デナーリスは“香辛料の王”から“嵐の申し子”(デナーリス・ストームボーン = Daenerys Stormborn)と呼ばれる。
このあだ名は、「ロバートの反乱」の最中、暴風が吹き荒れる嵐の日にデナーリスが生まれたことからきている。生まれた場所はドラゴンストーン城。(現在はスタニスの本拠地)
「光と影」の感想
今回は短めにいきます。
メリサンドルのアレ、何???
あれは、アカンでしょ。
「光と影」の名言
There's no cure for being a cunt.
病は治らない
※字幕では「病は治らない」となっていますが、「cunt」のもうちょい深い意味はググってみてください…
byブロン
>>つぎは「エピソード5:ハレンの巨城(The Ghost of Harrenhal)」
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