シーズン1:七王国戦記

【解説】『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン1・エピソード7「勝つか死ぬか」

投稿日:2019年3月1日 更新日:

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勝つか死ぬか

出典:hbo.com

この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は

  • シーズン1:七王国戦記
  • エピソード7:勝つか死ぬか

ネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。(リンクがはってあるキーワードをクリックすると詳細を確認できるが、これもネタバレにつながる可能性あり)

 

 

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すぐにわかる「勝つか死ぬか」のあらすじ

前回のおさらい(エピソード6:「黄金の冠」)

  • ジェイミーとの闘いから回復したネッドは“王の手”に復職する
  • 決闘裁判に勝利したティリオンは自由の身となる
  • “黄金の冠”を被ったヴィセーリスは殺される

 

今回のあらすじ

  • ラニスター家はティリオンへの報復として戦争の準備をする
  • ジョフリーの出生の秘密を知ったネッドはサーセイに王都から出ていくように命令する
  • 狩りに出ていたロバート王は瀕死の重傷を負ってしまい、ジョフリーが成人するまでネッドを摂政に任命する
  • ジョンは“冥夜の守人”の誓いを立てる
  • 危うく毒殺されそうになったデナーリスをみたカール・ドロゴは、ウェスタロスへの侵略を決意する

 

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よくわかる「勝つか死ぬか」の解説

だいたいの流れ

  1. タイウィン・ラニスターが軍を用意する
  2. ネッドがサーセイに対し“秘密”を知ったことを打ち明ける
  3. 娼婦のロスがキングズ・ランディングへ拠点を移す
  4. オシャはホワイト・ウォーカをみたと明かす
  5. ベンジェン叔父さんの馬だけが“黒の城”に帰還する
  6. ロバート王が猪に突かれて瀕死の状態になる
  7. ネッドが代わりに遺言を書くが、少し改ざんする
  8. 「デナーリス懐妊」を密告したジョラーは恩赦状をもらう
  9. ジョラーは毒殺されそうになったデナーリスをギリギリのとこで救う
  10. “冥夜の守人”で雑士に任命されたジョンは失望する
  11. ネッドは“リトルフィンガー”とレンリーの忠告を無視してロバートの弟スタニスを王の後継者とさせる
  12. “壁”の北側でジョンとサムは“冥夜の守人”の誓いを立てる
  13. ジョンのダイアウルフ“ゴースト”が死人の手を発見する
  14. 妻が殺されそうになったことを知ったカール・ドロゴは憤慨し、ウェスタロス侵略を決意する
  15. サーセイはロバート王の遺言状を破り、ジョフリーが王になるべきと主張する
  16. ネッドは“リトルフィンガー”と“王都の守人”に裏切られる

 

ラニスター家の基地

権力はロバート王より上? タイウィン・ラニスター(演:チャールズ・ダンス)の登場

タイウィン・ラニスター

出典:hbo.com

  • ウェスタロス西部の総督
  • 本拠地キャスタリーロックの領主
  • サーセイ、ジェイミー、ティリオンの父
  • “狂王”ことエイリス・ターガリエン2世の“王の手”を務めていた(ロバートの反乱の前にもめて自ら辞職)

 

冒頭に登場したタイウィンはラニスター家のトップ。ラニスター家は七王国でもっとも金と権力があるとされているので、王であるロバートよりもタイウィン・ラニスターの方が上の立場という見方もある。

 

ネッドは前エピソード「黄金の冠」でタイウィンをキングズ・ランディングの法廷に召喚していた。

しかし、タイウィンはその命令を無視。ラニスター家の名前が汚されたと憤慨し、ティリオンを捕虜としたキャトリンの生まれの地リヴァーランに侵攻することを決意する。

 

ジェイミー出陣へ

ジェイミーは“王の盾”(キングズガード = Kingsguard)のメンバー。“王の盾”はその名の通り、王(今はロバートとバラシオン家)を守らないといけない立場。

しかし、ジェイミーはネッドと決闘したあと、キングズ・ランディングを去り父タイウィンの基地へと向かった。“王の盾”の任務を放棄し、戦争の準備に入ったということだ。

 

ウィンターフェルにて

オシャ(“野人”)はホワイト・ウォーカーをみた

ブランに危害を加えた罪で、ウィンターフェルの囚人となった“野人”のオシャ。メイスター・ルーウィンになぜ“壁”を超えて南側に来たのかを問われます。

メイスター・ルーウィン:「なぜここへ?」

オシャ:「仕方くなくさ 本当は南の果てまで行くつもりだった “長き夜”が来る前に」

メイスター・ルーウィン:「なぜ? 何を恐れている?」

オシャ:「昼に眠り 夜に狩る者たちがいる」

メイスター・ルーウィン:「フクロウ?」

オシャ:「そんなものじゃない」

メイスター・ルーウィン:「君の言う者たちは何千年も前に消えている」

オシャ:「消えてないよ 眠ってたのさ そして目覚めた」

 

これは、“壁”の北側でホワイト・ウォーカーを見たということですね。

 

ココがポイント

ここでもまた“長き夜”(Long Night)という言葉が出ましたね。注目ワードです。

 

“壁”周辺にて

ベンジェン叔父さんはどこへ?

サムと見張りを行っていたジョンは馬が“壁”に戻ってくるところ発見する。サムは言う、

角笛(ホルン)を吹かないと!

哨士(レンジャー = ranger)の帰還は1吹き

野人なら2吹き

3吹きは…

 

戻ってきた馬は、ベンジェン叔父さんのだった。しかし、ベンジェン叔父さんの姿は確認できない…

 

“冥夜の守人”の役割と配属

正式に“冥夜の守人”(ナイツ・ウォッチ = Night's Watch)と認められたジョン。

しかし、希望していた哨士ではなく雑士に配属されてしまう。

 

“冥夜の守人”は大きく分けると3つのポジションがある。(メイスターもあるけど、1城につき1人のみ)

  • “壁”の北側をパトロールする哨士(レンジャー = ranger)
  • “壁”を守る城の料理や掃除などの雑事を担当する雑士(スチュワード = steward)
  • “壁”の建設や修繕を行う工士(ビルダー = builder)

 

ココがポイント

雑士のひとりダレオンは東の物見城(イースト・ウォッチ = East Watch)に派遣される。ジョンたちがいる“黒の城”(キャッスルブラック = Castle Black)はあくまでも壁を守る19城のうちの一つ。詳しい説明はまたおいおい…

 

“冥夜の守人”の誓約と昔の神々

“冥夜の守人”の第一歩とし、誓約を唱えなければならない。

夜の闇 濃くなりし 見張りが始まる

我が死まで終わることなし

妻をめとらず 土地を持たず 子供をつくらず

冠を被らず 栄光を得ず

自らの持ち場で生きて死ぬ

我は闇雲の剣士 我は“壁”の見張り人となり

我は人の領土を守る盾となり

命と名誉にかけ 冥夜の守人に尽くす

この夜と すべての夜のために

 

ちなみに英語版はこちら

Night gathers, and now my watch begins.

It shall not end until my death.

I shall take no wife, hold no lands, father no children.

I shall wear no crowns and win no glory.

I shall live and die at my post.

I am the sword in the darkness. I am the watcher on the walls.

I am the shield that guards the realms of men.

I pledge my life and honor to the Night's Watch,

for this night and all the nights to come.

 

また、ジョンがこの誓約をかわした場所について少し。

北部(ウィンターフェル)出身のジョンは“心の木”(ウィアウッド = weirwood)に向かって“冥夜の守人”の誓約を唱えます。この“心の木”は昔の神々(Old Gods)にとって神聖なものとされております。(昔の神々は前エピソード「黄金の冠」で少し紹介した北部の人間が崇拝する宗教)

“心の木”の前ではウソをついてはいけないとされていることから、ジョンはここで“冥夜の守人”の誓約をかわすのです。

 

ジョンのダイアウルフ“ゴースト”が死人の腕を発見

誓いを立てた後、ジョンのダイアウルフ“ゴースト”が死人の腕をくわえて戻ってきました。

これは何かの予兆でしょうか?

 

ココがポイント

ジョンのダイアウルフ“ゴースト”の名前はこのエピソードではじめて判明しました。(登場はしているものの、名前は出ていなかった)これで名前が出たのは“ゴースト”に加えてサンサの“レディ”とアリアの“ナイメリア”ですね。

 

エッソスにて

スパイ活動を行っていたジョラー、心変わりか?

エピソード5「狼と獅子」ではデナーリスの相談役をやっている裏で、実はスパイを行っていたことが判明したジョラー。

「デナーリスが懐妊した」ことをヴァリスに密告し、ウェスタロスへ戻れるという恩赦状までも頂いた。これで晴れて故郷へ帰れる。

しかし、ジョラーは危うく毒殺されそうになったデナーリスを助ける。なぜ?

デナーリス(ターガリエン)に死んでもらった方が、ジョラーにとって都合が良い。「妊娠の報告」と「暗殺の報告」ができれば“小評議会”で絶賛されるはずだ。なぜ止めた?

 

ドスラクの王カール・ドロゴはウェスタロス侵略を決意

妻デナーリスが毒殺されそうになった事実を知ったカール・ドロゴはジョラーに感謝し、ついにウェスタロスへの侵略を決意する。今回はなんとか阻止したものの、ウェスタロス(七王国)にいる人間はこれからもデナーリス暗殺を試みると知ったからだ。

“鉄の玉座”に興味を示さなかったカール・ドロゴは「七王国をくれてやる」とデナーリスに約束する。

 

キングズ・ランディングにて

王土を揺るがすサーセイとジェイミーの秘密

ネッドは、サーセイに対し“秘密”を知ったことを打ち明ける。

  • 前“王の手”ジョン・アリンはサーセイとジェイミーの関係を知ったため殺されたこと
  • ブランを突き落としたのはサーセイとジェイミーであること
  • ジョフリーを含めたバラシオン家の子ども3人はサーセイとジェイミーの間の子どもであること

そしてロバート王にばらす前に「できる限り多くの兵でできる限り遠くへ」逃げるように忠告する。

 

しかし、サーセイは全くひるまない。

「で、それがどうした? あなたは私に勝てないわよ」といった具合だ。さらには、ターガリエン家の習慣をだして言い訳までもする。

 

ココがポイント

ターガリエン家は昔から兄弟姉妹婚を行っている。その方が“ドラゴンの血”を保てるだとか。

 

ロバート王が最後に残した遺言状

狩りに出ていたロバート王はワインを飲みすぎたせいか、猪に突かれて瀕死(ひんし)の重傷を負ってしまう。

助かる見込みがないと理解し「ジョフリーが成人するまでネッドを摂政に任命する」という遺言をネッドに書かせる。

しかし、出生の秘密をしっているネッドは「ジョフリー⇒正当な後継者」と密かに書きかえる。ジョフリーはロバート王の子どもではないことを把握しているネッドは、正当な後継者はロバートの弟スタニス・バラシオンであるべきだと考えていたのだ。

 

ココがポイント

スタニス・バラシオンはこの時点でまだ登場していない。今後ストーリーに関わってきます。

英語の勉強

milk of the poppy = 芥子(けし)の汁

ネッドはグランド・メイスター・パイセルに「芥子(けし)の汁」をロバート王に差し上げるようにお願いする。この汁は痛み止めと麻酔の役割を果たす薬みたいなもので『ゲーム・オブ・スローンズ』の世界では度々でてくる。瀕死の状態で、最後に楽になるために使われる。

 

“王の盾”のバリスタン・セルミーは「ロバート王はワインを飲み過ぎてかなり酔っていた」と言っていました。ワインを飲ませたのは誰? 

そう、従者のランセル・ラニスターです。

 

ネッドは2人の忠告を無視

ロバート王が亡くなる直前、バラシオン家の末弟レンリーはクーデターを起こすべきとネッドに忠告します。サーセイが何か企んでいることを思い、手を打てるときに打つべきだと。

しかし、油断しているネッドはレンリーの意見に耳を傾けない。ロバートの弟スタニス(レンリーの兄)が正当な後継者だと言い、自室に戻る。

見かねたレンリーは友人(愛人)のロラス・タイレルとともにキングズ・ランディングを去ってしまう。

 

ネッドはさらに“リトルフィンガー”の意見も無視。“リトルフィンガー”はスタニスではなくジョフリーを玉座に座らせ、上手くいかなかったらレンリーを王にすべきだと言っていました。

 

裏切られたネッドは逮捕される

忠告を無視したネッドは「ジョフリーは正当な後継者ではなく継承権もない」と訴える。

しかし、“リトルフィンガー”と“王都の守人”(シティウォッチ = City Watch)に裏切られ、反逆者として逮捕される。

“王都の守人”はサーセイ(ラニスター)によって金で買われていたのです。

 

ココがポイント

“王都の守人”は七王国の他の組織と違い、給料が支払われ忠誠心を誓っていない。

 

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「勝つか死ぬか」の感想

ネッド!!

“王都の守人”は金で買われてあっさり裏切られてしまいました。サーセイの力を見くびっていましたね。

でもネッドさん、ちょっと愚か? 自ら敵側に自分の持ちカードみせないよね?ふつうは。

 

まぁそれにしても“リトルフィンガー”、てめえコノヤロウ。

今まではヴァリスを悪者扱いする描写が多かったけど、まさか“小指”だったとは。ヴァリス、ごめんなさい。信じていいんだよね…

だよね??

 

あと怒るカール・ドロゴ好き。

 

ホーダー×0回

 

「勝つか死ぬか」の名言

When you play the game of thrones, you win or you die. There is no middle ground.

王位争奪戦では勝つか死ぬか。 妥協点はない。

サーセイ・ラニスター

 

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