この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン7:氷と炎の歌
- エピソード4:戦利品
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン7:氷と炎の歌
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すぐにわかる「戦利品」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン7、エピソード3:「女王の正義」)
- ジョンはドラゴンストーンに到着し、デナーリスと謁見する
- サーセイは捕虜のエラリア・サンドを監禁し、タイエニーを毒殺する
- ブランはウィンターフェルに戻り、サンサと再会する
- アンサリードはキャスタリーロックを落とすが、ラニスター軍の本隊がいないことに気づく
- ラニスター軍の本隊はタイレル家の本拠地ハイガーデンを落とし、レディ・オレナは毒殺される
今回のあらすじ
- アリアは故郷ウィンターフェルに戻り、家族と再会する
- ジョンは大量のドラゴングラスと、“森の子ら”と“最初の人々”が協力してホワイト・ウォーカーと戦う姿が描かれた壁画をを発見する
- デナーリスはドラゴンとドスラクの兵を率いて、ハイガーデンからの戦利品を持ち帰ろうとするラニスターとターリー軍を襲う
よくわかる「戦利品」の解説
サーセイは傭兵集団ゴールデン・カンパニーを雇う予定
前エピソード「女王の正義」でタイレル家の金を奪い取ったサーセイ(ラニスター軍)は、それを使ってアイアン・バンクへの債務を返済する。
また、新たな融資を結び、今度はエッソス大陸の傭兵集団“ゴールデン・カンパニー”(黄金兵団=Golden Company)を雇う予定だと言う。
サーセイ:
陸軍も海軍も 拡張せねば
クァイバーンがゴールデン・カンパニーを提案した
ティコ・ネストリス:
滞納金取り立ての際
彼らは大きな助けとなりました
ゴールデン・カンパニーは、過去に数回言及されている。(登場はしていない)
たとえば、シーズン4・エピソード3「奴隷解放者」で兵を集めようとするダヴォスは、スタニスにゴールデン・カンパニーの買収を提案していた。
ダヴォス:
東にも船はありますし 人もいます
1万の兵がいる ゴールデン・カンパニー
スタニス:
ゴールデン・カンパニー?
ダヴォス:
契約を破ったことがない
スタニス:
傭兵だ!
ダヴォス:
兵に金を払ってはいけませんか?
兵の数は1万人、契約を破ったことがない。
かなり、手強い傭兵軍団なのかもしれない…
ヴァリリア鋼の短剣はブラン⇒アリアへと渡る
信頼を勝ち取ろうとするリトルフィンガーは、ヴァリリア鋼の短剣をブランに渡す。
ココがポイント
ヴァリリア鋼は、来たる戦における大事な武器。ホワイト・ウォーカーを殺せることがシーズン5・エピソード8「堅牢な家」で判明している。
このヴァリリア鋼の短剣は、シーズン1・エピソード2「王の道」で昏睡状態のブランにとどめを刺そうとした暗殺者が使ったもの。
また、シーズン1・エピソード7「勝つか死ぬか」でリトルフィンガーがネッドを裏切ったときにも使われていた。
ヴァリリア鋼の短剣を受け取ったブランは、あっさりとアリアに譲ってしまう。“三つ目の鴉”のブランには、武器はいらない。
今のところストーリーに登場したヴァリリア鋼の武器は全部で5つ。誰が何を持っているかを今一度整理しておきましょう。
- ロングクロウ ⇒ ジョン
- ウィドウズ・ウェイル ⇒ ジェイミー
- オウスキーパー ⇒ ブライエニー
- ハーツベイン ⇒ サム
- (名無し)ヴァリリア鋼の短剣 ⇒ アリア
※スターク家の大剣アイスがウィドウズ・ウェイルとオウスキーパー分割された
「“混乱はハシゴだ”」ブランはリトルフィンガーを見抜いている
リトルフィンガー:
そのような経験をして
ようやく家に帰ったのに
こんな混乱な目にするとは
私は…
ブラン:
“混乱はハシゴだ”
出ました、おそらく「ゲーム・オブ・スローンズ」における最も印象深い名言。これは、かつてリトルフィンガーがヴァリスに放った決めセリフ。
Chaos isn't a pit. Chaos is a ladder.
混乱は穴ではない 混乱はハシゴだ
byリトルフィンガー(シーズン3・エピソード6「登壁」にて)
“三つ目の鴉”のブランは、過去を見ることができる。(とはいえ、断片的だが)
リトルフィンガーがやったこと(やらかしたこと)は見抜けるようになったのだ…
「戦利品」の感想
ヤバすぎワロタ
まず、大迫力スーパー火の海ウルトラバトルシーン。
このブログで何度か紹介してるYouTubeチャンネル「Sean TankTop」をまた使わせて頂きます。ぼくのリアクションも、まさにこれ。
このバトルシーン、迫力ある映像はもちろんのこと、「視点と立ち位置の見せ方」が素晴らしかったからと思う。
映像の視点はジェイミー。
ドラゴンに襲われる側の視点で描かれている。
一方で、視聴者はティリオンの立ち位置。
ティリオンのよう、
- デナーリスに勝ってほしい
- でも同時にジェイミー(とブロンとかつては部下だったラニスター軍)には死んでほしくない
といった複雑な気持ち。
おそらく、デナーリス側を応援してる人が大半でしょう。
仮にそうだとしても「ジェイミー死なないで! ブロン、とりあえず逃げて!」という矛盾が生じたはず。
我々視聴者は、ティリオン同様にとても複雑な気持ちで見ざるを得ないのが、当エピソード「戦利品」なのです。
いや~よくできてるな~
このエピソード、ラストが素晴らしすぎたので前半にあまり目がいかないが、最初から最後までスーパー魅力的。
苦い(そして複雑)な再会もあれば、
嬉しい再会もあり。
というか、アリア、強すぎワロタ。
「戦利品」の名言
No one.
誰も
byアリア・スターク
しばらく? 0回です。
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