この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン7:氷と炎の歌
- エピソード5:イーストウォッチ
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン7:氷と炎の歌
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すぐにわかる「イーストウォッチ」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン7、エピソード4:「戦利品」)
- アリアは故郷ウィンターフェルに戻り、家族と再会する
- ジョンは大量のドラゴングラスと、“森の子ら”と“最初の人々”が協力してホワイト・ウォーカーと戦う姿が描かれた壁画をを発見する
- デナーリスはドラゴンとドスラクの兵を率いて、ハイガーデンからの戦利品を持ち帰ろうとするラニスターとターリー軍を襲う
今回のあらすじ
- ジェイミーはキングズ・ランディングへと戻り、ティリオンと休戦を交渉する
- グレースケールが完治したジョラーは、再びデナーリスに仕えることになる
- アリアとサンサは衝突し始める
- サーセイは、ジェイミーに妊娠していることを告げる
- 死の軍団の存在について信じてもらえないサムは、書物を盗んでシタデルを後にする
- ジョンらは亡者を捕まえるために、イースト・ウォッチの門を抜けて“壁の向こう側”へと行く
よくわかる「イーストウォッチ」の解説
ターリー家(ラニスター側)は滅びる
デナーリスにひざまずくことを拒んだ、サムの父親と弟は焼き殺される。
- ランディル・ターリー(サムの父、ホーン・ヒルの城主)
- ディコン・ターリー(サムの弟、ホーン・ヒルの後継者)
これでターリー家、ホーン・ヒルの跡継ぎはいなくなった。
サムはナイツ・ウォッチに一生を捧げいているので、ターリー家の後継者になることはできない。
ジョンはターガリエン家の正当な後継者?!
サムが古文書を書き写しているところ、ジリーは今シーズンで一番、いや「ゲーム・オブ・スローンズ」全体における最も重要な情報を見つけてしまう。
古文書には、「ジョンは落とし子ではなく、ターガリエン家の正当な後継者」であることが、しっかりと記録されていた。
ジリー:
“婚姻無効”って何?
サム:
妻との結婚を
法的に取り消すことだ
ジリー:
彼はプリンス・ラガーの
婚姻無効届を書いたそうよ
プリンスはドーンで こっそり
別の女と結婚したんだって
よくあること?
サムは:
ここのメイスターたちは…
英語の勉強
- 婚姻無効 = annulment
- “婚姻無効”って何? = What does annulment mean?
「プリンス・ラガー」は「プリンス・レイガー」の間違い。(単純に、ジリーが読み方を間違えただけ)
「プリンスはドーンでこっそり別の女と結婚したんだって」=「プリンスはドーンでこっそりリアナ・スタークと結婚したんだって」
レイガー・ターガリエンは、エリア・マーテルとの婚姻を無効にし、その後リアナ・スタークと正式に結婚した。
つまり、ジョンは落とし子ではなく、ターガリエン家の正当な後継者。
ということは、デナーリスではなくジョンが“鉄の玉座”に座る権利があるのだ…
ジェンドリー復活、ウォーハンマーを持って北部へ行く
ジェンドリーは約4シーズンぶりに復活。最後に登場したシーズン3・エピソード10「次なる戦いへ」では、ダヴォスの協力を得ながら、小舟でドラゴンストーンから逃亡した。それ以降、安否は不明だった。
- “ブラザーフッド”のところにメリサンドルが訪れる
- “ブラザーフッド”は、メリサンドルにジェンドリーを売り飛ばす
- ジェンドリーはドラゴンストーンに連れていかれる
- ジェンドリーは“光の王”の生贄(いけにえ)にされそうになる
- ダヴォスは密かにジェンドリーを解放し、小舟を与えて逃がす
ジェンドリーが使う武器は、剣ではなくウォーハンマー。実の父親ロバート・バラシオンはウォーハンマーを使い、レイガー・ターガリエンを殺したとされている。
サーセイ妊娠! え、でも予言だと子どもができないはず…
妊娠したサーセイは、その旨をジェイミーにも告げる。ここのポイントは、
ポイント
- サーセイは本当に妊娠していること
- サーセイに生きる理由ができたこと
- サーセイは3人の子どもしか出来ないと予言されていること
サーセイは本当に妊娠している。ジェイミーを逃がさないためだとか、敵をだまして休戦に持ち込むつもりではない。本当に、ジェイミーとの子どもを授かった。
また、子どもが生まれれば、サーセイは新たに生きる理由を見つることができるかもしれない。3人の子どもを亡くしたサーセイは、もはやジェイミー以外失うものがなかった。もし、子どもができたら、理性を保てる??
ただし、、
サーセイは3人の子どもにしか恵まれないことは、“蛙のマギー”から予言されている…
サーセイ:
「王との間に子供は?」
蛙のマギー:
「ない」
「王は子供を20人作り」
「そなたは3人」
サーセイ:
「変よ」
蛙のマギー:
「黄金の冠に」
「黄金の屍衣(しい)」
ココがポイント
- 子ども3人は黄金の屍衣(しい)=子ども3人は死ぬ
- 屍衣(しい)=死者に着せる衣服
予言の詳しい説明はシーズン5・エピソード1「新たな戦いの幕開け」を参照ください
ちなみに、“蛙のマギー”の他の予言はすべて当たっている。今のところは…
イースト・ウォッチから“壁の向こう側”へ
「ゲーム・オブ・スローンズ」の“オールスター”というべきか、“七人の侍”というべきか、最強軍団がイースト・ウォッチ(東の物見城=East Watch)に集結する。
“七人の侍”
- ジョン
- ジョラー
- ジェンドリー
- トアマンド
- ハウンド
- べリック
- ミアのソロス
この七人は、イースト・ウォッチからは“壁の向こう側”へと抜け、ワイト(亡者)を捕まえる予定。
これからのプラン
ワイトを捕まえて、サーセイがいるキングズ・ランディングへと連れて行く
↓
死の軍団が本当にいる証拠をみせ、サーセイに休戦を交渉する
↓
“鉄の玉座”の争いはひとまず置いといて、デナーリスは死の軍団と戦うために北部へと行く
果たしてうまくいくのだろうか?
「イーストウォッチ」の感想
ジョンがデナーリスと別れる際に言う決めセリフ、
I wish you good fortune in the wars to come.
これから来たる戦での幸運を祈る
はシリーズ通して3度目。
シーズン5・エピソード1「新たな戦いの幕開け」でマンス・レイダーが火あぶりの刑で処刑される前に、スタニスに向かって言うのが1度目。
シーズン6・エピソード3「背任者」のフラッシュバックで、アーサー・デインが若いネッドに言うのが2度目。
まぁ、どうでもいいっか
う~ん、今回のエピソードは正直少し不満。前エピソード「戦利品」が良すぎただけに、今回はちょっと物足りないと感じてしまう…
全体的に急ぎすぎてる感が否めない。(シーズン7はエピソード数少ないから仕方ないけど)
そのくせして、アリアとサンサの衝突とか、いらないストーリーラインも多くね?
というか、いきなりストーリーが歪んできてない?
ワイトを捕まえる? そしてキングズ・ランディングへ連れてく?
なんか急に変な方向にいってるよ~
でも、トアマンド可愛いから許す。
ブライエニーと結ばれるのかな?
「イーストウォッチ」の名言
And you need to convince the one with the dragons or the one who fucks her brother?
説得したいのは竜の女王か?
それとも近親相姦の女王か?
byトアマンド
しばらく? 0回です。
↓
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