この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン6:冬の狂風
- エピソード5:扉
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン6:冬の狂風
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すぐにわかる「扉」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン6、エピソード4:「異客の書」)
- サンサはキャッスル・ブラックに到着し、ジョンと再会する
- ティリオンは奴隷商人湾の親方たちを集め、奴隷制度廃止までの猶予期間を与える
- マージェリーを救い出すべく、サーセイとレディ・オレナは協力して作戦を練る
- デナーリスはドスラクの族長を焼き殺し、部族を味方につける
今回のあらすじ
- アリアは、劇の女優を殺すように命じられる
- シオンとヤーラは、船団を奪ってアイアン・アイランドから逃げ出す
- ジョラーはグレースケールの治療法を探すためにデナーリスの元を去る
- ウィンターフェル奪回を目指すジョンとサンサは、同盟を求めてキャッスル・ブラックから出発する
- ホーダーは“扉”をおさえて、死の軍団の襲撃からブランを守る
よくわかる「扉」の解説
ホワイト・ウォーカーは“森の子ら”によって作られた
ブランはグリーンサイト(縁視力)の能力を使い、過去のビジョンをみる。今度は、ホワイト・ウォーカーが生まれた理由を知る。
ホワイト・ウォーカーは“森の子ら”(Children of the Forest)によって作られた。
~ホワイト・ウォーカーと“壁”の簡単な歴史学~
- ウェスタロスには“森の子ら”(Children of the Forest)という種族が住んでいた
- 平和だった大陸に“最初の人々”(First men)と呼ばれる人間が入植する
- “森の子ら”と人間の間で戦争になる
- “森の子ら”は人間に圧倒される
- “森の子ら”は、自分たちの武器としてホワイト・ウォーカーを作り、人間を倒そうとする
- しかし、人間だけではなく“森の子ら”もホワイト・ウォーカーに襲われてしまう
- “森の子ら”と人間は和平を結び、協力してホワイト・ウォーカーを北側に追い出す
- ホワイト・ウォーカーを南下させないように、“森の子ら”と人間は協力して“壁”を作る
“森の子ら”は人間から身を守るためにホワイト・ウォーカーを作ったのだった…
“紅の祭司”キンヴァラはデナーリスの支持者
ティリオンは“紅の祭司”(Red Priest)の長であるキンヴァラ(演:アニア・バクシュタイン)をミーリーンに呼ぶ。
目的は、「奴隷商人湾に平和をもたらせたのはデナーリスのおかげ」という話を“紅の祭司”たちによって広めてもらうこと。
ココがポイント
“紅の祭司”(Red Priest)は“光の王”(Lord of Light)に仕えている者。メリサンドルやミアのソロスも“紅の祭司”であり、そのリーダーは新キャラのキンヴァラ。
キンヴァラは、デナーリスこそ選ばれし者だと信じ、今後も彼女をサポートし続けると言う。
“嵐の申し子デナーリス”は約束されし者
世の再生のため 火で生まれ変わった
byキンヴァラ
キンヴァラはデナーリスのことを“約束された者”(One who was promised)と呼ぶ。
一方、メリサンドルはスタニス⇒ジョンのことを“約束された王子”(the Prince that was promised)だと信じている。
同じ“紅の祭司”でも言っていることが違う…
ヴァリスが聞こえた「炎の中の声」とは?
あの夜 妖術師が
あなたの一部を 火鉢に入れたとき
何が聞こえた?
炎の中から聞こえた声を覚えてる?
その声が何を言ったのか
誰の声なのか言いましょうか?
byキンヴァラ
去勢されたときの話を聞かされたヴァリス、胃の調子がめっちゃ悪そうだ。
・・・
という冗談はさておき、この話は過去にも本人の口からでていましたね。シーズン3・エピソード4「穢れなき軍団」にて、ヴァリスが木箱に閉じ込められている妖術師をティリオンに見せるシーン。
呪文を唱えながら 私のものを切り取りました
それを火鉢に入れ 燃やすと
青い炎が上がり 声が
男の呼びかけに応じました
今も夢に出ます
その妖術師でも 刃でもなく
炎の中から聞こえた声が
神か 悪魔か 手品師のトリックか
分かりません
でも声が 呼びかけに応じたのです
byヴァリス(シーズン3・エピソード4「穢れなき軍団」にて)
この話は2度も出ておきながら、肝心の
- 何が聞こえた?
- 誰の声なのか?
は判明していない。
今後の伏線??
ナイト・キングの印で魔法を無効にできる
グリーンサイト(縁視力)の能力で、死の軍団を目撃するブランは、ナイト・キング(夜の王=Night King)に触られてしまう。
ブラン:
ナイト・キング(夜の王)に見られた
三つ目の鴉:
触られた
ブラン:
分からないけど…
三つ目の鴉:
触られたな
奴はお前の元に来る
ブラン:
入れないでしょ
三つ目の鴉:
もう防げぬ 印を刻まれた
三つ目の鴉がいる洞窟は魔法によって守れらていた。そのおかげで、死の軍団が攻めてくることはなかった。
(骸骨の集団は)ここへ入れない
奴らを動かす力が効かないわ
byリーフ(シーズン4・エピソード10「世継ぎたち」にて)
ところが、幻想のなかでナイト・キングはブランの腕に印を残すことができた。この印をつけられると、魔法が効かなくなる。
冬の到来、ダイアウルフ“サマー”の名前の由来
このエピソードでは、ブランのダイアウルフの“サマー”が“ワイト”(亡者=Wights)たちに殺されてしまう。
これで生き残っているダイアウルフは1頭。行方不明が1頭。
- ロブの“グレイウィンド” ⇒ 死亡
- サンサの“レディ” ⇒ 死亡
- ブランの“サマー” ⇒ 死亡
- リコンの“シャギードッグ” ⇒ 死亡
- ジョンの“ゴースト” ⇒ 生存
- アリアの“ナイメリア” ⇒ 行方不明
“サマー”が亡くなった。
これで、“夏”が終わり、“冬”に突入したことになる…
「扉」の感想
ゲーム・オブ・スローンズのクリエイターさん、
原作者のジョージ・R・R・マーティンさん、
テメーら何してくれてんの?!
未来で死の軍団の襲撃からブランを守るためだけに生きてきた、この悲しすぎる展開。やめてくれよ。
普通さ、ホーダーみたいなキャラって最後はハッピーエンドで終わるだろうが!!
もう~泣いたよ。めっちゃくちゃ泣いた。
てかもう何回も言ってるけど、スターク家のテーマソングを使わないでくれ。これ以上泣きたくない。
ブランの顔。「何もできなくてゴメン」という表情。ヤバいね。
悪気があってやったわけじゃないのは分かるよ。無意識にウォーグしてしまったのは、運命だったんだよね。きっと。
「ゲーム・オブ・スローンズ」のリアクション動画を配信しているYouTubeチャンネル「Sean TankTop」より
↓
いつもだったら、ワーキャーうるさいリアクションが見れて、こっちまで楽しめちゃうオススメの動画。(ただし、ネタバレ含むの注意)
このエピソード「扉」のエンディングだけは、にが~いリアクション…それはそうだよね…
さよなら
ホーダー
過去最多記録
↓
「扉」の名言
Tyrion Lannister was right. I love you. I'll always love you.
ティリオンは正しかった
愛しています これからもずっと
byジョラー・モーモント
>>つぎは「エピソード6:血盟の血(Blood of My Blood)」
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