この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン4:戦乱の嵐-後編-
- エピソード3:奴隷解放者
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン4:戦乱の嵐-後編-
- エピソード1:二本の剣(Two Swords)
- エピソード2:獅子と薔薇(The Lion and the Rose)
- エピソード3:奴隷解放者(Breaker of Chains)←今回はコレ
- エピソード4:誓約を果たすもの(Oathkeeper)
- エピソード5:新王誕生(First of His Name)
- エピソード6:裁判(The Laws of Gods and Men)
- エピソード7:月の扉(Mockingbird)
- エピソード8:山と毒蛇(The Mountain and the Viper)
- エピソード9:黒の城の死闘(The Watchers on the Wall)
- エピソード10:世継ぎたち(The Children)
もくじ|読みたいところにジャンプ
すぐにわかる「奴隷解放者」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン4、エピソード2:「獅子と薔薇」)
- “グリーンサイト”(縁視力)のビジョンをみたブランは目指すべき場所が「北のウィアウッドの下」だと分かる
- ティリオンは不本意ながらもシェイに別れを告げる
- 祝宴中に毒を盛られたジョフリーは息を絶える
今回のあらすじ
- サンサはリトルフィンガーの船に乗り、王都から逃亡する
- ジョフリーを殺した罪でティリオンは牢屋の中に監禁される
- デナーリスは奴隷商人湾の都市ミーリーンに到着する
よくわかる「奴隷解放者」の解説
王殺しの黒幕はリトルフィンガー、でも毒を盛ったのは誰?
道化師のドントス・ホラードと一緒に逃げるサンサ。大きな船へと案内されると、そこにはリトルフィンガーの姿が…
ここで、ジョフリーを殺した黒幕はリトルフィンガーだったと分かる。
だが、リトルフィンガーは婚儀に出席していなかった。となると、ジョフリーに毒を盛ったのは誰だ?
ドントスでは無いでしょうね。ジョフリーには近づけないでしょうし。じゃー誰だ?
サーセイが王殺しの犯人がティリオンだと考える3つの理由
ジョフリーを殺したのはティリオンだと確信するサーセイ。その理由を主に3つ。
- ジョフリーは死ぬ直前に向けてティリオンに指をさした
- ティリオンの脅しと言葉
- ティリオンに対する嫌悪感
「指さし」はそのままなので特に深掘りしませんが、「脅し言葉」と「嫌悪感」について少しだけ。
まずは「脅し言葉」。
サーセイは「私が喜びと幸せに浸かっているとき 喜びを口の中の灰に変えてやる」とティリオンに脅されたと訴える。これはシーズン2・エピソード8「決戦前夜」でティリオンが言ってたセリフですね。(サーセイがシェイを別の娼婦ロスと間違え、人質とするシーン)
A day will come when you think yourself safe and happy, and suddenly your joy will turn to ashes in your mouth, and you'll know the debt is paid.
私が喜びと幸せに浸かっているとき 喜びを口の中の灰に変えてやる それで借りはなしだ
byティリオン
あともう一つの「嫌悪感」。
これは、ティリオンのことが嫌いという単なる感情。サーセイは感情でティリオンを王殺しの真犯人にしちゃっている。
ティリオンが民衆の前でジョフリーを堂々と殺すほどバカじゃないことは、サーセイ自身も分かっているはずなのに。
タイウィンはドーンを味方につけたい
ティリオンの裁判が2週間後に控えるなか、タイウィンはオベリン・マーテルを裁判官に任命する。また、スモール・カウンセルの席も与える。
タイウィンは、来たる戦に備えてドーン(マーテル家)を味方につけたいと考えているのです。
ドーン抜きでは七王国とは言えない
王は死に
グレイジョイ家は反乱
“野人”の軍が壁に向かい
東にはターガリエンの娘と3頭のドラゴン
いずれウェスタロスに向かう
ドラゴンに対抗できたのはドーン人だけだ
byタイウィン
なかでも重要なのは「ターガリエンの娘と3頭のドラゴン」の戦い。
タイウィンにとって、グレイジョイ家、野人、スタニスは脅威ではないが、ドラゴンに勝つためにはドーンと同盟を組む必要があると認識している。なぜなら、ドーン軍はドラゴンを倒したことがあるから。
物語がはじまる約300年前、
- “征服王”ことエイゴン・ターガリエン1世
- その妹でもあり妻でもあるレイニス
- その姉でもあり妻でもあるヴィセーニア
の3人は、3頭のドラゴンの力で七王国の北、東、西を征服した。
しかし、南のドーンだけには敗北してしまう。エイゴンの妹レイニスとドラゴンの“メラクセス”はドーンでの戦いで殺されてしまったのです。
タイウィンが言う「ドラゴンに対抗できたのはドーン人だけだ」は約300年前の話。
ジリーはキャッスル・ブラックを離れて“モウルズ・タウン”に行く
キャッスル・ブラックのナイツ・ウォッチには元盗人や強姦犯が多く、女性には危ない場所。心配になったサムはジリーをより安全(?)な“モウルズ・タウン”(土竜の町 = Mole's Town)へと行かせる。
“モウルズ・タウン”はキャッスル・ブラックの近くにある小さな町。(馬で移動すればすぐに行ける)
新キャラのオリー(演:ブレノック・オコーナー)
- 野人たちに襲われた村に暮らしていた唯一の生き残り
- 居場所がなくなり、これからナイツ・ウォッチの一員になる
デナーリスは奴隷商人湾の最大の都市ミーリーンへと拠点を移す
デナーリス一行はミーリーン(Meereen)に到着する。ここは奴隷商人湾(スレイバーズ・ベイ=Slaver's Bay)の最大の都市。アスタポアやユンカイよりも大きい。
デナーリスが奴隷商人湾を周る目的は「奴隷解放」のため。
奴隷商人湾(スレイバーズ・ベイ = Slaver's Bay)の3つの都市のアスタポア、ユンカイ、ミーリーンは奴隷貿易の中心地。デナーリスはこの3つの都市に改革をもたらせたいのだ。(船、金、兵士を得ることが目的ではない)
「奴隷解放者」の感想
キングズ・ランディングから逃亡するサンサ。
ジョフリーを殺したのはサンサじゃないけど、逃げたら怪しくない? 大丈夫?
まぁ捕まらなければいいんだけど…
ポドリックはいいヤツや~
おまえほど忠実な従者はいない
さようなら 😥
「奴隷解放者」の名言
Money buys a man's silence for a time. A bolt in the heart buys it forever.
金で得るのは一時の沈黙だが 矢なら永遠の沈黙です
byリトルフィンガー
>>つぎは「エピソード4:誓約を果たすもの(Oathkeeper)」
>>「ゲーム・オブ・スローンズ」各エピソードのまとめページへ行く
-
「ゲーム・オブ・スローンズ」解説ガイドブック!全73エピソードを攻略
世界各国で社会現象となった『ゲーム・オブ・スローンズ』を日本でも流行らせたい! そんな思いで、『ゲーム・オブ・スローンズ』のすべてのエピソードを解説することにしました。 当 ...
続きを見る