広告 シーズン6:冬の狂風

【解説】『ゲーム・オブ・スローンズ』シーズン6・エピソード4「異客の書」

異客の書

出典:hbo.com

この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は

  • シーズン6:冬の狂風
  • エピソード4:異客の書

ネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。

 

 

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すぐにわかる「異客の書」のあらすじ

前回のおさらい(シーズン6、エピソード3:「背任者」)

  • ブランはグリーンサイトの能力で、“喜びの塔”(Tower of Joy)の戦いを見る
  • アリアの視力が戻る
  • リコンはラムジーの人質となる
  • ジョンは裏切り者を処刑し、ナイツ・ウォッチからの脱退を宣言する

 

今回のあらすじ

  • サンサはキャッスル・ブラックに到着し、ジョンと再会する
  • ティリオンは奴隷商人湾の親方たちを集め、奴隷制度廃止までの猶予期間を与える
  • マージェリーを救い出すべく、サーセイとレディ・オレナは協力して作戦を練る
  • デナーリスはドスラクの族長を焼き殺し、部族を味方につける

 

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よくわかる「異客の書」の解説

 

小難しい英語「Join the fray」の意味

リトルフィンガー

出典:hbo.com

リトルフィンガーのことなので、あえて(?)視聴者を混乱させるようなセリフが出る。

“谷間の騎士”(ナイツ・オブ・ザ・ベール=Knights of the Vale)を出動させ、ボルトン家からサンサを救い出そうと、ロビン・アリンに説得するシーン。

ロビン・アリン:

She's my cousin.

僕の従妹だ

 

We should help her.

助けよう

 

~略~

 

リトルフィンガー:

The time has come to join the fray.

戦に加わる時が来た

 

英語の勉強

fray = 戦、争い

join the fray = 戦に加わる

 

「戦に加わる時が来た」の英語セリフは、

  • The time has come to join the battle.
  • The time has come to go to war.

などに出来たんだろうけど、あえてちょっと難しい「join the fray」。

 

これは同じ発音の「fray」を「Frey」に被せ、視聴者を混乱させている?

Join the Frey

フレイ家に加わろう

 

字幕をみていなければ「あれ? フレイ家と同盟を組むの?!」と一瞬だけ混乱してしまうかもしれませんね。

さすがリトルフィンガー、というかさすが脚本家。

 

ハイ・スパローは大ウソつきクソ野郎

マージェリー

出典:hbo.com

一見、良心的にみえるハイ・スパローは、ただただ実権を握りたいクソ野郎。彼は、リトルフィンガーのように

  • 巧みな話術
  • うまいウソ

を用いて「人を操ること」に長けている。

 

たとえば、当エピソード「異客の書」では、自分のストーリーが都合よく見えるようにウソをついている。

ハイ・スパロー:

実にハッキリと見えた

私の罪が何なのか

私の金 飲んだワイン 交わった女性たち

地位を保つための 必死の努力

それは ほんの一部だった

自分が何者かという幻想のね

ウソの積み重ねは 光の中では消える

私が蔑もうとした人たち

つまり物乞いや貧乏人

彼らこそが真実に近かった

 

マージェリー:

それでどうしたの?

 

ハイ・スパロー:

家を出て彼らを捜した

靴も はかずに

外を出て それきり戻ってない

 

「物乞いや貧乏人が、自分の姿だ」

「彼らを捜すために、靴もはかずに外に出た」

はウソ。

 

サーセイとの初めての会話では「必要な者に靴をあげた」と言っている。

靴は必要な者に譲りました

普通のことです

そうすれば自分が何者か忘れない

byハイ・スパロー(シーズン5・エピソード3「雀聖下」にて)

 

ハイ・スパローはこうやって平気でウソをつき、自分が善人にみえるように話を捻じ曲げている。

 

もちろん、マージェリーをロラスに会わせたのは、良心があったからではない。マージェリーとロラスを互いに潰すためだ。

ロラス:

勝たせればいい

もう終わらせてくれ

頼む

 

マージェリー:

分かったわ

 

ハイ・スパローは、ロラスがもう立ち直れないことを知っている。その姿をマージェリーに見せ、

「もう終わらせてくれ 頼む」 ⇒ 告白させる ⇒ タイレル家あるいはトメン王の崩壊

を狙っているのだ。

 

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「異客の書」の感想

 

泣いた

 

以前から言ってるけど、スターク家のテーマソングを気軽に使わないでくれ。泣いちゃうよ。

 

ところで、知っていましたか?

これは、シリーズ通してジョンとサンサが初めて同じシーンを共にする、記念すべき瞬間です。

サンサ ジョン

出典:hbo.com

 

実は、今までジョンとサンサは一度も会話をすることなく、お互い離れ離れとなっていました。それどころかシーズン1・エピソード1「冬来たる」冒頭でロバート王がウィンターフェル入りする場面以外、同じ画に入ることもありませんでした。

ジョン サンサ 同じシーン

 

正確には「再会」といえないシーンで、この感動をお届けする「ゲーム・オブ・スローンズ」さん、恐るべし。

 

ジョンとサンサでこれだけ感動できるなら、ジョンとアリアが再会したら…

 

ヤバいな。

 

 

ホーダー
ホーダー×0回

 

「異客の書」の名言

Many will die no matter what we do. Better them than us.

いずれにせよ 大勢が死ぬ 

我々が死ぬよりマシ

byレディ・オレナ

 

>>つぎは「エピソード5:扉(The Door)」

 

>>「ゲーム・オブ・スローンズ」各エピソードのまとめページへ行く

まとめページ
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