この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン3:戦乱の嵐-前編-
- エピソード7:女剣士と熊
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン3:戦乱の嵐-前編-
- エピソード1:新たな時代(Valar Dohaeris)
- エピソード2:三つ目の鴉(Dark Wings, Dark Words)
- エピソード3:処罰の道(Walk of Punishment)
- エピソード4:穢れなき軍団(And Now His Watch Is Ended)
- エピソード5:炎の口づけ(Kissed by Fire)
- エピソード6:登壁(The Climb)
- エピソード7:女剣士と熊(The Bear and the Maiden Fair)←今回はコレ
- エピソード8:次子-セカンドサンズ-(Second Sons)
- エピソード9:キャスタミアの雨(The Rains of Castamere)
- エピソード10:次なる戦いへ(Mhysa)
もくじ|読みたいところにジャンプ
すぐにわかる「女剣士と熊」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン3、エピソード6:「登壁」)
- メリサンドルはジェンドリーをドラゴンストーンに連れて帰る
- ロラスではなくティリオンと結婚することを告げられたサンサは途方に暮れる
- ジョンやイグリットらは、ついに“壁”を乗り越える
今回のあらすじ
- タリサは妊娠したことをロブに報告する
- ユンカイに到着したデナーリスは奴隷の解放を要求する
- ブラザーフッドから逃げ出したアリアはハウンドに捕らえられてしまう
- シオンは大事なモノを切り取られる
- 王都へと向かったはずのジェイミーはハレンホールに戻り、熊と戦わされてたブライエニーを助ける
よくわかる「女剣士と熊」の解説
ユンカイでの目的は「奴隷解放」
アスタポアを出たデナーリスらは、その北の都市ユンカイに到着する。ユンカイもまた、奴隷制度が普及している場所。
ジョラーは、ウェスタロスに渡るうえでユンカイは戦略的に無価値だと説明するが、デナーリスは留まることを決意する。その理由は、20万人もいる奴隷を解放するため。
シーズン3・エピソード4「穢れなき軍団」でも言った通り、デナーリスにとって「鉄の玉座に座ること」と「奴隷を解放すること」は同じくらい重要。
奴隷商人湾(スレイバーズ・ベイ = Slaver's Bay)の3つの都市のアスタポア、ユンカイ、ミーリーンは奴隷貿易の中心地。デナーリスはこの3つの都市に改革をもたらせたいのだ。
奴隷解放を拒否した“賢明なる親方”(ワイズ・マスターズ = Wise Masters)のひとりは、“力のある友”でデナーリスを追い返すことにする。ジョラーも知らない“力のある友”は次エピソードで判明する。
退化したドラゴン、最後はリンゴほどの大きさに
ジョフリーとタイウィンの会話の中で、退化してしまったドラゴンの大きさが話題になる。
ジョフリー:
東のターガリエンの娘とドラゴンは?
タイウィン:
どこでそれを?
ジョフリー:
本当なのか?
タイウィン:
事実です
ジョフリー:
なんか手を打つべきでは?
タイウィン:
私が以前“王の手”だった頃
ここにはたくさんのドラゴンの頭蓋骨が
最後のドラゴンのものがここに
大きさはリンゴほど
ジョフリー:
最大の物は馬車ぐらいだろう
タイウィン:
ええ そしてその生き物は300年前に死に絶えた
タイウィンが言う通り、ドラゴンは徐々に退化した。最後のドラゴンの頭蓋骨はリンゴほどの大きさしかなかった。
ただ、デナーリスのドラゴンはもう既にリンゴの大きさを超えている。タイウィンさん、甘く見ちゃってんじゃないの?
いつも愚かなジョフリー。今回に限ってはジョフリーの言う通り「早めの対処」が必要だったのかもね…
swoonとfaintの違いは?
ストーリーと全然関係ないが、当ブログでは英語もトピックにしているので、ジョンとイグリットの会話について少しだけ触れておきましょう。
ジョン:
If you're impressed by a windmill, you would be swooning if you saw the great keep at Winterfell.
風車で驚いてるなら ウィンターフェルの塔を見たら失神する
イグリット:
What's swooning?
失神って?
ジョン:
Fainting.
気絶
イグリット:
What's fainting?
気絶って?
英語の勉強
swoon、faint = 失神、気絶
「swoon」と「faint」は同じ意味を持ちます。
正直、たいした違いはありませんが「swoon」は少し古い表現。現在では「faint」の方が一般的。(Weblio英和・和英辞典参照)
「女剣士と熊」の感想
タイウィンとジョフリーがまともに会話をしたのは今回が初めてですね。“本物”の王が“偽物”の王に話しかける貴重な瞬間。(もちろん本物はタイウィン)
タイウィンの威圧感ハンパない。喋ってるだけなのに、あのジョフリーがかなり縮こまってた。
威圧感といえば、デナーリスもしかり。
金と船をただでもらい、さらには「奴隷解放」を要求。「奴隷解放」はいいことだけど、少し威張りすぎでは?
てかドラゴンがいれば何でもできちゃうんですね…
利き腕を失くしたジェイミーは、本当に心が入れ替わりましたね。少し前のジェイミーだったら、ブライエニーを助けるなんて絶対にしなかったはず。
最後に、ジョンとイグリット。最高のコンビ。このエピソードの二人のやり取りは、すべてのシーンでキュンキュンさせられた。リアルで結婚したキット・ハリントン(ジョン役)とローズ・レスリー(イグリット役)おめでとうございます!
「女剣士と熊」の名言
Sorry about the sapphires.
サファイアの件、ごめん あれウソだ
byジェイミー
>>つぎは「エピソード8:次子-セカンドサンズ-(Second Sons)」
>>「ゲーム・オブ・スローンズ」各エピソードのまとめページへ行く
-
「ゲーム・オブ・スローンズ」解説ガイドブック!全73エピソードを攻略
世界各国で社会現象となった『ゲーム・オブ・スローンズ』を日本でも流行らせたい! そんな思いで、『ゲーム・オブ・スローンズ』のすべてのエピソードを解説することにしました。 当 ...
続きを見る