この記事では海外ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の解説・あらすじ・感想を書いております。今回は
- シーズン7:氷と炎の歌
- エピソード1:ドラゴンストーン
をネタバレありで紹介しますので、エピソードを一度観たうえで振り返りとして当ブログを確認いただければと思います。
シーズン7:氷と炎の歌
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すぐにわかる「ドラゴンストーン」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン6、エピソード10:「冬の狂風」)
- サーセイはワイルドファイアを使いハイ・スパロー、タイレル家の跡継ぎを一掃する
- トメンは自殺する
- サムはシタデルに到着する
- ティリオンはデナーリスの“女王の手”に任命される
- アリアはウォルダー・フレイを殺して家族の復讐を果たす
- ブランはジョンの出生の秘密を知る
- ジョンは“北の王”に推薦される
- サーセイが七王国の玉座に就く
- デナーリスはウェスタロスへと向かう
今回のあらすじ
- ブランとミーラは“壁”の南側へ戻る
- サーセイは同盟を求めて、ユーロン・グレイジョイと面会する
- サムは大量のドラゴングラスがドラゴンストーンに埋蔵されていることを知る
- デナーリスは故郷のドラゴンストーンに帰還する
よくわかる「ドラゴンストーン」の解説
ホワイト・ウォーカーと死の軍団はイースト・ウォッチに向かってる
ジョン:
攻撃だけでなく 守りを固めねば
ナイト・キング(夜の王)はハードホーム(堅牢な家)に現れた
最も近いのはイースト・ウォッチ(東の物見城)だ
トアマンド:
なら行くとしよう
俺たちこそナイツ・ウォッチ(冥夜の守人)だな
ジョン:
“壁”を破られたなら 次は
ラスト・ハース(最後の炉端城)とカーホールド城
最後は“ハードホーム”(堅牢な家=Hardhome)で見かけられたホワイト・ウォーカーと死の軍団が“壁”へと到達するのは時間の問題。
“壁”を突破させないよう、トアマンド率いる野人らはハードホームに一番近いナイツ・ウォッチの砦、イースト・ウォッチ(東の物見城=East Watch)を守ることになる。
しかし…
リヴァーランドの小屋で宿をとるハウンドと“ブラザーフッド”は、「イースト・ウォッチで死人の大軍が“壁”を通り過ぎる」ビジョンを見てしまう…
ミアのソロス:
何が見える?
ハウンド:
氷だ 氷の壁
“壁”だ
ミアのソロス:
他には?
ハウンド
“壁”が海と接する場所だ
そこには城がある
山がある
矢じりのような形だ
死人どもが通り過ぎる
死人の大軍が
- “壁”が海と接する場所だ
- そこには城がある
これは、間違いなくイースト・ウォッチのことだ。
ココがポイント
“ブラザーフッド”たちが宿をとる小屋はシーズン4・エピソード3「奴隷解放者」でハウンドが銀貨を盗み、アリアがめちゃくちゃ怒った場所と同じ
まさに四面楚歌のラニスター家、同盟はユーロン率いるグレイジョイ家のみ
サーセイ:
(デナーリスは)どこに上陸する?
ジェイミー:
ドラゴンストーンだろう
港に船を泊められる
スタニスは去ったし
彼女の生家だ
サーセイ:
東の敵ね
南の敵は エラリア・サンドと雄犬ども
西の敵は 裏切り者のオレナ婆
北の敵は “北の王”を名乗る ネッドの落とし子
そして人殺しのアバズレ サンサ
まさに四面楚歌よ
ご覧の通り、ラニスター家は東西南北、敵に囲まれている。
また、兵士の数はデナーリス側に比べると余裕で負けている。ラニスター家と同盟を結ぶ名家は、グレイジョイ家(ユーロン)のみ。
一方、チーム・デナーリスはこの最強布陣。
チーム・デナーリス
- ドラゴン3頭
- “女王の手”のティリオン・ラニスター
- 通訳兼相談役のミッサンデイ
- 情報通の相談役ヴァリス
- アンサリードの指揮官グレイ・ワーム
- アンサリード8000人弱
- グレイジョイ家(ヤーラとシオン)の兵士数千人
- ドスラク人数万人
- タイレル家の兵士数万人
- マーテル家の兵士数万人
※北部(スターク)は南の戦争(鉄の玉座をめぐる戦争)に参加していない。
このままではどう考えても、ラニスター家はチーム・デナーリスには勝てるわけがない。
相当うまいこと奇襲をかけるか、同盟を増やさない限りは…
メイスターまでもホワイト・ウォーカーの存在を否定する
メイスターになるために、“シタデル”(知識の城=Citadel)で修行をすることになったサムは、ホワイト・ウォーカーの存在を師匠に知らしめる。
しかし、アーチメイスター・エブローズ(演:ジム・ブロードベント)はサムの話を信じようとしない。
歴史に相当詳しいメイスターたちですら、ホワイト・ウォーカーはあくまでも“都市伝説”だと思い込んでいる。
だから、サムはメイスターに頼らず、本で情報をかき集めるしかないのだ。ホワイト・ウォーカーを倒すには、サムの読解力がキーポイントとなる…
ドラゴンストーンには大量のドラゴングラスがある!
サムは盗んだ本から、ホワイト・ウォーカーを倒すための有益な情報を得る。それは、ホワイト・ウォーカーを殺せるドラゴングラスが、ドラゴンストーンに大量に埋蔵されていること。
ところで、サムはこの貴重な情報を既に知っていたはずだ。シーズン5・エピソード5「“壁”の決断」でスタニスが丁寧にも説明していた。
スタニス:
白き魔物(ホワイト・ウォーカー)を殺したとか
サム:
はい 倒しました
スタニス:
どうやって?
サム:
ドラゴングラスの短剣で
スタニス:
ドラゴングラス?
サム:
黒曜石とも…
スタニス:
知っている ドラゴンストーンにもある なぜそれで殺せる?
サム:
分かりません
古書に答えを求めていますが
森の子らが昔 黒曜石で狩りをしたようです
サム、ちゃんと人の話聞いとけよ!
まぁスタニスの発言を信じる方がオカシイか…
エド・シーランが歌う「Hands of Gold」に隠された意味
ラニスター軍の、美声を披露した人はシンガーソングライターのエド・シーランですね!
まあそれはさておき、彼が歌う『Hands of Gold』の歌詞を分析すれば、ティリオンとシェイの秘密の関係の歌であることが分かる。
奴は丘を下り 都の通りを馬で行く
小路も階段も石道も越え 女の吐息を求め 訪う
女は奴の秘宝 汚名でもあり恵み
鎖など気にはならぬ
女のキスさえあれば
金の手は いつも冷たいが
女の手は温かい
金の手は いつも冷たいが
女の手は温かい
He rode through the streets of the city,
Down from his hill on high,
O'er the winds and the steps and the cobbles,
He rode to a woman's sigh.For she was his secret treasure,
She was his shame and bliss.
And a chain and a keep are nothing,
Compared to a woman's kissFor hands of gold are always cold
But a woman's hands are warm
For hands of gold are always cold
But a woman's hands are warm
原作『氷と炎の歌』では、『Hands of Gold』はティリオンとシェイの“秘密の関係”の歌とされている。
だが、「金の手」は…
「金の手」=ジェイミー
ジェイミーに関する伏線?
ティリオンは愛するシェイを自らの手で殺した。
ジェイミーも同じく、愛する人を「金の手」で殺すのか?
デナーリス、故郷のドラゴンストーンに戻る
デナーリスは、ついに故郷ドラゴンストーンへと帰還する。
デナーリスのあだ名の一つ、“ストームボーン”(Daenerys Stormborn)は、「嵐の日にドラゴンストーンで生まれた」ことからきている。
デナーリス誕生経緯
- ロバートの反乱がおきる
- デナーリスの母親のレイラ・ターガリエンはドラゴンストーンに逃げ込む
- 大暴風の嵐の日、ドラゴンストーンでデナーリスが生まれる
- デナーリスは生まれて間もなく、エッソス大陸に亡命する
デナーリスは一応ドラゴンストーンで生まれたが、記憶がないうちにエッソスへと渡っていた。そういう意味では、ドラゴンストーンが果たして“故郷”といえるかは難しいところだ。
「ドラゴンストーン」の感想
オープニングにしては、まずまずですかね。
特別テンション⤴⤴のポイントはなかったけど、前エピソード「冬の狂風」のスーパー盛りだくさんだったイベントをとまとめ⇒Shall we beginとセットアップしてくれたのはグッド。
デナーリス、ようやくウェスタロス到着ですね。(ようやくだよ、長かった~)
アンサリードとかタイレル家の兵士を一切使わなくても、ドラゴン3頭だけでラニスター家に勝てちゃうんじゃないか?
ただ、それだとつまんないな。サーセイ、頑張れ(?)
サム、とにかく勉強続けろください
すべては君にかかってるよ~
「ドラゴンストーン」の名言
So here I am, with a thousand ships and two good hands.
だからこうして 船団を率いて参上した
両手も健在だ
byユーロン・グレイジョイ
しばらく? 0回です。
↓
>>つぎは「エピソード2:嵐の申し子(Stormborn)」
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