テレビシリーズ歴代最高の盛り上がりとなっている海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」最終章シーズン8第3話。
当エピソードの監督は、アクションを得意とするミゲル・サポチニク。期待できないわけがない。
ミゲル・サポチニク監督作品
- シーズン5・エピソード7「贈り物」
- シーズン5・エピソード8「堅牢な家」(ハードホーム)
- シーズン6・エピソード9「落とし子の戦い」(ジョンvsラムジー)
- シーズン6・エピソード10「冬の狂風」
- シーズン8・エピソード3「長き夜」←当エピソード
- シーズン8・エピソード5「鐘」
しかしながら放送直後のツイッターをみると、評価は二分しているようですね。
二分というか、残念ながら否定派が目立つ。特にエンディングに関しては。
以下、海外ドラマ「ゲーム・オブ・スローンズ」シーズン8 第3話「長き夜」の感想です。
結論からいうと、個人的にはグレートなエピソード。
ネタバレありなのでご注意!
シーズン8:最終章
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すぐにわかる「長き夜」のあらすじ
前回のおさらい(シーズン8 第2話:「七王国の騎士」)
- ウィンターフェルにたどり着いたジェイミーは、デナーリスとスターク家に迎え入れられる
- シオン率いる鉄人はウィンターフェルに到着し、戦に加わることになる
- ブライエニーはジェイミーによって騎士に叙任される
- ジョンは自分の出生の秘密と本名をデナーリスに打ち明ける
今回のあらすじ
- メリサンドルがウィンターフェルに戻り、“生の軍団”に加勢する
- “死の軍団”はウィンターフェルの門を突破し、亡者ドラゴンに乗ったナイトキングは空から攻撃する
- ナイトキングがブランに手を出そうとしたところ、アリアが後ろから飛びかかってナイトキングを殺す
- 親玉のナイトキングは滅び、手下のホワイト・ウォーカーやワイトたちも共倒れする
シーズン8 第3話「長き夜」の感想
まだ3エピソードもあるよ! 決勝戦は人間vs人間!
前述したように、思いのほか(?)シーズン8 第3話「長き夜」の評価は二分しているようですね。ツイッターを見る限り、批判ポイントは下記に集中しているのではないでしょうか。(特に海外のツイート)
- ティリオン、何かした? というかここ数シーズンなんもしてないよ?
- ジョンも、何してんの? てかナイトキング殺すのジョンじゃなくてアリア?
- そもそもナイトキングってそんな簡単に死んじゃうの?
まぁ気持ちは分かります。あれほどナイトキングのストーリーライン(実はナイトキングが〇〇説とか、予言通りに○○をするんじゃないか等)を数年かけて構築しときながら、あっさり1エピソードで逝く…
でも、ですよ。こう考えてください。
まだ第3話。
80分もあるエピソードがまだ後3つもあるじゃないか!
そう、まだ折り返し地点。(最終章シーズン8は全6話)ここから色んなツイストがあるかもよ?
たとえば、意外や意外。ラスボスはナイトキングではなく、サーセイ。
そして、ぶっちゃけこっちの方が良くないか?
残り3話は、「ゲーム・オブ・スローンズ」の原点とも言える、政治ドラマに戻った方が面白くないか? ドロドロ心理戦の方が、“GoTらしい”エンディングではないか?
最後は、人間vs人間。「ゲーム・オブ・スローンズ」最大の魅力である、人間ドラマで締めくくった方が、絶対おもろいよ?
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暗闇の中のわずかな灯り=希望の光
他にもツイッターで「すげーバトルが繰り広げられてることは分かるけど、暗すぎて全然みえない」という指摘をたくさん見受けた。その問題は、こう考えましょう。
もし全体的に明るかったら、ビッグバトルの見映えは半減する。
あの暗さ、わけの分からなさがあるからこそ、ホラー/スリラー要素が際立つのではないか。少しだけ映る灯りが、希望の光としてうまく表現できたのではないか。
テレビ画面を見ながらこんなに緊張したのは人生で初めて
とまぁ、ここまで読んで頂いた方はお気づきでしょうが、ぼくはこのエピソードかなり好きですね。
もうね~、良い意味でめちゃくちゃ緊張した。放送直後に感想を書こうと思ってたけど、気づいたら寝落ち。テレビ画面を見ながらこんなに体力を消耗することなんて、なかなかないぜ 😥
ナイトキングのこれ ↓ で、分かりやすくうわっっ!!と叫んでしまったのは、ぼくだけでしょうか?
てかなんだよコイツ、スマイルできんのかよ。(スマイル0円でしょうか?)
約80分間、最初から最後までずっと大バトル。これ本当にテレビシリーズ? 映画超えてんじゃん。
(良い意味で)テレビ画面を見ながらこんなに体力を削られるなんて、人生で初めて。そしてもう二度とないかもしれん。
ビジュアル、半端ないって!
「ゲーム・オブ・スローンズ」はビジュアルがすごすぎる。最近慣れつつあったけど、よくよく考えたら。
これテレビドラマだよ?
このビジュアル、あり得ねーだろ。
The Lord of Light wants his enemies burned. #GameofThrones pic.twitter.com/eUZ4sE6wmu
— Sky Atlantic (@skyatlantic) 2019年4月29日
The eye of the storm. #GameofThrones pic.twitter.com/ycPA3o4SAi
— Sky Atlantic (@skyatlantic) 2019年4月29日
亡くなったキャラは“意味のある死”だった
このエピソード、亡くなった者は全員“意味のある死”だった。
- シーズン1エピソード1からカリーシを支えてきたジョラー
- 長き夜を終わらせるために生き続けたメリサンドル
- アリアを死なせないために犠牲となったべリック
- 誰よりも勇敢だったリアナ・モーモント
- 友人サムを最後に助けたエッド
そしてシオン…
どうせ敵わない、どうせ死ぬと分かってたのに、、ナイトキングに突っ込む。
お前はいい男だ。
The North Remembers
しかし忘れてはいけないのはまだあと3エピソード残ってること。メインキャラが次々と逝ってしまうのはここからかもしれない…
おい、ハウンド!
ハウンドちゃん、、
なかなか戦ってくれないハウンドを見かねて、
おい!!!
立てよ!!!!
ってめっちゃ叫んじゃった。隣人さん、ごめんなさい。
でもこれ愛情の裏返しだから。頑張ってほしくて言ってるだけだから。
ハウンドさん、クレゲインボウル期待してるよ!
「ゲーム・オブ・スローンズ」の音楽最高
↑
この曲最高かよ。
てか「ゲーム・オブ・スローンズ」の魅力の一つ、音楽について語ってる人少なくない?(ぼくのリサーチ力が足りないだけ?)
ハリウッド作品なんでもいいから、GoTの作曲を担当してるラミン・ジャヴァディさんに渡してやれ~
音楽を変えただけで、たぶん駄作を名作に変えてくれるよ~
ラミン・ジャヴァディの主な音楽作品
映画
- アイアンマン
- タイタンの戦い
- パシフィック・リム
- ウォークラフト
テレビシリーズ
- プリズン・ブレイク
- ウエストワールド
- ジャック・ライアン
シーズン8 第3話「長き夜」の考察&名言
ナイトキングを殺したのはジョンでもなく、デナーリスでもなく、ブランでもなく、なんとアリアちゃん!
これにて正真正銘の最強戦士となったアリア・スターク。鉄の玉座に座るサーセイを殺すのも、彼女なのでしょうか?
I see a darkness in you, and in that darkness, eyes staring back at me. #GameofThrones pic.twitter.com/EptCFAsotx
— Sky Atlantic (@skyatlantic) 2019年4月29日
暗闇が見える
闇の中から私を見てる
茶色の目 青い目 緑の目
永遠に閉じる目が
byメリサンドル(シーズン3・エピソード6「登壁」)
茶色の目はマーリン・トラント。
青い目はナイトキング。
緑の目はサーセイ・ラニスター??
Meryn Trant had brown eyes, the #NightKing had blue eyes, #Cersei has green eyes 👀#GamefThrones pic.twitter.com/wGEpw28cVB
— Game of Thrones Facts (@thronesfacts) 2019年4月29日
マーリン・トラント覚えてますか? 剣の師匠シリオ・フォレルを殺してから、アリアの“殺しのリスト”にのり、シーズン5・エピソード10「慈母の慈悲」で実際アリアの手によって殺害されたコイツです。
「長き夜」の名言
Not today.
まだ死なぬ
byアリア・スターク
First lesson. #NotToday pic.twitter.com/STZAcUovTg
— Sky Atlantic (@skyatlantic) 2019年4月29日
しばらく? 0回です。
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