広告 GOT スピンオフ ハウス・オブ・ザ・ドラゴン/House of the Dragon 氷と炎の歌/書籍

ジョージ・R・R・マーティンが複数のプロジェクトについて報告、『ゲーム・オブ・スローンズ』前日譚シリーズのタイトルも明らかに!

原作者ジョージ・R・R・マーティン

原作者ジョージ・R・R・マーティンが自身のブログNot A Blogで、企画段階にある『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚シリーズのタイトルや制作者の名前などを明らかにしました。

さらには、「氷と炎の歌」シリーズの続編『The Winds of Winter(冬の狂風)』やターガリエン家の年代記『Fire and Blood(炎と血)』の第2巻の進捗状況も報告。

以下、Not A Blogを引用して翻訳、補足をつけ加えました(邦題があるものはカッコ内に入れています)。

 

『THE WINDS OF WINTER(冬の狂風)』はまだ執筆中…

Yes, of course I am still working on THE WINDS OF WINTER.   I have stated that a hundred times in a hundred venues, having to restate it endlessly is just wearisome.      I made a lot of progress on WINDS in 2020, and less in 2021… but “less” is not “none.”

翻訳

ええ、もちろん『THE WINDS OF WINTER(冬の狂風)』はまだ執筆中だ。これは、100ヶ所で100回述べてきたことであり、それを何度も言い続けるのに疲れた。2020年は『THE WINDS OF WINTER(冬の狂風)』をたくさん書けたが、2021年は少なかった...。でも"少ない"は"無い"ではない。

 

『THE WINDS OF WINTER(冬の狂風)』は「氷と炎の歌」シリーズの6作目。

「氷と炎の歌」シリーズ

  1. A Game of Thrones(七王国の玉座)
  2. A Clash of Kings(王狼たちの戦旗)』
  3. 『A Storm of Swords(剣嵐の大地)』
  4. 『A Feast for Crows(乱鴉の饗宴)』
  5. A Dance with Dragons(竜との舞踏)
  6. The Winds of Winter(冬の狂風)』(予定)
  7. 『A Dream of Spring 』(予定)

第5部目であるA Dance with Dragons(竜との舞踏)が発売されたのは2011年なので、かれこれ10年は新作が出ていない状況です…

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『Fire & Blood(炎と血)』の第2巻、『Who’s Who in Westeros(原題)』、「ダンクとエッグ」の続編も執筆予定…

The world of Westeros, the world of A SONG OF ICE & FIRE, is my number one priority, and will remain so until the story is told.   But Westeros has become bigger than THE WINDS OF WINTER, or even A SONG OF ICE & FIRE.   In addition to WINDS, I also need to deliver the second volume of Archmaester Gyldayn’s history, FIRE & BLOOD.   (Thinking of calling that one BLOOD & FIRE, rather than just F&B, Vol 2).   Got a couple hundred pages of that one written, but there’s still a long way to go.  

I need to write more of the Dunk & Egg novellas, tell the rest of their stories, especially since there’s a television series about them in development.  

There’s a lavish coffee table book coming later this year, an illustrated, condensed version of FIRE & BLOOD done with Elio Garcia and Linda Antonsson (my partners on THE WORLD OF ICE AND FIRE), and my Fevre River art director, Raya Golden.  

And another book after that, a Who’s Who in Westeros.  And that’s just the books.

翻訳

ウェスタロスの世界、「A SONG OF ICE & FIRE(氷と炎の歌)」の世界は、私の最優先事項であり、物語が語られるまでそうであり続ける。しかし、ウェスタロスは『THE WINDS OF WINTER(冬の狂風)』や「A SONG OF ICE & FIRE(氷と炎の歌)」よりも大きな存在になっている。『THE WINDS OF WINTER(冬の狂風)』のほかに、アーチメイスター・ギルデインの歴史書『FIRE & BLOOD(炎と血)』の第2巻も納品しなければならないんだ。 (この本のタイトルは『FIRE & BLOOD Ⅱ』ではなく『BLOOD & FIRE』にしようと考えている)。この本は数百ページ書いたが、まだまだ先は長い。

「ダンクとエッグ」の小説をもっと書いて、彼らの物語を伝えなければならない。彼らのテレビシリーズが企画されているのなら尚更だ。

エリオ・ガルシアとリンダ・アントンソン(『THE WORLD OF ICE AND FIRE』のパートナー)、そしてFevre Riverのアートディレクターであるラーヤ・ゴールデンと共に制作した『FIRE & BLOOD(炎と血)』のイラスト入り、要約された豪華なハードカバー版が今年の後半に出版される予定。

さらに、その後にもう一冊、『Who’s Who in Westeros』という本も出す。そして今触れてきたのは本だけだ。

 

『Fire & Blood』は2018年に発売されたターガリエン家の年代記(この本は小説というより、架空の歴史書に近いです)。

『ゲーム・オブ・スローンズ』で描かれる世界の約300年前、エイゴン征服王の時代からその約150年後までが記されています。

 

2020年に、原書を二分冊にわけた日本語訳『炎と血』が発売されています。

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また、本書に基づき『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚のドラマシリーズHouse of the Dragonが制作中で、第1シーズンは2022年に公開予定。

ハウスオブザドラゴンとは
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エリオ・ガルシアとリンダ・アントンソンの『The World of Ice and Fire』は「氷と炎の歌」の世界を描いたガイドブック。

2022年3月現在、残念ながら日本語訳は発売されていません。

 

Who’s Who in Westeros』は情報不足なので予想になってしまいますが、おそらくウェスタロスのキャラクターガイドブックのようなものだと思います。

「ダンクとエッグ」については後述しています。

 

『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚シリーズに"たくさん"関わっている

There are also the successor shows.   Those have taken a ton of my time and attention this year.    I have seen some comments out there questioning how much I am involved in these new series.   The answer is: a lot.   Deeply, heavily involved in every one of the new shows.  It’s my world, and while I have been working closely with some fantastic writers and showrunners, ultimately it is up to me to try to keep the canon… well, canonical… and to do all I can to help make the new shows great.  (And I love these stories too).

翻訳

後継番組もある。今年、私の時間と注目を奪ったのはこれらだ。 私がこの新シリーズにどれだけ関わっているのか、疑問のコメントを見受ける。答えは、"たくさん"だ。新しい番組のひとつひとつに、深く、大きく関わっている。これらは私の世界だ。素晴らしい脚本家やショーランナーと密接に協力している。しかし最終的には、正史を守り、新しい番組が素晴らしいものになるよう、できる限りの努力をすることが私に課せられた使命。 (そして、これらのストーリーは大好きだ)。

 

後継番組とは、『ゲーム・オブ・スローンズ』の後継番組、つまり複数企画されている『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚シリーズのことです。

2022年3月現在、正式にゴーサインが出ている新シリーズは『House of the Dragon』のみ。

 

House of the Dragon』はとても気に入っている

So far, I am very excited.   HOUSE OF THE DRAGON has wrapped in London and is now in post-production.   What I have seen, I have loved.    I am eager to see more.   I am excited about the other successor shows as well, however.   I am dying to tell you all about them, but I am not supposed to, so…

Well, maybe there a few things I can tell you.   Things that HBO has previously announced, or hinted at, or…

翻訳

今のところ、すごく興奮している。『HOUSE OF THE DRAGON』はロンドンでの撮影を終え、現在ポストプロダクションに移行した。私が見てきたものは、とても気に入ってる。もっと見たい。しかしながら、他の後継番組にも期待している。 本当は全部話したいんだけど、話せないから...

まあ、いくつか言えることはあるかもしれないね。HBOが以前発表したもの、ほのめかしたもの、あるいは...

 

House of the Dragon』シーズン1の撮影は2022年2月に終了しています。

現在はポスプロ段階なのでまだまだ公開できるような状態ではないようですが、2021年末にジョージ・R・R・マーティンは第1話のラフカット(未完成版)を観たと発言していました。

原作者ジョージ・R・R・マーティン『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』第1話を観た感想を明かす「かなり気に入った」

明けましておめでとうございます!! 今年2022年は、IMDbが発表した「最も期待される2022年の新TV番組」の第1位に選ばれた、『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚スピンオフドラマ『ハウス・オブ・ ...

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HBO向けの実写番組やHBO Max向けのアニメ番組を企画中

We are developing live action shows for HBO, and animated shows for HBO Max.   No, can’t tell you how many.   But it is my hope that a number of these shows will get on the air.  Not all, no, it is never all, but more than one.   I certainly hope so.  Some of the ideas we are working on are quite different in tone and approach than what has gone before, and that thrills me.   The world of Westeros (and Essos, etc) is huge, and there is room in it for many types of stories, about a wide range of characters.

翻訳

我々は、HBO向けの実写番組や、HBO Max向けのアニメ番組を企画中だ。 いえ、数は言えない。しかし、これらの番組のいくつかが放送されることが私の望みだ。 すべてではない、いや、いつでもすべてではないが、1つ以上。私はそう願っている。今取り組んでいるアイデアの中には、これまでとはまったく異なるトーンやアプローチのものもあり、それはそれでワクワクする。ウェスタロス(とエッソスなど)の世界は広大で、そこには様々なタイプの物語、様々なキャラクターを描く余地がある。

 

『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚シリーズはHBOで放送、また動画配信サービスのHBO Maxで配信されます。

日本の場合は、米ワーナーメディア(HBOの親会社)と日本での独占パートナーシップ契約を結んだU-NEXTで配信予定。

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『ゲーム・オブ・スローンズ』前日譚シリーズは実写やアニメ、複数の新シリーズが企画段階にありますが、前述したとおり正式にゴーサインが出ているのは『House of the Dragon』のみとなっています。

 

「THE SEA SNAKE」、「TEN THOUSAND SHIPS」、「A KNIGHT OF THE SEVEN KINGDOMS」の実写化が企画段階

What can I tell you?  Well, let’s see.   Bruno Heller, the creator and showrunner of ROME, is writing his pilot script for the Corlys Velaryon series.   That one started out as NINE VOYAGES, but now we’re calling it THE SEA SNAKE, since we wanted to avoid having two shows with numbers in the title.   The other one TEN THOUSAND SHIPS, the Nymeria series.   Amanda Segel, our showrunner, has delivered a couple drafts of that one, and we are forging ahead.   The third of the live action shows is the Dunk & Egg series, helmed by Steve Conrad.   My team and I have had some great sessions with Steve and his team, and we really hit it off.   He’s determined to do a faithful adaptation of the stories, which is exactly what I want; these characters and stories are very precious to me.   The first season will be an adaptation of the first novella, “The Hedge Knight.”   Contrary to what you may have read on line, the show will not be called DUNK & EGG, which could be mistaken for a sitcom by viewers unfamiliar with the stories.   We’re leaning toward A KNIGHT OF THE SEVEN KINGDOMS for the series title, though THE HEDGE KNIGHT has its partisans as well.

翻訳

私は何が話せるのだろうか?まあ、みてみよう。『ROME(ローマ)』のクリエイター兼ショーランナーであるブルーノ・ヘラーは、「コアリーズ・ヴェラリオン・シリーズ」の第1話の脚本を執筆中だ。 これは、最初は「NINE VOYAGES」だったのだけれど、タイトルに数字が入る番組が2つあるのは避けたいということで、今は「THE SEA SNAKE」と呼んでいる。

もうひとつは、「ナイメリア・シリーズ」の「TEN THOUSAND SHIPS」。ショーランナーであるアマンダ・シーゲルは、その原稿を2、3回提出し、私たちは前進しているところだ。 

実写番組の3作目は、スティーブ・コンラッドが指揮をとる「ダンク&エッグ・シリーズ」。私と私のチームは、スティーブや彼のチームと素晴らしいセッションを行い、本当に意気投合した。彼は、この物語を忠実に映像化することを決意しており、それはまさに私が望んでいるもの。これらのキャラクターと物語は、私にとって非常に大切なものだからね。シーズン1は、最初の小説『The Hedge Knight(草臥しの騎士)』の映像化となる。ネットの情報とは違い、番組のタイトルは「DUNK & EGG」にはならない。物語を知らない視聴者がシットコムだと勘違いする可能性があるため、使用しない。 シリーズタイトルは「A KNIGHT OF THE SEVEN KINGDOMS(七王国の騎士)」を推しているが、「THE HEDGE KNIGHT」を支持している者もいる。

 

コアリーズ・ヴェラリオン(別名:〈海蛇〉)役のスティーヴ・トゥーサント

出典:hbo.com

「NINE VOYAGES」改め「THE SEA SNAKE(仮題)」は、コアリーズ・ヴェラリオンによる《The Sea Snake(海蛇)》の大航海を描くシリーズで、舞台は『ゲーム・オブ・スローンズ』の約200年前。

コアリーズ・ヴェラリオンは、『House of the Dragon』でスティーヴ・トゥーサントが演じるキャラクター。

「THE SEA SNAKE(仮題)」も同じくスティーヴ・トゥーサントが起用されるかは不明。

 

戦士女王ナイメリア

出典:fandom.com

「TEN THOUSAND SHIPS(仮題)」は戦士女王ナイメリアが、ロイン人を率いて〈ナロー・シー(狭い海)〉を渡りドーンに上陸する物語。

原作小説シリーズで何度か言及されており、さらに詳しい内容は日本語未訳のガイドブック『The World of Ice & Fire』に記載されています。

 

コアリーズ・ヴェラリオンを主人公とする「THE SEA SNAKE(仮題)」や戦士女王ナイメリアの物語を描く「TEN THOUSAND SHIPS(仮題)」は下の記事でもう少し書いています(同記事にある「Flea Bottom」は制作されないことが決定したので、無視してください)。

「ゲーム・オブ・スローンズ」さらに3つのスピンオフが企画中、これで計7作?【21年3月時点】

『ゲーム・オブ・スローンズ』に関連したスピンオフ作品がさらに3つも企画段階にあることが分かりました。 ※(21年5月9日更新)「ロバートの反乱」=『ゲーム・オブ・スローンズ』のブロードウェイ舞台である ...

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「A KNIGHT OF THE SEVEN KINGDOMS(仮題)」あるいは「THE HEDGE KNIGHT(仮題)」は、サー・ダンカン・ザ・トール(あるいは長身のサー・ダンカン)と呼ばれるダンクと、後にエイゴン・ターガリエン五世として王位につくエッグの冒険を描く物語。

通称「ダンクとエッグの物語」と呼ばれており、時代設定は『ゲーム・オブ・スローンズ』の約90年前。

 

2022年3月時点で3作の中編、

  • 草臥しの騎士(旧題:放浪の騎士) /The Hedge Knight
  • 誓約の剣 /The Sworn Sword
  • 謎の騎士/The Mystery Knight

が書かれており、それらをまとめた『七王国の騎士A Knight of the Seven Kingdoms』が出版されています。

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グラフィック・ノベル(アメリカン・コミック)も発売されています(英語版のみ)。

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前述のとおり、「ダンクとエッグの物語」はまだ完結しておらず、続編が出版される予定です(ちなみに、ジョージ・R・R・マーティンは全部で10作ほど出すと過去に宣言していました…)。

 

イ・ティを舞台にしたアニメシリーズ「THE GOLDEN EMPIRE」も企画段階

Over on the animated side… well, I am not allowed to talk about most of what’s happening, except to say that things are moving very fast, and I love love love some of the concept art I am seeing.   And.. wait, come to think of it, the news leaked several months ago that one of the animated shows would be set in Yi Ti.   That’s true.   Our working title is THE GOLDEN EMPIRE, and we have a great young writer on that one too, and I think the art and animation is just going to be beautiful.  I would tell you more if I could.   I don’t think I can say a word about the other animated shows.   Not yet.

翻訳

アニメの方は......ほとんど話すことはできないが、物事がとても速く進んでいることと、私が見ているいくつかのコンセプトアートはとてもとてもとても気に入っている、ということだけは伝えておく。 そして...待てよ、そういえば数ヶ月前に、アニメ番組のひとつがイ・ティを舞台にしたものになるというニュースが流れたことがあったな。その通りだ。仮題は「THE GOLDEN EMPIRE」で、こちらも素晴らしい若手脚本家が関わっており、アートとアニメーションがとにかく美しい作品になると思う。できることなら、もっと話したい。他のアニメ番組については、何も言えない。まだね。

 

ここまでの、

  • 『ゲーム・オブ・スローンズ』前日譚シリーズ第1弾「House of the Dragon」
  • コアリーズ・ヴェラリオンを主人公とする「THE SEA SNAKE」
  • 戦士女王ナイメリアを主人公とする「TEN THOUSAND SHIPS」
  • ダンクとエッグの物語に基づく「A KNIGHT OF THE SEVEN KINGDOMS」あるいは「THE HEDGE KNIGHT」

は実写ドラマ化の話でしたが、それとは別にアニメシリーズの制作も検討されています。

『ゲーム・オブ・スローンズ』のアニメシリーズがHBO Maxで企画の初期段階!

『ゲーム・オブ・スローンズ』に関連したアニメシリーズが、企画の初期段階にあることが分かりました。 いち早くスクープを取り上げたHollywood Reporterは「(放送配信権をもつ)HBO Max ...

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2021年7月に、『ゲーム・オブ・スローンズ』のアニメシリーズが全部で3作、企画されているというニュースが流れました。

そのうちの1つは、エッソス大陸にあり、クァースよりもさらに東に位置するイ・ティが舞台の「THE GOLDEN EMPIRE(仮題)」。

『ゲーム・オブ・スローンズ』2作のスピンオフアニメが企画中?うち1つは「イ・ティ」が舞台に!

良いニュースと悪いニュース。   まず、良いニュースから。 HBOは『ゲーム・オブ・スローンズ』のスピンオフアニメを“さらに”2作も企画していると、The Hollywood Reporte ...

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イ・ティは、中国と極東をイメージして描かれた世界。

原作小説では少ししか触れられていませんが、ガイドブック『The World of Ice & Fire』(日本語未訳)に歴史や特徴が詳しく記載されています。

 

ジョージ・R・R・マーティンは大忙し…

So… there is lots going on.

And HOUSE OF THE DRAGON is coming soon.   That’s what you will see first.

And me?  I will continue to work with the writers and showrunners and directors and producers on all these shows.   Plus ROADMARKS for HBO, and DARK WINDS for AMC, and WILD CARDS for UCP and Peacock.   And NIGHT OF THE COOTERS should be finished this month.

And in addition to all that, let me say one again, yes, I am still working on WINDS OF WINTER.

翻訳

だから...いろいろあるんだよ。

そして「HOUSE OF THE DRAGON」はもうすぐだ。最初に見れるのはそれになる。

え、私? 私は、これらすべての番組の脚本家、ショーランナー、監督、プロデューサーと一緒に仕事を続けていくつもりだ。それにHBOの「ROADMARKS」、AMCの「DARK WINDS」、UCPとPeacockの「WILD CARDS」もね。   そして「NIGHT OF THE COOTERS」は今月中に終わるはず。

それに加えて、もう一度言うが、そう、私はまだ『WINDS OF WINTER(冬の狂風)』の執筆の途中だ。

 

2021年4月、ジョージ・R・R・マーティンがHBOと5年間で推定10億ドルの超大型包括契約を結んだことが報じられました。

この契約により、マーティンはHBOがドラマ化を企画しているロジャー・ゼラズニイのファンタジー小説「Roadmarks(ロードマークス)」の制作総指揮を務める予定です。

(あと、ブログでは触れらませんでしたが、ナディ・オコアラフォーのSF小説「Who Fears Death」もHBOでドラマ化の話が上がっており、マーティンはこの作品でも制作総指揮として関わる予定)

 

そしてHBOとは別に、AMC(テレビ局)では「Dark Winds」を、UCPとPeacock(動画配信サービス)では「Wild Cards」のドラマ化にもマーティンが携わることになっています。

 

「Night of the Cooters」はハワード・ウォルドロップのSF小説に基づくショートフィルム。

マーティンはこの作品のプロデューサーを務めています。

 

さらにさらに、これもブログで触れられていませんが、ポール・W・S・アンダーソン監督&脚本、ミラ・ジョボビッチ主演で小説「In the Lost Lands」の映画化にも参加しており…

まあ要は大忙しということですが、「ウェスタロスと『氷と炎の歌』の世界が最優先事項である」と本人が言っているので、『WINDS OF WINTER(冬の狂風)』にも期待したいところですし、『House of the Dragon』以外の前日譚シリーズにも正式なゴーサインが出ることを祈っています。

 

 

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-GOT スピンオフ, ハウス・オブ・ザ・ドラゴン/House of the Dragon, 氷と炎の歌/書籍