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最終更新:2026年11月1日(早川書房の各巻の商品ページ、国立国会図書館の書誌データ、Amazon.co.jpの商品ページ、ジョージ・R・R・マーティンの公式ブログで確認)
ドラマ『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作は、ジョージ・R・R・マーティンの小説『氷と炎の歌』(A Song of Ice and Fire)です。日本語版は早川書房から出ていて、いま新品で手に入るのはハヤカワ文庫SFの全5部・12冊です。原作はまだ完結していません。この記事では、何巻あるのか、どの版をどの順番で読めばいいのか、ドラマのどこに当たるのかを、出版社の情報と作者の公式ブログをもとにまとめます。
先に結論(2026年11月1日時点)
・日本語版は第1〜5部。いま新品で出ているのはハヤカワ文庫SFの12冊で、全巻にKindle版がある
・読む順番は第1部『七王国の玉座』から番号どおり。第4部と第5部は、前半が同じ時期を別の人物で描いている
・第1部と第2部は「改訂新版」(2012年)。第4部から訳者が代わったのに合わせて、用語と人名をそろえた版
・第6部・第7部は出ていない。作者の公式ブログでも、第6部の完成の知らせはまだない
・ドラマはシーズン6から原作を追い越した(作者のブログ)。原作にしか出てこない人物や、ドラマと違う展開が多い
全巻一覧(いま新品で出ている版)
| 部 | 日本語の題/原題 | 文庫の冊数 | 訳者 | 文庫の刊行 | Kindle版 |
|---|---|---|---|---|---|
| 第1部 | 七王国の玉座〔改訂新版〕 A Game of Thrones |
上・下(2冊) | 岡部宏之 | 2012年3月 | 上/下 |
| 第2部 | 王狼たちの戦旗〔改訂新版〕 A Clash of Kings |
上・下(2冊) | 岡部宏之 | 2012年6月 | 上/下 |
| 第3部 | 剣嵐の大地 A Storm of Swords |
上・中・下(3冊) | 岡部宏之 | 2012年10月 | 上/中/下 |
| 第4部 | 乱鴉の饗宴 A Feast for Crows |
上・下(2冊) | 酒井昭伸 | 2013年1月 | 上/下 |
| 第5部 | 竜との舞踏 A Dance with Dragons |
上・中・下(3冊) | 酒井昭伸 | 2016年9〜11月 | 上/中/下 |
※第5部は、文庫の前に単行本(全3冊・2013年)も出ています。刊行の時期は早川書房の商品ページの表示です。Kindle版は、2026年11月1日に商品ページで出ていることを確かめました。
文庫は全部で12冊です。厚さの目安として、第1部の上巻は704ページあります(早川書房の商品ページ)。
読む順番
日本語版も原書と同じく、刊行の順に第1部から第5部まで番号がついています。第1部『七王国の玉座』の上巻から、番号どおりに読みます。
ひとつだけ変わっているのが、第4部『乱鴉の饗宴』と第5部『竜との舞踏』の関係です。作者の公式ブログ(2010年2月)によると、この2冊はもともと1冊の予定だった原稿を分けたものです。第5部の前半は第4部と同じ期間を、第4部に出てこなかった人物の側から描き、その後は第4部より先の話に進みます。第4部で、おなじみの人物が出てこないのはこのためです。
改訂新版と旧版の違い
第1部と第2部には「改訂新版」があります(2012年刊行)。いま新品で出ている文庫は、この改訂新版です。
- なぜ改訂されたか:第4部から日本語版の訳者が岡部宏之さんから酒井昭伸さんに代わり、用語や人名の訳し方が変わったため
- 何が変わったか:訳文は岡部さんの訳のままで、用語と人名の一部を第4部に合わせてそろえた。たとえば〈夜警団〉は〈冥夜の守人〉になった(第1部〔改訂新版〕の巻末解説・大野万紀)
- 分冊の数:旧版の文庫は第1部・第2部とも5冊ずつ。改訂新版は上下2冊ずつ
旧版(単行本・文庫)は、早川書房のサイトで検索しても出てこなくなっています。中古で見かけるのは旧版のことがあるので、題に〔改訂新版〕があるかを確かめると安心です。第3部『剣嵐の大地』の文庫(2012年)は、題に〔改訂新版〕がつきません。用語がそろえられているかは、出版社の公開している情報では確かめられませんでした。
ドラマのどこまでが原作?
| ドラマ | 原作 | 根拠 |
|---|---|---|
| シーズン1 | 第1部『七王国の玉座』 | シーズン2が第2部、という作者の説明から |
| シーズン2 | 第2部『王狼たちの戦旗』 | 作者のブログ(2011年4月) |
| シーズン3 | 第3部『剣嵐の大地』のおよそ前半 | 作者のブログ(2012年4月) |
| シーズン4・5 | 第3部の後半以降 | どの巻に当たるかの公式の説明は見つからない |
| シーズン6〜8 | 原作にまだない展開 | 作者のブログ(2016年1月)「ドラマが原作に追いついた」 |
作者は公式ブログで、ドラマと原作の違いをいくつも挙げています。
- ドラマでは死んだが、原作では(2016年の時点で)生きている人物がいる。たとえばバリスタン・セルミー、スタニス、シリーン、ミアセラ、マンス・レイダー
- 原作にだけ出てくる人物がいる。たとえばアリアン・マーテル、ヴィクタリオン・グレイジョイ
- 結末について聞かれ、ドラマと同じところもあれば違うところもある、と答えている(2019年5月)
ドラマを見終えた人が読んでも、知らない人物や展開に出会えるということです。原作でも最後に王になるのはあの人なのか、の予想はこちら。
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『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作小説でも、最後に王になるのはあの人か?
原作小説『氷と炎の歌』の全巻一覧・読む順番・改訂新版の違い・ドラマとの対応は、こちらにまとめています(2026年11月)。 ジョージ・R・R・マーティンがシカゴ公共放送局WTTWのインタビューに答え、 ...
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続き(第6部・第7部)はいつ出る?
第6部『The Winds of Winter』と第7部『A Dream of Spring』は、原書もまだ出ていません。
- 作者は2025年4月の公式ブログで、第6部の完成を知らせる話ではない、まだ先だ、と書いています
- 確かめた範囲では、作者がブログで第6部に触れたのは2025年5月が最後です。2026年の記事(9月まで)には、第6部の進み具合の話はありません
日本語版は、原書が出たあとに翻訳されます。日本語版の予定は、早川書房から発表されていません。
本編の外の物語(関連書)
| 本 | どんな本か | 日本語版 |
|---|---|---|
| 炎と血 Ⅰ・Ⅱ Fire & Blood |
ターガリエン家の歴史。ドラマ『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』の原作。原書の副題は「ゲーム・オブ・スローンズの300年前」 | 単行本2冊(2020年12月・2021年1月)。原書1冊を2冊に分けたもの。Kindle版:Ⅰ/Ⅱ |
| 七王国の騎士 A Knight of the Seven Kingdoms |
『七王国の玉座』の約百年前、〈草臥しの騎士〉ダンクと、その従者の少年エッグの物語(版元の紹介文)。中編「草臥しの騎士」「誓約の剣」「謎の騎士」の3編。ドラマ『七王国の騎士』の原作 | 文庫1冊(2020年1月)。単行本(2016年)もある。Kindle版:七王国の騎士 |
作者の公式ブログによると、ドラマ『七王国の騎士』のシーズン1は2026年1月に始まり、「草臥しの騎士」(The Hedge Knight)がもとになっています。シーズン2は「誓約の剣」(The Sworn Sword)がもとになる予定です。
どちらも本編を読んでいなくても読めます。家や人物の名前が本編とつながっているので、本編やドラマを知っているとより楽しめます。
『炎と血』の日本語版が出たときの記事はこちら。
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ターガリエン家の年代記『炎と血』が日本語訳でついに発売!『氷と炎の歌』シリーズ日本版カバー表紙まとめ
ついに!!ジョージ・R・R・マーティン著の『炎と血』が刊行決定&表紙公開!! 『炎と血』は2018年11月にリリースされていた原書『Fire & Blood』を二分冊し、2カ月連続で早川書房よ ...
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なお、世界設定の本『The World of Ice & Fire』は、日本語版が出ていません(国立国会図書館の検索・早川書房のサイトで確認)。
Kindle版で読むなら
第1〜5部と『炎と血』『七王国の騎士』は、すべてKindle版があります。文庫12冊を並べる場所がいりません。
- 読み放題の対象ではありません。2026年11月1日に商品ページで確かめたところ、どの巻にもKindle+(旧 Kindle Unlimited)やPrime Readingの対象という表示はありませんでした
- 早川書房のKindle版は、セールで安くなることがあります。以前のセールの記事はこちら
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『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作小説が50%OFF、早川書房のKindleセールが開催中
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よくある質問
原作は完結している?
していません。第5部『竜との舞踏』まで出ていて、第6部・第7部は原書も未刊です(2026年11月1日時点)。
全部で何冊?
いま新品で出ている文庫は、第1〜5部で12冊です。関連書の『炎と血』(2冊)と『七王国の騎士』(1冊)を加えると15冊になります。
旧版と改訂新版、どちらを読めばいい?
これから読むなら、いま新品で出ている改訂新版がおすすめです。第4部以降と用語がそろっているので、途中で呼び名が変わって戸惑うことが少なくなります。
ドラマを見たあとでも楽しめる?
楽しめます。作者が挙げているように、ドラマに出てこない人物や、ドラマと違う運命をたどる人物が多くいます。
まとめ
- 原作は『氷と炎の歌』。日本語版はハヤカワ文庫SFの第1〜5部・12冊で、全巻にKindle版がある
- 第1部『七王国の玉座』から番号どおりに読む。第4部と第5部は前半が同じ時期を別の人物で描く
- 第1部・第2部は〔改訂新版〕を選ぶと、第4部以降と用語がそろう
- 第6部・第7部は未刊。ドラマはシーズン6から原作を追い越した
- 関連書は『炎と血』(ハウス・オブ・ザ・ドラゴンの原作)と『七王国の騎士』
参考
- 七王国の玉座〔改訂新版〕上|早川書房
- 炎と血 Ⅰ|早川書房
- 七王国の玉座〔改訂新版〕|国立国会図書館サーチ
- 『七王国の玉座〔改訂新版〕』解説|大野万紀
- Not Done Yet(2010年2月15日)|George R.R. Martin
- Second Season!!!(2011年4月19日)|George R.R. Martin
- Season Three(2012年4月11日)|George R.R. Martin
- Last Year (Winds of Winter)(2016年1月2日)|George R.R. Martin
- An Ending(2019年5月20日)|George R.R. Martin
- Rolling Rolling Rolling(2025年4月7日)|George R.R. Martin

