『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』から“復活”することになってるカイロ・レンのマスクは、日本の伝統技法「金継ぎ(きんつぎ)」を参考にしていることが明らかとなりました。
イギリス映画雑誌『Empire 11月号』では、監督J・J・エイブラムがの以下のようにインタビューで語っています。
- カイロ・レンに亀裂が入ってるマスクを被せたのは意図的
- 日本では昔から陶磁器を修復する方法があり、ヒビが入っていても元の状態と同じくらい美しくなると考えられていて、マスクはそれと似ている
- カイロ・レンはマスクと同じように亀裂が入っていて、これには彼を物語る何かがある
- マスクでは彼を隠しきれず、やがて彼の行動は明らかとなるだろう
「陶磁器を修復する方法」=「金継ぎ」ですね。
キンツギは「金継ぎ」と書きます。茶の湯が盛んな室町時代に始まったもので、割れたり、欠けたりした陶器を漆で接着し、接着部分を金粉や銀粉で装飾して修復します。金継ぎの素晴らしさは、壊れてしまった陶器にそれ以上の芸術的な価値を吹き込んで、新たな風情や味わいのある作品を生み出すことです。
10ピース近くに割れてしまうと、こんなバラバラだったらなおらないですよね、、って言われがちだけど何ピースであろうとなおります。金継ぎしてみるとバラバラの過去の姿は思い出せない pic.twitter.com/qGgX6g5I5e
— 河井 菜摘 (@nano_723) October 3, 2019
特報、おもちゃ、雑誌など、やたらと取り上げられているこの修復されたマスク。
-
『スター・ウォーズ/エピソード9』新たなスチル写真をエンパイア誌が公開!
イギリス映画雑誌『Empire 11月号』より、シリーズ9作目となる『スター・ウォーズ/スカイウォーカーの夜明け』のスチル写真が公開されました。(ネットで見れるのは11月号の一部です) ...
続きを見る
単にカッコイイから、おもちゃにしたら売れそうだからではなく、もっと“修復”に意味のありそうですね。新しいマスクではなく、壊れてしまった同じマスクでなければならない理由が。
問題は、誰の指示によって修復されているのか。
「スター・ウォーズ セレブレーション2019」で公開された特報では、カイロ・レンではない何者かがマスクを修復していました。(手元がモジャモジャしているから、たぶんカイロじゃないでしょう。まあ予想ですが…)
特報の1:18頃
「スター・ウォーズ セレブレーション2019」で公開された特報
カイロ・レンのマスクは、ダークサイドを象徴している(もしくはダークサイド側になろうとしている)ことから、誰の意向によってあの同じマスクが修復されるのかが気になります。
カイロ・レン自身?
部下で仲間(?)のレン騎士団?
それとも裏ですべてを操っているかもしれないパルパティーン?
『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』(原題:The Rise of Skywalker)は2019年12月20日(金)公開。