『ゲーム・オブ・スローンズ』が舞台劇として上演されることが分かりました。The Hollywood Reporterによると、TVシリーズの16年前に起きた〈ハレンホールの馬上槍試合〉が描かれるとのこと。以下、同記事のポイントを抜粋してまとめ、また補足として原作小説『氷と炎の歌』の登場キャラクターや出来事を付け加えました。
ポイント
- 〈ハレンホールの馬上槍試合〉は〈ロバートの反乱〉のきっかけになった歴史的イベント
- お馴染みのキャラクターも登場、キャストは不明
- 舞台は3か所で上演予定、初演は2023年を目指す
- ジョージ・R・R・マーティンも制作スタッフのひとり
〈ハレンホールの馬上槍試合〉は〈ロバートの反乱〉のきっかけになった歴史的イベント
舞台で描かれる物語はTVシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』の前日譚にあたります。具体的には16年前の〈ハレンホールの馬上槍試合〉が舞台化される予定です。〈ハレンホールの馬上槍試合〉は〈ロバートの反乱〉のきっかけにもなった、ウェスタロス史において極めて重要なイベント。
大体の流れ
- ハレンホールで馬上槍試合が開催される
- レイガー・ターガリエンが優勝する
- 優勝したレイガーは、バラの冠をリアナ・スタークに捧げる(馬上槍試合では、優勝者が一番美しいと思う人にバラの冠を捧げるという儀式がある。優勝した既婚者レイガーは妻のエリア・マーテルではなく、ロバートの婚約者(ネッドの妹)であるリアナ・スタークにバラの冠を捧げた。)
- バラの冠がレイガーの妻のエリアに渡らず、会場が凍りつく
- レイガーとリアナの二人は駆け落ちする(世間ではレイガーがリアナを誘拐したと思われてる)
- リカード・スターク(ネッドの父)とブランドン・スターク(ネッドの兄)は狂王エイリス・ターガリエン2世に抗議するためキングズ・ランディングに行く
- 狂王はリカードとブランドンを処刑する
- ロバートやネッドが団結して〈ロバートの反乱〉を起こす
- 反乱は成功し、ターガリエン王朝は滅び、レイガーは死す
- 反乱も終わり、リアナはジョンの出産で亡くなる
お馴染みのキャラクターも登場、キャストは不明
舞台にはTVシリーズ『ゲーム・オブ・スローンズ』のお馴染みのキャラクターが多数登場すると公式に発表されています。
Featuring many of the most iconic and well-known characters from the series, the production will boast a story centered around love, vengeance, madness and the dangers of dealing in prophecy, in the process revealing secrets and lies that have only been hinted at until now.
ざっくり翻訳
この作品では、シリーズを代表する有名なキャラクターが多数登場し、愛、復讐、狂気、そして予言にまつわる危険を中心としたストーリーが描かれ、これまでほのめかされていた秘密や嘘が明らかになります。
この“シリーズを代表する有名なキャラクター”の具体的な名前はあがっていませんが、TVシリーズに登場する者で、〈ハレンホールの馬上槍試合〉に参加していたのは…
- エイリス・ターガリエン二世
- レイガー・ターガリエン
- リアナ・スターク
- エダード・スターク
- ベンジェン・スターク
- ロバート・バラシオン
- ジョン・アリン
- ジェイミー・ラニスター
- アーサー・デイン
- ジェラルド・ハイタワー
- バリスタン・セルミー
- オベリン・マーテル
- エリア・マーテル(名前だけ)
- ハウランド・リード
- ヨーン・ロイス
- メイス・タイレル
※〈ハレンホールの馬上槍試合〉が開催されていた時にはジョン・スノウやデナーリス・ターガリエンはまだ生まれていません
ただし、ここにいるキャラクター全員が舞台に登場するかは不明です。また、現段階ではキャストも発表されていません。
舞台は3か所で上演予定、初演は2023年を目指す
『ゲーム・オブ・スローンズ』の舞台は3か所での上演を予定しています。また、初演は2023年を目指しているとのこと。
- ブロードウェイ(アメリカ・ニューヨーク)
- ウェスト・エンド(イギリス・ロンドン)
- オーストラリア(具体的な場所は未発表)
ジョージ・R・R・マーティンも制作スタッフのひとり
『ゲーム・オブ・スローンズ』の原作者であるジョージ・R・R・マーティンは、『1984』の劇作家ダンカン・マクミランとともに脚本を執筆する予定です。その他制作スタッフには『The Courier』のドミニク・クックが演出家を、『The Illusionists』を手がけたサイモン・ペインターとティム・ローソンがプロデューサーを担当すると発表されています。
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「ハレンホールの馬上槍試合」はロバートの反乱のきっかけにもなったウェスタロス史の重要な出来事。#GOT お馴染みのキャラとしては若い時のネッド、ロバート、リアナ、レイガー、ジェイミー、オベリン、狂王、バリスタン・セルミー、アーサー・デインなどが登場します。(2/2) pic.twitter.com/Chgq4j7zit
— GameOfThronesJP (@GameOfThronesJP) March 30, 2021