『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』におけるレイア(演:キャリー・フィッシャー)の出演時間と、当初予定していた役割について、弟のトッド・フィッシャーがYahoo!Entertainmentのインタビューで明かしました。
ポイント
2016年末に60歳で急逝したキャリー・フィッシャーは、『エピソード7/フォースの覚醒』および『エピソード8/最後のジェダイ』の未使用映像をつなぎ合わせ、『スカイウォーカーの夜明け』に登場することになっています。
Yahoo!Entertainmentのインタビュー後、大手メディアはレイアが“最後のジェダイ”になる予定だった、と大きく取り上げて話題となっています。
ですが、、
私はそんなことよりも、レイアの出演時間は最長で8分間しかないことに注目をしました。以下、トッド・フィッシャーのインタビューをざっくり要約し、ポイントをまとめています。
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【要約】レイア役キャリー・フィッシャーの弟のインタビュー
She was going to be the big payoff in the final film,
She was going to be the last Jedi, so to speak. That’s cool right?
People used to say to me, ‘Why is it that Carrie never gets a lightsaber and chops up some bad guys,
Obi-Wan was in his prime when he was Carrie’s age!
ざっくり要約
- 彼女(キャリー)は最後の作品で大仕事をする予定だった
- 彼女(キャリー)は“最後のジェダイ”になる予定だった、カッコイイよね?
- たくさんの人が「なんでキャリーはライトセーバーで悪い奴らをやっつけないんだ?」って聞いてくるのです
- オビ=ワンはキャリーの年齢のときが絶頂期だったからね
The truth is that J.J. Abrams was great friends with Carrie... he had an extraordinary sense of love for her,
They had eight minutes of footage,
They grabbed every frame and analyzed it... and then reverse-engineered it and [got] it into the story the right way. It’s kind of magical.
ざっくり要約
- 実はJ.J.エイブラムスとキャリーはとても仲が良かった
- (未使用の)映像は8分間もあった
- フレームごとに切り取り、分析し、リバースエンジニアリングして物語にハマるようにした
- まるで魔法のようだ
This is, in its own way, a payoff. ... It’s Carrie talking to us all from beyond. The beautiful thing about the concept of the Force is that there is no real death; you just exist in another dimension. So Carrie is looking down or sideways or wherever and is still part of us. To be able to see that — it’s magical stuff only in the movies.
ざっくり要約
- これは独特な結末を迎える
- キャリーが私たちに話しかけてくれている
- フォースの美しいところは、“本当の死がない”こと、ただ“別の次元にいるだけ”ということ
- キャリーは上から、横から、どこからか見てくれていて、私たちの一部であり続けている
- それを実際にみれるのは、映画ならではの魔法だね
レイアの『スカイウォーカーの夜明け』の出演時間は長くても8分間?
トッド・フィッシャーの発言「レイアの未使用の映像は8分間もあった」の裏を返せば、、
『スカイウォーカーの夜明け』におけるレイアの出演時間は最長でも8分間しかない、と捉えることができます。(しかも最も長くて8分間)
The role of Leia Organa will once again be played by Carrie Fisher, using previously unreleased footage shot for Star Wars: The Force Awakens.
We were never going to recast, or use a CG character.
StarWars.comより引用
※ルーカスフィルムは「レイア役に別の女優を起用、あるいはCGで再現することはしない」と宣言している。
『スカイウォーカーの夜明け』の
- 4月12日に公開された初特報
- 10月21日に公開された最終予告編
の2つの映像に登場するレイアのシーンは、まったく同じものが再利用されています。(※ちなみに森の惑星にるレイアのシーンは、映画冒頭になると監督J・J・エイブラムスが公表している)
4月12日に公開された初特報の01:33頃
10月21日に公開された最終予告編の01:32頃
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異なる映像なのに、レイアのシーンだけが同じ。
これに加え、キャリー・フィッシャーの未使用映像は8分間のみの事実。
8分間の材料をどう料理していくかが興味深いですが、もしかしたら
- 冒頭でレイ(及びレジスタンス)に○○しなさいと指示して見送り
- ラストにちょろっただけ姿を現して終わり(ビッグバトルに参戦する映像があるとは思えない)
なんていうカメオ出演てきな方法での登場になってしまうかもしれないですね。
『スター・ウォーズ』における最重要人物のひとりでもレイアの物語。
どのように幕を閉じるのでしょうか…
『スター・ウォーズ エピソード9/スカイウォーカーの夜明け』(原題:The Rise of Skywalker)は2019年12月20日(金)公開。