ゴールデンステイト・ウォリアーズ。
4連敗。
この2つの言葉が結び付くなんて、久しぶりだ。それもそのはず、スティーブ・カーHCが指揮をとってから初の出来事。ウォリアーズが4連敗をしたのは、なんと2013年2月下旬以来!
4連敗の原因はいろいろ考えられる。
- ケビン・デュラントとドレイモンド・グリーンの衝突
- ドレイモンド・グリーンのケガ(右足親指の捻挫)
- ぷちブレイク中だったアロンゾ・マッキニーもケガ(左足の捻挫)
- クレイ・トンプソンのスリーポイントの調子が悪い(今季スリーの確率32.4%はキャリアワースト)
そしてもちろん、ステフィン・カリーのケガ(左ひざ)による離脱だ。
「史上最強クラス」と言われているゴールデンステイト・ウォリアーズ。
しかし、ステフィン・カリーを抜くと「普通のチーム」になってしまうことを数字をもって説明しよう。
この記事のもくじ
2018‐19年シーズン「ステフィン・カリー抜き」のゴールデンステイト・ウォリアーズの成績
今季18‐19年シーズン、19試合経過時点のゴールデンステイト・ウォリアーズのチーム成績です。(11月23日現在)
ステフィン・カリー出場 | ステフィン・カリー欠場 | |
勝敗 | 10勝2敗 | 2勝5敗 |
1試合平均得点数 | 122.4 | 103.4 |
1試合平均得失点差 | 10.6 | -6.6 |
1試合平均スリーポイント成功数 | 13.0 | 8.0 |
ステフィン・カリーひとりが欠場すると、1試合平均得点数は122.4 ⇒ 103.4にガタ落ち。
攻撃型の戦法となっている今季のNBAで103.4点がどのくらい悪いか?
なんと、30チーム29位のクリーブランド・キャバリアーズの同じだ。キャバリアーズは勝敗順位で今季ビリのチーム。
ケビン・デュラントではなくステフィン・カリーが間違いなくエース!
「ステフィン・カリーとケビン・デュラント、どっちがエースなの?」問題をここで解決させたいと思う。ケビン・デュラントがウォリアーズに移籍した2016‐17年シーズン以降のチーム成績を数字でみてみると…
- カリー&デュラントが両方出場: 119勝28敗(勝率.810)
- カリーのみ出場(デュラント欠場): 24勝3敗(勝率.889)
- デュラントのみ出場(カリー欠場): 25勝15敗(勝率.625)
さらに、補足すると
- カリーのみ出場(デュラント欠場)は現在21連勝中
- カリーのみ出場(デュラント欠場)の勝率.889をレギュラーシーズンの82試合に換算すると73勝9敗ペース
- デュラントのみ出場(カリー欠場)の勝率.625をレギュラーシーズンの82試合に換算すると51勝31敗ペース
なんと、カリーのみ出場(デュラント欠場)した場合はあの伝説の73勝9敗を記録したシーズンと同じ勝率なのだ!!
一方で、デュラントのみ出場(カリー欠場)は51勝31敗。プレーオフシード権上位の「そこそこ強い」って感じ。
ステフィン・カリーが欠場するゴールデンステイト・ウォリアーズは負け越している
スティーブ・カーHCが指揮をとって以来(14年~)のゴールデンステイト・ウォリアーズの成績は254勝48敗。
ステフィン・カリーが欠場した試合の勝敗は、22勝23敗。
なんと、負け越しているのだ…
ゴールデンステイト・ウォリアーズは間違いなくNBAの歴史上トップのチーム。(96年ブルズといい勝負)
しかし、ステフィン・カリーひとりがいなくなるとまるで「普通のチーム」になってしまう。
改めてステフィン・カリーの凄さがわかるような記録の数々だ。
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3P成功数が歴代5位に浮上したステフィン・カリーのヤバすぎる記録
ぷはー。 10月24日に行われたワシントン・ウィザーズ@ゴールデンステイト・ウォリアーズ戦、ステフィン・カリーが大爆発。第3クォーターまで11本の3ポイントシュートを沈め、計51得点をマ ...
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