『ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー』の舞台の前、キャシアン・アンドーを主人公とする新テレビシリーズ。そのパイロット版の脚本、複数話の監督にトニー・ギルロイが起用されるとVarietyが報じています。
トニー・ギルロイといえば、『ローグ・ワン』の監督ギャレス・エドワーズに代わって、大規模な再撮影を担当した人物。
映画に続いて、同作の前日譚シリーズを手がけるニュースは、スター・ウォーズ・ファンにとっては吉報といえるかもしれません。そして再び製作を依頼するルーカスフィルムは、ギルロイ氏の仕事によっぽど満足している証拠ともいえるでしょう。
ところで(というか今更だけど)『ローグ・ワン』のどこが再撮影の対象となり、どのように修正されたのでしょうか。
同作の編集を担当したジョン・ギルロイ(トニー・ギルロイの弟)とコリン・グーディーが、Yahoo Movies UKのインタビューでほんの少しだけ明かしています。
- オープニングとその他を肉付けした
- <追加>キャシアン・アンドーがスパイ活動をするシーン
- <追加>惑星ジェダでボーディー・ルックがソウ・ゲレラの基地まで歩くシーン
- <追加>ジン・アーソが輸送車から脱出するシーン
- 第3幕(終盤)もかなり修正した
- ヒーローたちが行ったことを変えた
- 他にもあるが、具体的にどこの箇所かは言えない
明らかとなっている部分はこれだけで、多くは語られていません。
ですが、大手メディアは映画の40%相当のシーンが撮り直されたとレポートしており、ルーカスフィルムもこの報道を否定していません。噂によると、
- エンディングでみられたダース・ベイダー無双モードも再撮影で追加した(もともと撮っていなかった)
- 「ローグ・ワン」のメンバーのなかで生き残る者もいた(ストーリーも大幅に変更した)
などの部分はトニー・ギルロイが主導となり、ギャレス・エドワーズ監督の『ローグ・ワン』を“修正”したのだとか。
たしかに、公式特報や予告編をみても、映画本編からカットされたシーンがあまりにも多すぎる。(しかもセリフも全然違う)以下、カットされたシーンをまとめてみました。
特報①2016年4月7日リリース(映画公開の約8か月前)
その①
特報だと、ソウ・ゲレラは髪を剃っているが、映画本編では下の画像のとおりフサフサ。

出典:StarWars.com
その②
惑星スカリフの地上を歩くオーソン・クレニック。
その③
走る(逃げる)ジン・アーソ(右手にデス・スターの設計図?)とキャシアン・アンドー。
その④
振り向くジン・アーソ。
予告編①2016年8月12日リリース(映画公開の約4か月前)
その①
同じコックピット内いるジン・アーソとキャシアン・アンドー。
その②
予告編②2016年10月13日リリース(映画公開の約2か月前)
その①
惑星ジェダの、ジェダイ騎士の形をした岩。(映画本編では別の角度から撮られている)
その②
おそらく(?)オーソン・クレニックと話すダース・ベイダー。
その③
オーソン・クレニックに向かって歩くグランド・モフ・ウィルハフ・ターキン。
ご覧のとおり、特報と予告編だけでもこんなにもカットされたシーンがあります。
もし再撮影を行っていなければ、もしギャレス・エドワーズ監督に代わってトニー・ギルロイが修正を加えていなければ、我々が知っている『ローグ・ワン』と全然違った可能性がありますね...
『ローグ・ワン』の舞台の前、キャシアン・アンドーを主人公とする実写テレビシリーズは「Disney+」で独占配信を予定しています。
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