更新情報
NBA19-20年シーズンの再開が正式に決まったので、記事内容を更新しました。記載しているほとんどの情報は、予想決定事項になります。
コロナウイルスの影響で3月からシーズンを中断しているNBAが、「22チームを集めて再開する」ことが正式に決まった。
ポイント
日本時間6月4日(現地3日)では、あくまでも“可能性が高い”だけであって、再開決定ではない再開決定は、日本時間6月5日(現地4日)に開催される理事会にて、オーナーと選手会の投票&承認が必要となる- 日本時間6月6日(現地5日)、オーナーと選手会の投票⇒承認⇒シーズン再開が決定した
So the NBA's inviting 22 teams to Orlando: 13 Western Conference, 9 Eastern Conference. Eight-regular season games per team. Play-in for the 8th seeds. July 31-October 12. Vote tomorrow to ratify.
The NBA's back.— Adrian Wojnarowski (@wojespn) June 3, 2020
Sources: The NBPA’s player representatives approved the NBA’s 22-team format to complete the 2019-2020 season.
— Adrian Wojnarowski (@wojespn) June 5, 2020
この記事では、「NBA22チーム再開プラン」の試合形式やスケジュールなど、どのように開催されるかをまとめている。
参考にした記事
この記事のもくじ
NBAシーズン再開は現地7月31日から、各チームは“シーディングゲーム”をそれぞれ8試合プレイ
基本事項
- 再開時期⇒日本時間8月1日(現地7月31日)~最長で10月13日(NBAファイナル第7戦までもつれた場合)
- 試合会場⇒すべてフロリダ州オーランドにあるディズニーの私有地であるスポーツ施設「ESPNワイド・ワールド・オブ・スポーツ」
- コロナウイルス対策⇒すべての試合は無観客、出場選手は毎日欠かさず抗体検査を行う、選手やチーム関係者などはシーズン終了(敗退)までずっとオーランドのディズニーワールドに滞在する
レギュラーシーズン(シーディングゲーム)
- 全30チーム中、シーズン中断される前の上位22チームでレギュラーシーズン再開(下位8チームは1試合もプレイしない)
- 出場できる各チームはレギュラーシーズンをそれぞれ8試合プレイ
⇒これは通称「シーディングゲーム(seeding game)」と呼ばれる、プレイオフのシードを決めるためのゲーム - レギュラーシーズン(シーディングゲーム)は16日間にわたって開催、一日の試合数は5~6、各チームは最低でも1回は連戦あり
プレイオフ(及び“プレイイン”トーナメント)
- 場合によっては、各カンファレンスの8位と9位による“プレイイン”トーナメントもあり(※後述あり)
- プレイオフ及びファイナルは通常通り、7戦形式
出場できる(シーズン再開できる)上位22チームとは?
The NBA's return plan includes 13 Western Conference teams and nine Eastern Conference teams.
Here's who's in, according to @wojespn. pic.twitter.com/8s0qYYgLtt
— NBA on ESPN (@ESPNNBA) June 3, 2020
公式戦に出場できる22チームは、ウェスタン・カンファレンスから13チーム、イースタン・カンファレンスから9チーム。
これはシーズン中断される前の順位で「プレイオフに出場できる16チーム」+「各カンファレンスの8位チームと6.0ゲーム差以内にいるチーム」から構成される。
ウェスタン・カンファレンスの13チーム
- レイカーズ:49勝14敗
- クリッパーズ:44勝20敗
- ナゲッツ:43勝22敗
- ジャズ:41勝23敗
- サンダー:40勝24敗
- ロケッツ:40勝24敗
- マーベリックス:40勝27敗
- グリズリーズ:32勝33敗
- ブレイザーズ:29勝37敗(8位とのゲーム差は3.5)
- ペリカンズ:28勝36敗(8位とのゲーム差は3.5)
- キングス:28勝36敗(8位とのゲーム差は3.5)
- スパーズ:27勝36敗(8位とのゲーム差は4.0)
- サンズ:26勝39敗(8位とのゲーム差は6.0)
イースタン・カンファレンスの9チーム
- バックス:53勝12敗
- ラプターズ:46勝18敗
- セルティックス:43勝21敗
- ヒート:41勝24敗
- ペイサーズ:39勝26敗
- シクサーズ:39勝26敗
- ネッツ:30勝34敗
- マジック:30勝35敗
- ウィザーズ:24勝40敗(8位とのゲーム差は5.5)
逆に、出場できないチームはホーネッツ、ブルズ、ホークス、ピストンズ、ニックス、キャバリアーズ、ティンバーウルブズ、ウォリアーズ。
となると、ヴィンス・カーター(現ホークス)の現役最後の試合は終わってしまった…
8位と9位による“プレイイン”トーナメントとは?
各カンファレンスの8位と9位が4.0ゲーム差未満でレギュラーシーズンを終えた場合、その2チームはプレイオフ進出をかけたトーナメントを行う。
これは通称“プレイイン”(play-in)トーナメントと呼ばれる試合形式で、8位のチームが2敗、9位チームは1敗で敗退となる。
たとえばシーズン中断前ではウェスト13位だったサンズの場合、、
再開後のレギュラーシーズン(シーディングゲーム)はたったの8試合しかない。だから8位とのゲーム差6.0のサンズのプレイオフ進出は厳しいように思える。
しかし、このプレイイン・トーナメントがあるおかげで、「9位を目指せばいい=9位に滑り込めばプレイオフ進出の可能性が残されている」というわけだ。
13位のサンズと、9位のブレイザーズのゲーム差2.5。
20-21年シーズンのスケジュール
Target NBA schedule from '19-'20 to '20-'21 season
∙ Training camp - July 9-11
∙ '19-'20 season - July 31-Oct. 12
∙ Draft lottery - Aug. 25
∙ NBA Draft - Oct. 15
∙ Free agency - Oct. 18
∙ '20-'21 training camp - Nov. 10
∙ '20-'21 season start - Dec. 1(via @wojespn) pic.twitter.com/H1C8N60DKn
— SportsCenter (@SportsCenter) June 4, 2020
予定どおり19-20年シーズンが日本時間8月1日(現地7月31日)に再開された場合は、20-21年シーズンは下記になる。
- 2020 NBAドラフトロッタリー⇒日本時間8月26日(現地25日)
- 2020 NBAドラフト⇒日本時間10月16日(現地15日)
- 2020-21 NBAシーズン(レギュラーシーズン)開幕⇒2020年12月2日(現地1日)
ドラフトの補足
2020 NBAドラフトの14のロッタリーチームは、
- 再開に含まれない8チーム
- 再開に含まれるもののプレイオフ不出場となる6チーム
となる。
プレイオフに出場する16チームは、レギュラーシーズンと“シーディングゲーム”(シーズン再開された後の8試合)を合わせた成績で下から順に指名していく。
2020-21 NBAシーズンの補足
多くの専門家は「クリスマス頃の開幕」を予想していたが、12月2日(現地1日)に前倒しされた。これは21年東京オリンピックが開催される前にシーズンを終わらせたいため。
また、レギュラーシーズンは通常通り82試合をプレイする予定。(※まだ正式に決定していない!)
その他・疑問点
- 出場できない8チームの選手の給料はどうなるのか(選手の年俸はレギュラーシーズンに対して支払われる)
- ホームコート・アドバンテージが無くなってしまうこと(得をするのはクリッパーズ?損をするのはレイカーズ?)
- 出場選手が緊急事態でオーランドのディズニーワールドから一時離れる⇒戻ってきたらまた2週間隔離しないといけない?
など、つめないといけない問題点はまだまだたくさんありそうだ。
まあ、なにはともあれ、NBAはシーズン再開に向けて大きな一歩を踏んだといってもいいだろう。
進捗あり次第、ブログを更新していきます~