イギリスBBCで特大ヒットとなった連続テレビドラマ『ボディガード -守るべきもの-』がいよいよNetflixで配信されました。このドラマは以前から自分の中の「絶対みたいリスト」に入っていました。なぜなら、『ゲーム・オブ・スローンズ』のロブ・スターク役ことリチャード・マッデンが主演だから。
で、肝心の中身はどうか?
「良かった?」と聞かれれば、「良かった、おもしろいかった」と答えるだろう。
「シーズン2が出れば見る?」と聞かれれば、「うん、みたい」と答えるだろう。(シーズン2の制作はまだ決定していない)
「一番の魅力は?」と聞かれれば、迷わずこう言う。
リチャード・マッデンが連呼する「マーム(マーン)」!!
以下、ネタバレ(になり得る)「マーム(マーン)」の意味と使い方を解説していきます。
感想、あらすじに関しては一切触れません。作品情報を求めているのであれば、別の記事を探してください。(笑)
やたらと連呼する「Ma'am」の意味と使い方
それでは、このドラマを既に見た前提で話を続けます。このシリーズ、主にデビッド・バッド(リチャード・マッデン)がやたらと「マーム(マーン)」を連呼しています。Netflix版予告編でも、数回に渡り「マーム(マーン)」が聞こえてくる。
女性に対して使っているからといって、「マーム = mom(お母さん)」という意味ではありません。
また、「マーン = man」でもありません。
ma'am です。
ma'am=
奥様、お嬢さん、先生、女王様、奥方様、上官殿
「ma'am」とは、女性に敬意をもって呼びかける場合に多く使われ、主に目上の人に対して使います。(男性に対して付ける「sir」(サー)と同じ感覚)
ポイント
『ボディガード -守るべきもの-』の吹き替えや日本語字幕では
- 「承知しました。」
- 「了解しました。」
- 「失礼致します。」
と記されている。
『ボディガード -守るべきもの-』に登場する権力者、たとえば内務大臣、警視総監、デイビッド直属の上司まで、ほとんどが女性。そのため、下っ端のデイビッドが事あるごとに「マーム(マーン)」と連呼し、我々視聴者は不思議な感覚に陥ります。
ただ、この不思議な感覚の原因は連呼だけではないはず。ぼくもそうですが、イギリス英語よりもアメリカ英語に聞き慣れているため、いつも聞いてる「ma'am」とは違った言葉に聞こえてしまいます。
]アメリカ英語版「ma'am」の発音
イギリス英語と全然違う「ma'am」でしょ?
ちなみに、この「ma'am」という言葉は「丁寧語」でもあり、同時に「失礼な言葉」という二面性をもっているので要注意です。目上の人(上司、上官など)やお客様(ホテル、レストランなど)で使う場合は「丁寧語」になる。しかし、年上の女性に使うことが多いので、「そんな歳取ってねーし! 👿 」と相手を怒らせる不思議な言葉です。
Did you just call me ma'am?
いま私のこと、「ma'am = 年上 = おばさん」と呼んだ?!
女性は非常にデリケートですね…
ぼくは「ma'am」の使用を避け、なるべく名前、分からな場合は「excuse me~」と呼ぶことにしています。
最後に
以上、「ma'am」の意味と使い方でした。
最後に、(どうでもいいけど)天才的ゲームを開発してしまったので、紹介させてください。
『ボディガード -守るべきもの-』で「ma'am」を一回言うたびにスクワットをしないといけないゲーム!
たぶん、ドラマ見終わったころには足パンパンになりますよ!(笑)
あなたも、これでリチャード・マッデンのドツボにハマること間違いなし!