
出典:DeNA.com
「0円タクシー」が東京都内でスタートしました。
こんなこと言われたら、「え、本当に0円?」「なんか裏がありそう…」と思っちゃいますよね。
そこでこの記事では「0円タクシー」を実際に体験した私が下記点を説明します。
- 「0円タクシー」の概要
- 「0円タクシー」の仕組み(なぜ「0円」で利用できるのか)
- 「0円タクシー」の乗り方と専用の配車アプリの使い方【画像あり】
「0円タクシーの概要なんていらない! 乗り方が早く知りたい! という方は目次を使ってジャンプしてください。
この記事のもくじ
「0円タクシー」はDeNAの配車アプリ「MOV(モブ)」を使うと利用できるサービス
ディー・エヌ・エー(DeNA)がはじめた「0円タクシー」とは、車両にラッピング広告を載せることなどで乗客の利用料金を無料にするサービス。初回のスポンサーは「どん兵衛」シリーズで有名な日清食品。
サービス内容をざっとまとめると、
- 目的地までの利用料金(迎車料金+運賃+有料道路通⾏料)が無料
- 都内の対象エリア(配車可能エリアは渋谷区、新宿区、港区、中央区、千代田区付近。運行可能エリアは東京23区全域)で50台が運行
- 実施期間は12月5日~12月31日
- 12月26日(水)~31日(月)限定で「日清のどん兵衛 天ぷらそば」を一人につき1個もらえる
- DeNAの配車アプリ「MOV(モブ)」から「0円タクシー by 日清のどん兵衛(通称:どん兵衛タクシー)」を選択して配車をすると専用タクシーが迎車。
乗車可能時間やその他注意点はDeNA公式プレスリリースもしくは配車アプリ「MOV」の公式ウェブページをご覧ください。
「0円タクシー」はなぜ「0円」なの?
そもそも「0円タクシー」はなぜ「0円」なのでしょうか?なぜ、乗客は無料で利用できるのでしょうか?
- 「商品/サービス」を知ってもらいたいスポンサー
- 配車アプリ「MOV(モブ)」の存在を知ってもらいたいDeNA
の2社が運賃をタクシー事業者に支払うことで、乗客は“タダ乗り”できるのです。
「0円タクシー」の概要

出典:dena.com
「0円タクシー」は乗客の代わりに、スポンサーが運賃を支払うことで成り立つ新しいビジネスモデル。上の図の通り、運賃はスポンサー⇒配車アプリ「MOV(モブ)」⇒タクシー会社という流れで決済されるため、乗客はお金を一切払うことなくタクシーを利用できます。
- スポンサーはタクシー車両にラッピング広告を載せ、車内のタブレットでCMを流すことによって「商品/サービス」を知ってもらう。
- DeNAの配車アプリ「MOV(モブ)」を使った場合のみ「0円タクシー」を利用できるようし、「アプリ」の存在を知ってもらう。
このように、2社とも自社商品/サービスにとってメリットがあるため、ユーザー(乗客)のタダ乗りが可能となりました。
このビジネスモデルは街中で配られる「広告つきポケットティッシュ」の仕組みと同じですね。ティッシュラッピングに広告をのせるスポンサーがティッシュ代を出しているから、われわれは無料でティッシュをもらえるのです。
「0円タクシー」の乗り方と配車アプリ「MOV(モブ)の使い方【画像あり】
通常のタクシーと違い、「0円タクシー」は手をあげても空車はつかまりません。「0円タクシー」を利用するにためにDeNAの配車アプリ「MOV(モブ)」からタクシーを呼び込むことが絶対条件です。アプリの使い方は簡単で、大きく分けると4つのステップで配車が可能。
- DeNAの配車アプリ「MOV(モブ)」をダウンロード
- ユーザー情報の入力
- タクシー会社の指定(0円タクシーをお気に入り登録する)
- 乗る場所を指定、タクシーを呼ぶ
step
1DeNAの配車アプリ「MOV(モブ)」をダウンロード
「App store」や「Google Play」で検索、もしくはMOV公式ウェブページからダウンロードできます。
step
2ユーザー情報の入力
氏名(ひらがな)や生年月日などを登録します。
step
3タクシー会社の指定(0円タクシーをお気に入り登録する)
①メニューバーから「タクシー会社・お気に入り」をクリック。
②検索バーに「0円」と入力。
③「0円タクシー」が出てきたら、☆を押してお気に入り登録する。(「0円タクシー」お気に入り登録しないと利用マップに表示されません)
step
4乗る場所を指定、タクシーを呼ぶ
①ピンを合わせて、乗る場所を指定。
②「ここで乗る」ボタンを押し、タクシーを呼ぶ
※「0円タクシー」を利用する場合は必ず「0円タクシーby〇〇」が選択されていることを確認してからタクシーを呼んでください。
「0円タクシー」は50台のみの運行なので、乗車するには“運”が必要です。(有料タクシーは台数が多いので、結構簡単に呼びこむことができます)
もし「0円タクシー」が配車できない場合は、「近くに車両がありません 場所を変えて再度お試しください」という注意文が赤く表示されます。
【予想】今後も様々な「0円サービス」に期待したい!
「0円サービス」のビジネスモデルは今に始まったことではない。「無料ティッシュ」「無料ブログ」や「YouTube」が“タダ”で利用できるのは、スポンサーがお金を出してくれるから。商品/サービスっを知ってもらう(体験してもらう)ことを目的に、スポンサーが利用者の代わりにお金を出しくれるのです。
そう考えると、今後も様々な「0円サービス/商品」が展開されることが予想できます。
- 企業ロゴが入ってる「0円Tシャツ」の無料配布
- SNSで拡散することを条件に食べれる「0円レストラン」
- 上映前後に広告が入る「0円映画」
次はどんな「0円」がでてくるのでしょう?
期待したいですね!